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    ガンちゃん

    井SUM

    MOURNINGガンちゃんのリリックだ〜いすき
    ウサちゃんになっちゃうよ〜「なるほどな。そうだな、例えば──
    紙魚という虫がいるが。もう絶版になってデータベースにもされてない化石以下の古本を入手したりだとかして保存状態に一通り憤ったあとにやれやれと開いて見た時にいるアレだ。あいつらは知識欲の欠片もないがやたらと知的財産を侵害する存在だろう。どこへでも入り込む平たい体で張り付いて紙上を這い回り書物の寿命を書いて字の如く食い潰す。価値を理解しないくせに価値を損なうことばかりしやがる。そいつにはその平たい体に目がついているわけだ。もちろんその眼にも書物に対する価値はないな。その眼に書物に対する価値があれば書物から離れるわけだからな。ないわけだ。じゃあその眼には何が映っているかといえば接写されすぎてぼやけた白色と黒色があるわけだ。ふざけているな。そうしてやたらとバカみたいに拡大された世界で目的意識の欠片もないまま食い進めるわけだ。うぞうぞと。その視界には無限のエサがあるように映るわけだが実際には有限でありそれは住まいであり足場でもある。それを食い進めるわけだ。考えなしにな。そこにはひたすらに生命活動のみがあり、社会活動は失われている。社会活動を行うための知識の集合体を食らい生命活動にあてる紙魚がいる。そこに社会的な争いが存在するとは思えん。
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    onigiri_dokkoi

    DONEアルガンちゃんのクリスマス小話。
    普段文字書く人間じゃないので読みにくかったりわかりづらかったりすると思います。
    尻切れトンボ。
    ありがとうございました、
    と店員の声が響くケーキ屋を後にする。
    世間はクリスマスイブ、煌びやかに街は彩られすれ違う人々も心なしか浮き足立って見える。
    ボクも浮き足立ってるうちの1人に入るのだろう。何を思ったか予約をしてしまったクリスマスケーキを手に持ち家に帰る。
    もちろん1人だったらケーキなんて予約はしない、無駄な嗜好品だからね。
    1人ではなく誰かと一緒に過ごすそれだけで浮かれてしまい、ケーキを予約してしまった。
    全くボクらしくない。

    なぜかわからないが、アルファとクリスマスイブを過ごす予定が入っていた。
    あの男は急にやってきて、
    「二十四日は空いてるか?空いているならガンマの家で食事をしよう。」
    返事をする前にアルファはではまた二十四日にと言って姿を消してしまった。

    あの男は、何をするにも急にやってきて勝手に約束を取り付けて消えて行ってしまう。
    こちらの返事を聞いてから消えて行って欲しいものだ、ボクがNOと言わないとでも思っているのか。ボクだって用事があったり嫌だったりしたらNOと言うぞ、嫌ではないし用事もなかったから何も言わなかったが。

    事の経緯を思い出しながら歩いていたら、 1250