Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    れいく

    reonnu7

    DOODLEしどえい事後。英司さんのキャラブレイクさせたかもしれんすまんな
    大概理性が緩い自覚はある。 しっとりと汗ばんでいる肌の上を濡れたタオルが滑っていく。火照っている身体から熱ごと拭われながら、英司はタオル生地の感触に身じろいだ。喉から少し悩ましい声がこぼれてしまうが抑えたい理性より億劫さが勝る。
    「すまん、痛かったか」
     自分の体をこうした張本人が気遣わしげに英司の顔を覗き込む。いいえ、だいじょうぶですと掠れた声で答える。舌が上手く回らない。そうか、と言うと政はそのまま後処理を再開させた。
     明日、いや日付がもう変わっているから今日か。今日は二人揃って休みである。ここ最近政のアルバイトと本業が鮨詰めになっていた上、英司も大口の取引があり家の中ですらあまり会えなかったのだ。時折、政が通り魔のように口付けて行くが逆に接触らしい接触はそれだけで、仕事の内容だけに全て終わるまでお互い話すこともできなかった。それが全て片付いたのが昨日の話で、英司も政も早い話が限界だったのだ。求めたのはどちらから、等ではない。二人で飯を食らい烏の行水よろしくろくに湯船で温まりもせず、かなり早い時間からタオルだけ巻いた姿でベッドに縺れ込んだ。政はいつも以上にねちっこかったし、挿入してからは激しかった。英司も声を我慢せず、またコンドームの箱を途中でベッドから遠い場所へ放り投げそのまま寄越せと強請った。お互いが己の要求を投げつけ、お互いの要求を全て受け入れていた。
    1365