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    タリア

    lvdeshanye

    DONE #尚六恋の練習をするふたりアンソロジー2023

    500歳超えでもキスもしたことがないたいほ、恋してみたい!ってなった時に相手が殿しか浮かばないの超かわいくないですか?かわいい

    っていう過去のつぶやきを拾って組み立てました。過去の私〜!ありがとう!
    好奇心でやけどする麒麟ちゃんのはなし 今まで五百年以上生きてきて、大抵のことは見聞きしてきたし体験してきたから、初めてのことなんてそうそう残ってはいない。あるとしたら色恋ぐらいだと不意に気付いて、そうして気付いてしまったら、それがどんなものなのか、六太は急に知りたくなってしまった。

    「というわけで、してみたいんだけど」
    「何故俺に言うんだ」
    「だって、おれが尚隆以外に言うとぱわはらになってしまうだろ」
    「ぱわはら」
    「逆らえない立場の相手に無理強いするのは良くないだろう。その点お前なら問題ないじゃん」
    「俺に強請るのは無理強いではないと」
    「だからさあ、なあ一回ぐらい別にいいだろ減るもんじゃなし」
     言い募る六太を、尚隆は目を細めて呆れたように見やった。ややあって、六太の身体を抱え上げ卓の上に座らせる。近くなった目線。温かくて大きな手のひらが六太の頬を撫でる。それが心地よくてつい自分から頬を擦るように顔を寄せると、尚隆の目が一層細まった。
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    akiajisigh

    DONE11/17Webイベ「君がいちばん好きなんだ」展示作品。

    イタリアマフィアの敵対組織で出会ってしまったロミジュリ的青マフィ一奈
    …だったら良かったんですけどね、どうしてこうなった。
    終始ドタバタしてますギャグです。
    残念なマフィカラと中身まんま一松な一奈ちゃんです。
    2,3,5(保留組)と1,4,6(合格組)に分かれてます。
    うん。
    なんでしょうねこれ。
    バイオレット* * *



    「カラ松兄さん楽しそーでんなぁ!」
    「久々の休みから帰ってきたと思ったら気持ち悪いほど浮かれてんだけど。何かあったの?」
    「聞いてくれるかブラザー!オレはついに!ディスティニーに出会った…!」
    「またか…前はドラッグストアの店員だったっけ?もう騙されないからな。」
    「ノン!今度はホンモノだ!本物の天使だ!出会った瞬間光が差し世界が明るくなった!
     控えめな態度、清楚な佇まい、伏せがちな目蓋の下に秘められた美しい瞳!何よりあの可憐な笑顔!!その姿はまさに、路地裏に咲いた小さなスミレ…!」
    「路地裏のスミレ?それ褒めてる?」
    「ぼく知ってる!スミレは野原に咲くんだよ!」
    「出会ったのが路地裏だったんだ。オレだってもっと光に満ちた場所が似合うと思ったさ。だから連れて行ってあげようとしたらスルリと逃げられてしまった…悪戯なマイエンジェル!」
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    ltochiri

    DONE #星とあんずの幻想曲3 陸上部とあんず【移動】プチオンリー #君とどこに行こうか 展示作品です。(斑あんです)
    ざっくり夏〜秋くらいの設定です。
    ESビルの七階からロビー階まで移動している時の話です。
    ※イベント終了にともないパスワードをはずしました。当サークルまでお越しいただき、またリアクション等いただきありがとうございました!
    映画はラブストーリーがいい アンサンブルスクエアの拠点——通称、ESビル。そのフロアとフロアを繋ぐエレベーターは、到着が遅いことで有名だ。
     P機関のトップである『プロデューサー』は「修行のため」と言って階段を使うことがあるのだが、それはエレベーターが来るのを待ちきれなかったから、と噂を立てられてしまうほど。
     その話の真偽はともかく、ESビルで働く人々が、このエレベーターにひどく恨めしい気持ちを抱いていることに、違いはない。
     噂の『プロデューサー』も、今日はエレベーターに乗っていた。
     タイミングが良く、すぐにエレベーターが来たので運がいいと喜んだのも束の間。あんずは今、ひどく焦っていた。
     七階でエレベーターが止まると、ドアが開き、その向こうから三毛縞斑が現れた。長身の彼を見上げるスタッフたちを通り越して、斑はエレベーターの隅で肩を縮こまらせながら立っているあんずを見つけておや、と思った。ホールハンズで見た予定では、彼女はこの後、十二階に用があるはずだから。
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    ltochiri

    DONE #星とあんずの幻想曲3 女装アイドル×あんずプチオンリー #Pぼくスカート 展示作品です。(斑あんです)
    暗夜行路から骨董綺譚までの間の秋というゆるめの設定があります。
    スカウト「ホワイトブリム」のストーリーもよろしくお願いします。
    ※イベント終了にともないパスワードをはずしました。当サークルまでお越しいただき、またリアクション等いただきありがとうございました!
    メイド服を着ないと出られないフィッティングルーム 衣装に負担は付きものである。
     Double Faceとしてユニット活動をしているのなら、なおさら。
     キレのあるダンスで糸がほつれるだけでならまだしも、ホール内に雨を降らせる演出で水浸しにもなる。当然、生地の伸び縮みや色褪せ、装飾品の綻びなどがあるので、ライブが終わるたびに修繕される。
     そのたびに斑はあんずから直接受け取っていて、今日もまた、衣装ルームへやってきた。
    「こんにちはああ! ママだぞお!」
     斑のあいさつは絨毯の敷かれた部屋の隅々にまで響き渡った。けれどその大きな声に対して返されるのは静寂のみ。まるで音がカーテンの布に吸収されたみたいにしんとしている。
     あんずが不在であることに首を傾げながら——ここで待っていると連絡をくれたのは彼女の方だ——斑はソファとテーブルがある位置に移動した。すると、丁寧に畳まれた衣装と小さな透明の袋に分けて入れられている装飾品が置いてあるのを見つけた。
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