オーエン
saranoumi
DOODLE「眠らない子どもたち」眠らない子供のもとにくると言われる魔物の話をするオーエンとネロ。ブラッドリー不在ですが、師弟・養父子色強めの元相棒とそれを厳しくも温かく見守っているお兄さん達の昔話です。
ミスラ・オーエンが過去のネロをある程度知っていることになっています。 6050
こばと
DONE夢森3開催本当におめでとうございます!!犬の国の王子なオーエンと猫の国の王女な晶♀︎のパロ小説を展示します。
書きたいところだけ書きました。
※捏造がすごい。
※ファウスト視点があります。割と長め。
なんでも大丈夫な方だけお読みください!
お楽しみいただければ幸いです!
よろしくお願いします〜!
犬の国の王子と猫の国の王女パロのオー晶♀︎の話 ───この世界には、かつて多くの国があった。それぞれの種族がそれぞれに国をつくっており、国としての大きさはばらばらではあったが、立場としてはみな平等であった。そのため、国際会議といった国同士の話し合いの場でも常に和やかな雰囲気が保たれ、世界的に平和だったのだ。
しかし。突如、とある国が他の国々に攻撃を仕掛けて打ち負かし、次々に支配して自国に統合し始めた。なぜ、どうして急に、と臨時の国際会議が幾度も開かれたが解決策は見つからず、そうこうしているうちにその国はほぼすべての国を支配下に置いた。たったひとつの国を残して。
***
テーブルの上に肘をつき、こめかみを押さえて、はあぁぁあ〜⋯と長い長いため息をつく。
4630しかし。突如、とある国が他の国々に攻撃を仕掛けて打ち負かし、次々に支配して自国に統合し始めた。なぜ、どうして急に、と臨時の国際会議が幾度も開かれたが解決策は見つからず、そうこうしているうちにその国はほぼすべての国を支配下に置いた。たったひとつの国を残して。
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テーブルの上に肘をつき、こめかみを押さえて、はあぁぁあ〜⋯と長い長いため息をつく。
あける
DONEほしまほ2 展示夜が更けると一方的に晶に触れては消えていくオーエンと、透明になった晶の話です。
Pass:18歳以上ですか?(yes/no)
ご感想はひとことポストかwaveboxまでいただけたらうれしいです!
https://wavebox.me/wave/4jntczozn6abmiw2/ 14872
Ahuukyoo
DONE夢森3作品 オーエンと晶の日常小話まとめ+お知らせ前半》過去のログストやキャンペーン、特性テキストやボイス準拠の漫画
後半》準拠なし漫画数本
✴︎大半がゆるい内容です。箸休めにらくがき絵を挟んでいます
※公式のテキスト未読の場合、前半分かりづらいもの多々あるかと思います 30
Madarame_Tubaki
CAN’T MAKEちょっと前に流行ったち○かわのあれを描きたかっただけなのに原作オ(パラロイも本家様自らやってるパロディではありますが)が言うイメージがわかなくてパラロイオーエンさんにやってもらった結果盛大に事故を起こしました。初めはこんなはずじゃなかったんです…あとはパラロイ過去絵です。
パスワードは0324(パスワードの意味とは) 4
torimizm
DOODLE↓の兄弟パロカイオエのオーエンサイドの話。「呪い」と書いて「愛」と読む。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21655318#4
きみに捧げるあいの歌 実の親に恵まれず胡散臭い双子によって育てられたオーエンの人生は奇妙なものだった。引き取った双子は「片方がパパになったらお揃いじゃなくなっちゃう」と意味不明なことをのたまいオーエンのことを知り合いの医者の養子にしたし、医者は半分闇医者で名前を言われるままに貸しただけだったからオーエンとの交流は一切ない。
育ての親となった双子は彼らなりの愛情を注ぎはするが子育てには向かなかったし、育てのパパが二人と戸籍上のパパが一人で、パパが多すぎて幼いオーエンは混乱した。こんなにたくさんいらないし全員ろくな奴じゃない。そしてやがて自分を取り巻く環境の異常性を受け入れて、諦めた。毎日お菓子が食べられるのでそれでいいことにした。
7815育ての親となった双子は彼らなりの愛情を注ぎはするが子育てには向かなかったし、育てのパパが二人と戸籍上のパパが一人で、パパが多すぎて幼いオーエンは混乱した。こんなにたくさんいらないし全員ろくな奴じゃない。そしてやがて自分を取り巻く環境の異常性を受け入れて、諦めた。毎日お菓子が食べられるのでそれでいいことにした。
みやこ
MOURNINGフォロワーさんと錬成したカイオエの吸血鬼パロです。吸血鬼であることを隠して騎士団に所属しているカインと人間のオーエンです。拙い文ですが少しでもお楽しみいただければ幸いです!
「お前、吸血鬼なんだろ」
「なぜそれを…というかお前は一体…」
「オーエン。そう呼んで。ねぇ、お前はなんで血を吸わないの」
「それは…」
「まだ誰のも飲んだことないんだろ?ははは、吸血鬼なのに馬鹿みたいそんなんじゃ力、出ないんじゃないの。」
「でも、これが俺の決めた生き方なんだ」
「痩せ我慢するなよ」
「お前…何がしたい?」
「ふふ…ほら。」
オーエンは首元をぐいっと広げた。白い肌が顕になる。
「血、飲めばいいだろ」
「なっ…」
「ほらぁ、騎士様。あ、吸血鬼様今まで頑張って人間社会に馴染んできたみたいだけど…もう限界だろねえ、ほら…君の餌はここにあるよ」
「やめてくれ、人を傷つけたくはない…」
「傷つけるこれは食事だろ。」
2849「なぜそれを…というかお前は一体…」
「オーエン。そう呼んで。ねぇ、お前はなんで血を吸わないの」
「それは…」
「まだ誰のも飲んだことないんだろ?ははは、吸血鬼なのに馬鹿みたいそんなんじゃ力、出ないんじゃないの。」
「でも、これが俺の決めた生き方なんだ」
「痩せ我慢するなよ」
「お前…何がしたい?」
「ふふ…ほら。」
オーエンは首元をぐいっと広げた。白い肌が顕になる。
「血、飲めばいいだろ」
「なっ…」
「ほらぁ、騎士様。あ、吸血鬼様今まで頑張って人間社会に馴染んできたみたいだけど…もう限界だろねえ、ほら…君の餌はここにあるよ」
「やめてくれ、人を傷つけたくはない…」
「傷つけるこれは食事だろ。」
3sodango
PROGRESSカオpa2にて展示予定だった現パロクリスマス作品ですオーエンの体調不良描写あります
あと双子がでかい
全裸シーンありますが(風呂)エロ描写ないです
途中までです🙏
ケーキが食べたい(仮)「ッ、ぁ、ぷしゅ、」
「なになに今のくしゃみ、オーエンちゃん?」
「随分かわいいくしゃみだったけど、大丈夫?」
堪え切れず漏れた控えめなくしゃみに、目ざとく反応した双子の声が降ってくる。茶化したような二人の声に、すん、と鼻をすすり乍ら顔を上げたオーエンはじとりとした目を向けた。
「……なに」
文句でもあるのかと睨み付けるオーエンに、スノウとホワイトは顔を見合わせぱちぱちと目を瞬かせる。最近寒かったもんねー。オーエンちゃん、働き詰めだったしねー。などとブツブツ二人で話し合っているのを尻目に、壁に掛けられた時計を確認すると長い針は10を指していた。
視線を戻すと、双子が何やらこそこそとしている様子が伺える。図体がでかい上いい年のくせにわざとらしく幼い仕草をする二人に、よくやるもんだと鼻を鳴らしてパソコンに向き直ったのだが――先ほどまでメールやら作成中の文書やらが映し出されていたはずの黒塗りの画面が目に入り、オーエンは瞠目した。
4111「なになに今のくしゃみ、オーエンちゃん?」
「随分かわいいくしゃみだったけど、大丈夫?」
堪え切れず漏れた控えめなくしゃみに、目ざとく反応した双子の声が降ってくる。茶化したような二人の声に、すん、と鼻をすすり乍ら顔を上げたオーエンはじとりとした目を向けた。
「……なに」
文句でもあるのかと睨み付けるオーエンに、スノウとホワイトは顔を見合わせぱちぱちと目を瞬かせる。最近寒かったもんねー。オーエンちゃん、働き詰めだったしねー。などとブツブツ二人で話し合っているのを尻目に、壁に掛けられた時計を確認すると長い針は10を指していた。
視線を戻すと、双子が何やらこそこそとしている様子が伺える。図体がでかい上いい年のくせにわざとらしく幼い仕草をする二人に、よくやるもんだと鼻を鳴らしてパソコンに向き直ったのだが――先ほどまでメールやら作成中の文書やらが映し出されていたはずの黒塗りの画面が目に入り、オーエンは瞠目した。
erieru48
PROGRESS2/10-11晶ちゃんオンリー4用展示③前にupした酔っ払い晶ちゃんがオーエンに絡んでたマンガもどきの続きを描いてるんですという進捗報告?あとちょっとなんですけどね...
torimizm
DOODLEカインのことだけ忘れたオーエンと諦めないカインによる記憶喪失RTAのカイオエ。いつか双子が止めに入るまで不毛なスパイラルは続く。
n回目の告白 目を開ける。眠っていたのとは別の感覚に襲われまた違う自分になっていたのかとも思ったが、そういうわけでもないらしい。魔法舎の見慣れた自分の部屋。すぐそこの机の上には蜂蜜を煮詰めたみたいな色をした宝石と一枚のメモ。
『絶対に思い出すな。瞳は好きにしろ』
見知らぬ名前と共に書き添えられたその文字は間違いなく自分の筆跡だ。インクのシミのつき方から途中で何度かペンを止めたのだとわかる。きっとかなり迷いながら書いたのだろう。あまりにも自分らしくないその書き様に軽い嫌悪感を覚えた。
思い出すなはわかる。瞳とは何のことだろう。そう思い魔法で手鏡を取り出すと答えはすぐにわかった。どうしてこんなことになっているのかと舌打ちして頭を抱える。普通目玉を入れ替えるか。我ながら正気を疑う。しかもここまでしておいて好きにしろって、いやまず経緯を書いておけ。本当にどうしてこうなった。死なないからって着替えるみたいにパーツを入れ替えるんじゃない。
8832『絶対に思い出すな。瞳は好きにしろ』
見知らぬ名前と共に書き添えられたその文字は間違いなく自分の筆跡だ。インクのシミのつき方から途中で何度かペンを止めたのだとわかる。きっとかなり迷いながら書いたのだろう。あまりにも自分らしくないその書き様に軽い嫌悪感を覚えた。
思い出すなはわかる。瞳とは何のことだろう。そう思い魔法で手鏡を取り出すと答えはすぐにわかった。どうしてこんなことになっているのかと舌打ちして頭を抱える。普通目玉を入れ替えるか。我ながら正気を疑う。しかもここまでしておいて好きにしろって、いやまず経緯を書いておけ。本当にどうしてこうなった。死なないからって着替えるみたいにパーツを入れ替えるんじゃない。
sonidori777
DONE魔法のカバン厄災による任務も、魔法使いたちの喧嘩もない穏やかな昼下がり。魔法舎をのんびりと歩いていた晶は、談話室から聞こえてくる騒がしい声に気が付いて、顔を出してみることにした。談話室にはカイン、クロエ、オーエンがいて、喧嘩というほどではないけれど何か揉めているようで、晶は少しだけ不安になる。
「あの、どうしたんでしょうか?」
「その声は晶か?」
カインが朗らかに晶に向けて手を掲げるので、晶は少しほっとしてその手に触れる。晶が見えるようになったカインは、半月型の小さなカバンを見せてくれた。色とりどりのビーズが取り付けられていて、日に当たるとキラキラ光る。生地に刺繍されている独特な模様とそのビーズが良く似合っていた。
2692「あの、どうしたんでしょうか?」
「その声は晶か?」
カインが朗らかに晶に向けて手を掲げるので、晶は少しほっとしてその手に触れる。晶が見えるようになったカインは、半月型の小さなカバンを見せてくれた。色とりどりのビーズが取り付けられていて、日に当たるとキラキラ光る。生地に刺繍されている独特な模様とそのビーズが良く似合っていた。
sonidori777
DONEクロエとオーエン手向ける花はない魔法舎の食堂でネロを脅して作らせた甘ったるいクリームでできたケーキをぐちゃぐちゃにして平らげた後、オーエンは別の甘い匂いを嗅ぎつけてふらりと外に出た。ネロが「そっちは行かないほうが」とか言っていたけれど、お菓子を持っていないネロのいうことを聞く義理はない。よく知った魔法使いの気配がするのも、オーエンの好奇心をくすぐった。
リケ、ミチル、といったいじめがいのある年端も行かない魔法使いたち、そして、誰もが恐れる北の魔法使いに無邪気に接してくる西の魔法使いのクロエ。この三人が甘い匂いをさせて何をしているんだろう、美味しそうなものを持っていたら奪ってやろう、とオーエンはお菓子を奪われた三人が自分におびえた顔を見せるのを想像する。
2989リケ、ミチル、といったいじめがいのある年端も行かない魔法使いたち、そして、誰もが恐れる北の魔法使いに無邪気に接してくる西の魔法使いのクロエ。この三人が甘い匂いをさせて何をしているんだろう、美味しそうなものを持っていたら奪ってやろう、とオーエンはお菓子を奪われた三人が自分におびえた顔を見せるのを想像する。
sonidori777
DONE晶とオーエンとクロエの話猫亀事件晶は自分の目を疑って、二、三回瞬きをしたあと、深呼吸をしてもう一度、中庭の噴水を注視した。何度見ても、晶の目にうつるものは変わらない。噴水にたまった水から三毛模様の猫のしっぽが伸びていて、それが繋がっている先はどうみても亀の盛り上がった大きな甲羅だった。魔法生物かもしれない、と頭によぎる。
晶は今まで見てきた魔法生物を思い浮かべるけれど、かれらと目の前にいる生き物はどうも雰囲気が違っているようにも思える。亀のような甲羅と猫のしっぽという見慣れたものを持つ生物ということもあるだろうが、なんとなく、今まで出会ったどの魔法生物よりも親しみやすい雰囲気があるのだった。
ちゃぷんと音がして水面を見ると、猫亀が水面から顔を出していた。その顔は晶の大好きな猫そのもので、声を出しそうになるのを我慢する。かれは亀に猫のしっぽがついた生き物ではなくて、亀の甲羅を背負った猫なのだった。
2570晶は今まで見てきた魔法生物を思い浮かべるけれど、かれらと目の前にいる生き物はどうも雰囲気が違っているようにも思える。亀のような甲羅と猫のしっぽという見慣れたものを持つ生物ということもあるだろうが、なんとなく、今まで出会ったどの魔法生物よりも親しみやすい雰囲気があるのだった。
ちゃぷんと音がして水面を見ると、猫亀が水面から顔を出していた。その顔は晶の大好きな猫そのもので、声を出しそうになるのを我慢する。かれは亀に猫のしっぽがついた生き物ではなくて、亀の甲羅を背負った猫なのだった。
ぐれい
DONE※アサオエ初挑戦※解釈が浅い
※現パロかつドルパロ(おなして&さらさらちゃん軸)
この距離感で、互いにかなり独占欲も抱いてるけど、まだ付き合っていません。アーサーが鈍感。オーエンがんばって。カインはオーエンの相談に乗っています。
無邪気って残酷だよね「それ。いらなくなったから、あげる」
ぽい、と渡されたのは、几帳面にラッピングされた袋だった。
年末年始は、アイドルにとってかき入れどきだ。ありがたいことに、地上波の番組からも声が掛かるようになった私たちは、それぞれのユニット活動に勤しんでいた。仕事が落ち着くまで会えないのも覚悟していたけれど、クリスマス当日の今日、運良く同じ特番の歌番組に出演できたのだ。事務所からのクリスマスプレゼントだと思った。帰宅後なのでもう夜中、もはや日付も変わったただの平日だけど、私たちのクリスマス本番はこれからなのだ。
「うん、あまい。脳みそがとけたみたいな味。こっちはどろどろのべちゃべちゃで、雨の日の地面みたい」
「おいしい?」
1872ぽい、と渡されたのは、几帳面にラッピングされた袋だった。
年末年始は、アイドルにとってかき入れどきだ。ありがたいことに、地上波の番組からも声が掛かるようになった私たちは、それぞれのユニット活動に勤しんでいた。仕事が落ち着くまで会えないのも覚悟していたけれど、クリスマス当日の今日、運良く同じ特番の歌番組に出演できたのだ。事務所からのクリスマスプレゼントだと思った。帰宅後なのでもう夜中、もはや日付も変わったただの平日だけど、私たちのクリスマス本番はこれからなのだ。
「うん、あまい。脳みそがとけたみたいな味。こっちはどろどろのべちゃべちゃで、雨の日の地面みたい」
「おいしい?」
mhyk_kabeuthi
INFOオーカイオンリーおめでとうございます!12/17のイベントにて配布していたペーパーをこちらに再掲します。
新刊軸でオーエンがショタカに魔法を教えている時にあったやるとりです。
pixivに該当の箇所をサンプル掲載しているのでよければそちらを併せてお読みください。 10
Alice_owcai
DONE12/17 オーカイオンリー「縁海バカンス」の無配です。ケモ耳ファンタジーで狼のオーエン×兎のカインのほのぼのオーカイです。君のキャロットケーキが食べたい「はぁっ、はぁっ‥」
カインは荒い呼吸を整えながらそっと茂みに身を隠す。森の中を全速力で走り抜けたので息が上がってしまった。いつもは気をつけているのに、珍しい木の実を見つけてうっかり狼の縄張りまで入ってしまった様だ。木の実を摘んでいたら狼達に見つかって、追いかけ回されている最中だ。狼は足が速いし力が強い。足の速さでは負けるが体力と小回りではカインは負けないと自負している。なんとかして逃げ切らなくては‥。
この世界には獣人が暮らしている。カインは茶色のたれ耳を持つ兎だった。身体は人間の雄と変わりはない。獣人の中にもヒエラルキーがあり、狼は兎よりも遥か上に君臨している。草食動物である兎は肉食動物の狼に捕まると餌にされたり奴隷にされたりしてしまうのだ。餌にされると言っても身体を食べられる訳ではなく、兎の体液が狼にとっては甘露であり一番好まれる餌だった。この世界には雄しかおらず、番を見つければ同種族でも異種族でも番になれる。でも兎は弱いので独り身の者は自分の身に気をつけて暮らさないといけないのだ。カインは兎の種族に生まれたが、小さな頃から体力作りや鍛錬を欠かさなかった。好き合った相手以外に捕まって自由を奪われるなんて絶対に嫌だ。
3453カインは荒い呼吸を整えながらそっと茂みに身を隠す。森の中を全速力で走り抜けたので息が上がってしまった。いつもは気をつけているのに、珍しい木の実を見つけてうっかり狼の縄張りまで入ってしまった様だ。木の実を摘んでいたら狼達に見つかって、追いかけ回されている最中だ。狼は足が速いし力が強い。足の速さでは負けるが体力と小回りではカインは負けないと自負している。なんとかして逃げ切らなくては‥。
この世界には獣人が暮らしている。カインは茶色のたれ耳を持つ兎だった。身体は人間の雄と変わりはない。獣人の中にもヒエラルキーがあり、狼は兎よりも遥か上に君臨している。草食動物である兎は肉食動物の狼に捕まると餌にされたり奴隷にされたりしてしまうのだ。餌にされると言っても身体を食べられる訳ではなく、兎の体液が狼にとっては甘露であり一番好まれる餌だった。この世界には雄しかおらず、番を見つければ同種族でも異種族でも番になれる。でも兎は弱いので独り身の者は自分の身に気をつけて暮らさないといけないのだ。カインは兎の種族に生まれたが、小さな頃から体力作りや鍛錬を欠かさなかった。好き合った相手以外に捕まって自由を奪われるなんて絶対に嫌だ。
Alice_owcai
DONE現パロ 「ホストのオーエンがフリーターのカインを監禁する話」時空の2人ですが、単話でも読める様に書きました。クリスマスデートをする付き合ってる2人です。クリスマスデートに行く話「もう12月かぁ。もうすぐクリスマスだな」
カインがソファで隣に座っているオーエンに話しかける。ここはオーエンのマンション。俺はオーエンの恋人として一緒に暮らしている。最初はオーエンに拾われて監禁されていたが、今は自ら望んでここに監禁されている。
「ふぅん。カインはクリスマス好きなの?」
オーエンが砂糖とミルクを沢山入れた紅茶を飲みながら言葉を返す。
「好きだな。街がキラキラしてるし、なんかワクワクするだろ!オーエンは?」
カインが笑顔を向けるとオーエンは形の良い唇を弧の字にして言った。
「クリスマスは限定ケーキや甘いもの出るから好きだよ」
「そうか!ケーキいっぱい食べれるといいな」
「もう予約したよ。‥そうだ、次の休みにデートに連れてってやるよ」
4104カインがソファで隣に座っているオーエンに話しかける。ここはオーエンのマンション。俺はオーエンの恋人として一緒に暮らしている。最初はオーエンに拾われて監禁されていたが、今は自ら望んでここに監禁されている。
「ふぅん。カインはクリスマス好きなの?」
オーエンが砂糖とミルクを沢山入れた紅茶を飲みながら言葉を返す。
「好きだな。街がキラキラしてるし、なんかワクワクするだろ!オーエンは?」
カインが笑顔を向けるとオーエンは形の良い唇を弧の字にして言った。
「クリスマスは限定ケーキや甘いもの出るから好きだよ」
「そうか!ケーキいっぱい食べれるといいな」
「もう予約したよ。‥そうだ、次の休みにデートに連れてってやるよ」
ittourettousei
MOURNING転生アイドルパロの設定ぶん投げ。カインが記憶を思い出した時に一緒にいたのがオーエンで、ねえ僕で思い出しちゃって今どんな気持ち?と煽られているシーンを入れ損ねた。 9372
すすき
DOODLE【ミスブラ+オエ/魔法舎】賢者視点ミスブラ職人オーエンの話
……にしたかったんだけど、これであってるか分かんなくなってきたやつ。
ここまで長くなるとは思わなかった
窓の外には厄災が輝いている。美しい夜空をぼんやり眺め、はっと我に返って賢者は慌てて足を踏み出した。もうずいぶん遅い時間だ。
賢者の書を書き進めることに集中していたせいか、それとも昼間の依頼での魔法使いたちの活躍を思い出していたせいか。すっかり夜も更けた今になっても眠気はやってきていなかった。まだまだ起きていられそうだが、これ以上は明日に差し支えそうだ。キッチンでホットミルクでも飲んで寝てしまおうと部屋を抜け出したところだった。
しんと静まり返った廊下に賢者の足音だけが響く。同じフロアの魔法使いたちは早寝が得意な方だ。起こさないように足音を殺して階段を下りた。キッチンを目指す。
「……あれ?」
こんな時間までキッチンに明かりがともっているのは珍しいことじゃないが、その明かりが届かない廊下の片隅に立つ後ろ姿はあまり見たことがなかった。いつもなら、キッチンで甘いものを強請っているか、探しているかしているのに。もしかしたら厄災の傷だろうかとそっと背後に歩み寄った。
3022賢者の書を書き進めることに集中していたせいか、それとも昼間の依頼での魔法使いたちの活躍を思い出していたせいか。すっかり夜も更けた今になっても眠気はやってきていなかった。まだまだ起きていられそうだが、これ以上は明日に差し支えそうだ。キッチンでホットミルクでも飲んで寝てしまおうと部屋を抜け出したところだった。
しんと静まり返った廊下に賢者の足音だけが響く。同じフロアの魔法使いたちは早寝が得意な方だ。起こさないように足音を殺して階段を下りた。キッチンを目指す。
「……あれ?」
こんな時間までキッチンに明かりがともっているのは珍しいことじゃないが、その明かりが届かない廊下の片隅に立つ後ろ姿はあまり見たことがなかった。いつもなら、キッチンで甘いものを強請っているか、探しているかしているのに。もしかしたら厄災の傷だろうかとそっと背後に歩み寄った。
すすき
DOODLE【ミスブラ/パラロ】めちゃくちゃ懐いてくるミスラちゃんに振り回されるボスの話。モブいます
前にやったミスブラすごろくで、ミスラちゃんをポンコツ呼びするボスっていいよねってお話ししたのを思い出して書いてみたくなりました。
本当はオーエンちゃんも出したかった
何が楽しいのか、髪の毛を一本一本確かめているらしかった。二色の髪色は確かに珍しい部類に入るが、ブラッドリーしかいないわけではない。シティポリス内にも数人いるのだからそっちにしろと手を振り払った。不満げな声が邪魔をするなと生意気に文句を言っている。
「大人しくしてねえと追い出すっつっただろうが」
「だから、大人しくしてます」
ここから動いてないので、とブラッドリーより上背があるくせに子供のようなことを言う。実際、生まれてから二桁も過ぎていないアシストロイドなんて子供同然なのだろう。鮮やかな赤い髪を揺らして、緑の瞳がどことなく自慢げに瞬いた。思わずため息を吐く。
本当はこの署長室になど入れたくはなかったのだが、どこぞの研究機関のトップからの要望だ。無下にはできなかった。これをブラッドリーに預けて何がしたいのかは知らないが。
1421「大人しくしてねえと追い出すっつっただろうが」
「だから、大人しくしてます」
ここから動いてないので、とブラッドリーより上背があるくせに子供のようなことを言う。実際、生まれてから二桁も過ぎていないアシストロイドなんて子供同然なのだろう。鮮やかな赤い髪を揺らして、緑の瞳がどことなく自慢げに瞬いた。思わずため息を吐く。
本当はこの署長室になど入れたくはなかったのだが、どこぞの研究機関のトップからの要望だ。無下にはできなかった。これをブラッドリーに預けて何がしたいのかは知らないが。
すすき
CAN’T MAKE【オエブラ/魔法舎】途中まで西のアレコレでオーエンのドーテーを食べることにしたブラッドリーの話なんですけど、あまりにも難しいので誰か続きを書いてほしいな!という気持ちを込めて上げときます。
フリー素材だから誰か続きをお願いします!!
やはり西の依頼など受けるべきじゃなかったのだ。体の熱さに呻きながら、吐息を吐き出す。西と相性が悪いのはブラッドリーとて百も承知だったが、それでもそこらへんの魔法使いや魔物に負けるとは思えなかった。だから受けた。夜な夜な歌声が聞こえる建物の様子を見てくる、という簡単な内容の割には、恩赦も褒美も中々のものだったからだ。腹がはちきれる量のフライドチキンを思い浮かべて、食欲が刺激された事で更に強く纏わりつくようになった魔力に顔を顰める。
見た目はただの民家。一歩中に入れば、そこは西の精霊がすべての理を支配する空間だった。強い酩酊と催淫の魔法が纏わりついて離れない。
魔力だけなら当然ブラッドリーの方が強い。だが、理性を失う寸前まで酔わされ、何もかも忘れてしまいそうなほど欲を煽られれば魔法を使うことも難しい。西の精霊が騒いでいるのが心底鬱陶しかった。だけど、それさえも気を抜けば一瞬で意識の外に追いやられる。伝う汗さえ肌を焼いて、どうにかなるのも時間の問題だった。魔法を使えるタイムリミットは近い。
967見た目はただの民家。一歩中に入れば、そこは西の精霊がすべての理を支配する空間だった。強い酩酊と催淫の魔法が纏わりついて離れない。
魔力だけなら当然ブラッドリーの方が強い。だが、理性を失う寸前まで酔わされ、何もかも忘れてしまいそうなほど欲を煽られれば魔法を使うことも難しい。西の精霊が騒いでいるのが心底鬱陶しかった。だけど、それさえも気を抜けば一瞬で意識の外に追いやられる。伝う汗さえ肌を焼いて、どうにかなるのも時間の問題だった。魔法を使えるタイムリミットは近い。
すすき
DOODLE【オエブラ/魔法舎】どむさぶどむのブラッドリーを魔法で屈服させてさぶみたい扱うオーエンの話。
初めてのオーエン視点がこれなの、私無茶しすぎじゃない???
DomだとかSubだとかは、オーエンにとってはどうでもいいことだった。呪文を唱えれば皆勝手に跪く。ただそれだけのこと。
——そう、今みたいに。
足元で膝をつく白と黒の髪の隙間から、ロゼの瞳が覗いていた。部屋の主の為のソファに腰かけて見下ろすのはとても気分が良い。にっこりと笑ってやるだけで殺気が強くなる。それでもブラッドリーは立ち上がれない。オーエンが魔法をかけているからだ。ブラッドリーでは対抗できないのだ。そう考えるとますます気分が良くなった。
「ふふ。ちゃんとできて偉いね。《[[rb:Good boy > いい子]]》」
「っ……てめえ」
ぎりぎりとブラッドリーが歯を噛みしめる音まで聞こえてきそうだった。決して動けはしないのに、一度も殺気が緩まない。
1536——そう、今みたいに。
足元で膝をつく白と黒の髪の隙間から、ロゼの瞳が覗いていた。部屋の主の為のソファに腰かけて見下ろすのはとても気分が良い。にっこりと笑ってやるだけで殺気が強くなる。それでもブラッドリーは立ち上がれない。オーエンが魔法をかけているからだ。ブラッドリーでは対抗できないのだ。そう考えるとますます気分が良くなった。
「ふふ。ちゃんとできて偉いね。《[[rb:Good boy > いい子]]》」
「っ……てめえ」
ぎりぎりとブラッドリーが歯を噛みしめる音まで聞こえてきそうだった。決して動けはしないのに、一度も殺気が緩まない。