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    タキ

    フカフカ

    DONEK(作品名)/ 夜更けにネギを買いに行ったきり戻ってこない草薙さんを探しに行く尊さん / 4年くらい前に書いた
    ネギ どうも、友人が遥かかなたまで出かけてしまったようなので、迎えに行かなくてはいけなくなりました。
     周防はへべれけ一歩手前の仲間内と、素面なのにへべれけにうまく交じっている十束と、その隣でピンク色のソーダを飲んでいるアンナへ、一言だけ言いおいて、夜更けの街へするりと溶け込んでいきました。
     ネギです。ネギを買いに行ったはずの草薙を探します。辺りには夜のしめっぽいにおいと、熱された油のかおりが漂っていました。周防はすん、と鼻を鳴らし、空と地面の境を探るように目を凝らして、歩き始めます。自分の背中にまだ、快い人々の明るい声が貼りついている気がします。
     もう数時間も前から、仲間たちがそろって飲めや歌えやをやりおおせようと、いつものおなじみのバーに犇めいていました。これの理由または動機付けについて、周防は無知ではありませんでしたが、だからと言って訳知り顔でいるわけにもいかないので、とにかく好き勝手にさせました。素晴らしい食事、素晴らしい酒類、飲料、すこしの甘い食べ物、語らい、光、耳に優しいものがそろっていました。そこで草薙がふと、周防の隣から立ち上がって「ネギ」と言い出しました。「みんなしめに汁物、欲しいもんな」と言って、ポケットに、本当にネギのためだけの金銭をざらりと流し込んで出かけていきました。常ならぬ迂闊さも宴の余韻かと放っておいたら、これです。
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    あつあげ

    MOURNING元々は絵の練習用に作ったキャラ達。活かされる事はなかったので供養。
    一応は髪色等ばらけるようにしたつもり。

    誰か描いてくれんかなー(妄想)。見た目とか説明不足な箇所は好きに解釈してもらって(服とかも)、公開するならこのサイト内だけで。
    ※※※もし実行しても当方は一切の責任を負いませんのでご注意下さいませ※※※
    どっかの魔界の魔王城-世界観&キャラ設定-<世界観>
     
     舞台は、どこにでもありがちな架空の世界のひとつ。
     魔王城の管理人と、ひょんなきっかけで城の住人となった転生男子たちの、些細な日常とか愛のしょうもない頭の沸いた小話。

     遥かむかし。
     天上の神々が原初の人間を創り、楽園で飼っていた。そのうち、持て余して追放。人間は「地上」という壮大なケージで繁殖し、大小の軋轢を生んだ。
     その負の感情が瘴気となり充満し、人間には見えない魔物の形をとった。瘴気の魔物は本能のままに人間を存在ごと喰らい、抹消する。

     天上人は魔物がやがて知恵を持ち侵攻してくる可能性を危惧した。そこで無人の魔界に、瘴気を処理する「魔王城」と呼ばれるプラントが作られた。
     地上から瘴気を吸い上げ、魔界に魔物を発生させるしくみ。魔物同士の潰し合いによる自然淘汰を想定している。
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