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    ドム

    AonoAster

    PROGRESS『MAVでなくても手は取れる』第3話『灰と緑の星標』

    記憶喪失のシャア・アズナブル(自分には信頼するMAVがいたこと以外何も覚えていない。肉体年齢21歳)と相手がシャアだと気づいてないエグザべ・オリベ(イズマ単独捜査中)が一蓮托生になって数日にわたりドタバタする話。ランドムーバーも出たぞ!

    CPではないつもりです。
    『MAVでなくても手は取れる』第3話『灰と緑の星標』「なるほど、それで死んだ事になったのか。君も、そして私も」
    「そうなんだよ……」

    連絡がすぐに取れない以上、手持ちの情報を整理して何とかするしかない。そう思ってスバルと話し込んでいたのだが、結局のところ得られた情報よりはエグゼべから与えた情報のほうがはるかに多かった。彼は妙に勘が鋭くてあっという間にクリティカルな機密以外の情報──つまり、軍警がエグザベについて把握している程度の情報──を把握してしまったのだ。途中から、どうせ一蓮托生なのだからと教えてしまった部分もないではなかったが。

    そして彼から聞き出せた情報といえば、およそ半年以上前の記憶を喪失していて、そしてその覚えている半年の大半をあの施設で過ごしていたという事だった。それより前に自分が何をしていたかもあの施設が何なのかも知らないようだった。それでも収穫がなかった訳ではない。彼は施設に身柄を抑えられる前に赤いガンダムを目撃していた。半年前に見たのなら、サイド6でグラフィティアートを描く赤いMSの目撃情報が報告される前という事だ。彼の過去がわかれば、あのガンダムがゼクノヴァ以降どうしていたのかが掴めるかもしれない。
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