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    りま

    5ma2tgcf

    PROGRESS晏沈の転生もの番外編その1です。

    夜の帝王の記憶なし晏無師×記憶あり沈嶠で、晏無師の記憶を戻そうと沈嶠ががんばる話の🔞です。

    今回はお風呂でイチャイチャ編です🛀
    ⚠️攻めフェあります
    水槽の中の闘魚 エレベーターの中で晏無師の唇に酔いながら、沈嶠はこの先のことを想像していた。今世で出会ってから今日までの間にも何度も手を出されかけている。晏無師のことだ、前世でもそうだったように部屋に入って扉を閉じたらきっとすぐに始まるだろう。

     しかし、ついさっきまではこんなことになるとは想像もしていなかった沈嶠の胸の中は、喜びと同時に緊張がぐるぐると渦巻いていた。晏無師に想いが届かずどうやったら側にいられるかをずっと考えていたのに、急に記憶が戻り、今から身体を重ねることになるなんて……。いずれ抱かれるつもりでもいたし、ずっと晏無師に触れたいとも思っていた。しかし、晏無師は前世も今世も自分以外の身体を知り尽くしているのに対し、沈嶠は今世も性経験は皆無。さっきは誘うようなことを言ったものの、性技に関してはあまり自信がない。晏無師の期待に応えられるのかと不安になってくる。経験豊富な晏無師は、他の相手と自分を比べて失望しないだろうか。「こんなものだったか」と思われないだろうか。前世でも晏無師が求めてきたのはずっと「好敵手」だった。何も知らない処子だった前世の自分とは違い、今の自分は経験はないとはいえ記憶がある。それなのに何もできなかったらどう思われるのだろう。もし失望されたらどうする……? 急に高まってきた緊張と不安で、沈嶠の胸はドクドクと騒ぎ、手が震える。
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    yaku_tee

    PROGRESS大学一年の謙侑話。今回は謙也編。
    ※捏造過多注意。蔵侑要素あり。未完。モブ女出没注意。言い争いの不穏な空気あり。
    話の都合上侑士と白石は東京下宿、謙也は大阪実家在住です。
    今回の話だけだと特に蔵侑要素を含みますが、しっかり謙侑のつもりで書いてます。将来的には謙侑になります。でも駄目そうな方はお気をつけください。
    完成にあたっては支部に投げると思いますが多少の変更があるかも。
    暫定無題「――よっしゃ、着いたで東京!」
     その日、忍足謙也は地元大阪から飛び出し、新幹線に揺られること二時間少々、遠路はるばる東京の地を踏み締めていた。
     一人でここを訪れるのは初めてではない。中学、高校時代にも何度か訪れたことがあるし、大学生になって四ヶ月ほど経つが、その間にも一度だけ利用したことがあった。
     だが謙也はここに来るたびにいつも同じ違和感を感じていた。ここが見知らぬ駅だからとか、見知らぬ地であるから、というわけではない。それは違和感ではなく、単純にここが違う土地である、という事実として受け止めている。そうではなく、忙しそうに周りを通り過ぎてゆく人々が、地元の人々と同じ人間であるはずなのにどこか無機質に感じられるのだ。それは、異郷の地に降り立った、という謙也の東京に対する認識がそう見せているだけなのかもしれない。何度訪れても謙也の肌がこの地に馴染むことはないのと同じように、心のどこかでここは自分の居場所ではないと感じているのだろう。
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