ウィリアム
のゆき
DOODLEログホラ/ウィリアムくんにお菓子をの①〜③。①と②は数年前に書いたもの(②がどうしても見当たらず手元のデータを画像化ついでにTL直打ちだった①も画像化)。5つ揃ったら支部収録予定。 6かも@ねふぁ
DONE*いていな2展示*ネロとファウストが晩酌中に本についておしゃべりする短いお話。
左右不定、恋愛感情はうっすらある……かも?くらい。うっすらイチャイチャします。
作中に引用した詩はウィリアム・コリンズの「夕べの賦」です。
「ネロ、君はどんな本を読むの?」
(唐突だなあ。さては相当酔ってるな、先生)
「えぇ……?どうしたの先生、急にさ」
「いや、ネロはけっこう本を読むだろう。それでだよ」
小さなダイニングテーブルの向かいに座るファウストは、ほとんど水平に近い角度で頬杖をついてこちらを見つめている。いつもシャキッと伸びた背中は見る影もない。
(嵐に靡く南天の木みてえ。)
今日みたいに深い時間まで晩酌しないとお目にかかれない姿だけど、いまはそんな事よりも気になることがある。
「俺、ファウストにその話したっけ?」
たしかにネロは、時間が空いたときに本を読むのが好きだ。だが、そのことはほとんど誰にも話した記憶はない。
訝しむ気持ちが声に滲み過ぎないように、軽い調子で訊いてみると、ファウストはこともなげに答えた。
5449(唐突だなあ。さては相当酔ってるな、先生)
「えぇ……?どうしたの先生、急にさ」
「いや、ネロはけっこう本を読むだろう。それでだよ」
小さなダイニングテーブルの向かいに座るファウストは、ほとんど水平に近い角度で頬杖をついてこちらを見つめている。いつもシャキッと伸びた背中は見る影もない。
(嵐に靡く南天の木みてえ。)
今日みたいに深い時間まで晩酌しないとお目にかかれない姿だけど、いまはそんな事よりも気になることがある。
「俺、ファウストにその話したっけ?」
たしかにネロは、時間が空いたときに本を読むのが好きだ。だが、そのことはほとんど誰にも話した記憶はない。
訝しむ気持ちが声に滲み過ぎないように、軽い調子で訊いてみると、ファウストはこともなげに答えた。
odgr
SPOILERチェズルク版ワンドロワンライ第二期おめでとうございます!お題『永遠』、台詞お題『会いたかった』をお借りしました。キャラブバレ有、ウィリアムズ邸の庭にハーブを植え替えるチェズルクの話です。
※作中の詩は«岩波書店 松島正一編『対訳・ブレイク詩集 イギリス詩人選<4>』»より引用。
銅製のジョウロから、さらさらと水が降り注ぐ。
細長い口の先から霧雨のように散る細かな水の粒は、光を弾いて輝いていた。十分に新鮮な水を含んだ土の匂いを心地よさそうに吸い込んで、ルークは軽くなったジョウロを掲げた。
「このジョウロ、すごく使いやすいな。いつも有難う、チェズレイ」
「旅先で、良い仕事をする銅細工職人と巡り会えたもので。お気に召したようでしたら、光栄ですよ」
「わざわざオーダーしてくれたのは嬉しいけど、大変だったんじゃないか? 収穫出来たディルの種を分けて欲しいと言ったのは僕だけど、まさか会えるとは思ってなかったから。しかも、あの時のキットの鉢まで持って」
「おや、ボスは私にお会いになりたくなかったとでも?」
2977細長い口の先から霧雨のように散る細かな水の粒は、光を弾いて輝いていた。十分に新鮮な水を含んだ土の匂いを心地よさそうに吸い込んで、ルークは軽くなったジョウロを掲げた。
「このジョウロ、すごく使いやすいな。いつも有難う、チェズレイ」
「旅先で、良い仕事をする銅細工職人と巡り会えたもので。お気に召したようでしたら、光栄ですよ」
「わざわざオーダーしてくれたのは嬉しいけど、大変だったんじゃないか? 収穫出来たディルの種を分けて欲しいと言ったのは僕だけど、まさか会えるとは思ってなかったから。しかも、あの時のキットの鉢まで持って」
「おや、ボスは私にお会いになりたくなかったとでも?」
aix4a1
DOODLE従姉妹の小説メフィストフェレスの遊戯ifルートまとめシャーウィリですがオリキャラ×ウィリアムっぽいです注意。ただの俺得です。これを見て気になった方はぜひ本編よろしくお願いします🙏 17
のゆき
MOURNINGディンウィリ去年、ウィリアムに浴衣を着せようから見切り発車でディンウィるも話が転がらず宙に浮き、塩漬けていたもの。話がどうしても展開してくれないので半ば強引に幕を引いての供養となります。 2
1_Hitomi_13
DOODLESSS.Sげんみ❌!!!!現行未通過!!ダメ!!!!❌!!!!
自探索者、HO1、ウィリアム・スターリングのお誕生日絵です!思い立って1時間で描いたのでクオリティとかはないです
ビリーお誕生日おめでとう!!生まれてきてくれてありがとう!大好きだぞ!!! 4
wawa_u2
DONE2022.4.14🎉🎉🎉💕🐶🎂🐱💕🎉🎉🎉
時差12時間確定ありがとうございます。
※本編の重要なネタバレあり
先にエリがその日を迎え、その12時間後にハスが〜という妄想です。ルーク🐶あつかましい🐶ウィリアムズを推したい。
光へ。 夜明けより その日、ハスマリーはバカみたいに清々しく晴れていた。肌寒さがはじまる時期にしては、日中は太陽が最大出力で照りつけるせいで暖かく、春のような肌触りだった。
――じゃあまた。あとで
エリントンは日付けが変わったから。そんな理由で電話を寄越した男は、散々キャンキャン喚いたあと、それだけ言って終話した。
『あとで』――つまり、十二時間後。ハスマリーの日付けが変わった頃にという意味だ。
薄暗いセーフハウスの一角。アーロンは窓際に寄せた寝床代わりのマットレスに寝転がり、四角く切り取られた空を眺めていた。
ソファーに転がしていたタブレットが震えて、煌々と輝きだす。首だけ振り向いた先。薄暗闇に光るそれを、アーロンはただじっと眺めた。
483――じゃあまた。あとで
エリントンは日付けが変わったから。そんな理由で電話を寄越した男は、散々キャンキャン喚いたあと、それだけ言って終話した。
『あとで』――つまり、十二時間後。ハスマリーの日付けが変わった頃にという意味だ。
薄暗いセーフハウスの一角。アーロンは窓際に寄せた寝床代わりのマットレスに寝転がり、四角く切り取られた空を眺めていた。
ソファーに転がしていたタブレットが震えて、煌々と輝きだす。首だけ振り向いた先。薄暗闇に光るそれを、アーロンはただじっと眺めた。