コバ
oue_yakiniku
DOODLE自探索者こばなしやな夢を見た乙夜さんのはなし
翻る悪夢 ──ぺたぺた、キシリ。
素足で木の廊下を歩く感触、足元の床が軋む音。
それだけで「ああ、またこの夢か」と理解する。
今よりも少し低い視界で、古びた日本家屋の廊下を歩いて行く夢だ。
夢だと理解したところで、足は止まらない。これは”そういうモノ”なのだ。もう何年も何年も見続けている、あの日の出来事を忘れさせないためのものなのだから。
夢は記憶を整理するためのものだと言うが、ならばどうして同じ日、同じ時間の夢を自分は繰り返し見ているのだろう。
真面目に考えたこともあったが、今ではもう何も感じなくなってしまった。この出来事が衝撃的すぎて強く脳裏に焼き付いていると、ただそれだけのことなのだろう。
ザラリとした砂壁の廊下は、家の北側にあることもあっていつも薄暗い。
1917素足で木の廊下を歩く感触、足元の床が軋む音。
それだけで「ああ、またこの夢か」と理解する。
今よりも少し低い視界で、古びた日本家屋の廊下を歩いて行く夢だ。
夢だと理解したところで、足は止まらない。これは”そういうモノ”なのだ。もう何年も何年も見続けている、あの日の出来事を忘れさせないためのものなのだから。
夢は記憶を整理するためのものだと言うが、ならばどうして同じ日、同じ時間の夢を自分は繰り返し見ているのだろう。
真面目に考えたこともあったが、今ではもう何も感じなくなってしまった。この出来事が衝撃的すぎて強く脳裏に焼き付いていると、ただそれだけのことなのだろう。
ザラリとした砂壁の廊下は、家の北側にあることもあっていつも薄暗い。
Moondal
PROGRESS20220819 23日目人体→女性の身体の特徴まとめ
イラレ→モックアップ素材に合わせてチョコバーのパッケージラフ練り中
イラスト→ルク監🎶
リングフィットストレッチ→やった 2
とろ_(:3」∠)_
DONEコバサムbreak the wall 俺とサムは猫と兎ながら、いわゆる犬猿の仲だった。
顔を合わせれば、いつも喧嘩が始まる。だというのに、俺は何故か奴に惹かれて、告白まがいのことをして、何故かオーケーの返事を貰った。天地がひっくり返った瞬間だった。
なにはともあれ、晴れて俺たちは恋仲となった訳だが――今でもどこか、夢だったのではないかと思っている。
何故ならば。俺のカワイイコイビト様は、相も変わらず、[[rb:他の男 > ティーチ]]に夢中だからだ。今だって、仮にもカレシである俺の目の前でティーチに抱き着き、どでかいハートを飛ばしてやがる。
「おい何堂々と浮気してんだこのクソウサ公が」
言いながらサムの首根っこを引っ掴み、強引にティーチから引き離す。サムは「ぐえっ」と潰れた蛙のような声を出して、涙目で俺を睨んできた。
1714顔を合わせれば、いつも喧嘩が始まる。だというのに、俺は何故か奴に惹かれて、告白まがいのことをして、何故かオーケーの返事を貰った。天地がひっくり返った瞬間だった。
なにはともあれ、晴れて俺たちは恋仲となった訳だが――今でもどこか、夢だったのではないかと思っている。
何故ならば。俺のカワイイコイビト様は、相も変わらず、[[rb:他の男 > ティーチ]]に夢中だからだ。今だって、仮にもカレシである俺の目の前でティーチに抱き着き、どでかいハートを飛ばしてやがる。
「おい何堂々と浮気してんだこのクソウサ公が」
言いながらサムの首根っこを引っ掴み、強引にティーチから引き離す。サムは「ぐえっ」と潰れた蛙のような声を出して、涙目で俺を睨んできた。
とろ_(:3」∠)_
DONEティチコバお口の恋人 白くて臭い煙が、もくもくと部屋の中を飛んでいる。
僕は読んでいたマンガから顔を上げて、コバヤシくんの方を見た。コバヤシくんは分厚い本を読みながら、ずっと煙草をふかしている。傍にある灰皿には、数え切れないほどの吸殻が溜まっていた。
ふわふわと空気に乗って漂う煙は、あまり身体にいいものじゃないと知っている。あと、へんなにおいがするし。
僕はそっとコバヤシくんに近付いて、口元の煙草を取り上げてしまう。すると、コバヤシくんはじろりと僕を睨んで、「なにすんだ」と怖い声で言う。僕は少したじろいだけれど、キッと表情を引き締めて、
「吸いすぎだよ。身体によくないよ」
「……うるせえよ。お前には関係ないだろ」
「関係なくないよ。コバヤシくんが身体を壊しちゃったら、悲しいもん」
1293僕は読んでいたマンガから顔を上げて、コバヤシくんの方を見た。コバヤシくんは分厚い本を読みながら、ずっと煙草をふかしている。傍にある灰皿には、数え切れないほどの吸殻が溜まっていた。
ふわふわと空気に乗って漂う煙は、あまり身体にいいものじゃないと知っている。あと、へんなにおいがするし。
僕はそっとコバヤシくんに近付いて、口元の煙草を取り上げてしまう。すると、コバヤシくんはじろりと僕を睨んで、「なにすんだ」と怖い声で言う。僕は少したじろいだけれど、キッと表情を引き締めて、
「吸いすぎだよ。身体によくないよ」
「……うるせえよ。お前には関係ないだろ」
「関係なくないよ。コバヤシくんが身体を壊しちゃったら、悲しいもん」