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    manju_maa

    @manju_maa

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    manju_maa

    DONEタイトル通り。二番煎じに二番煎じを重ねてテンプレを煮詰めたような話。たぶん主明
    ※ペルソナとか異世界とかなんもない本編とは全く関係ない謎時空
    ※明智が架空の病気(※ここ大事)で心臓弱い子
    ※明智ママがガッツリ出てくる。
    ※なんでも許せる人向け
    小学生の病弱吾郎くんと蓮くんが出会う話①この街には小学校の登校路から外れた道を行くと、低めのフェンスに囲まれたかなり大きい家がある。アニメなんかでよく見るお屋敷のそれ。道路も公園も、なんなら住宅も少ないその区域に静かにひっそりとそれは佇んでいた。
    フェンスの内側は芝生が生えた庭があって大きな桜の木が一本生えている。花見し放題だななんて思いながらボーッと眺めていたある日、飛び交う桜の花びらに混じって木の陰に隠れていた屋敷の二階の窓から外を覗く奴が居ることに気づいた。
    チョコレートのような、牛乳をたっぷり入れたココアのような、そんな茶色の髪を風で揺らしながら。夕方近いとはいえまだ太陽が昇っている時間帯にパジャマの上からカーディガンを羽織るという格好で、そいつはずっと外を眺めていた。髪は長いし顔も女の子みたいで、下から見上げるだけじゃ性別は分からない。年齢は多分同い年くらいだと思う。
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    manju_maa

    PROGRESSごろうくん視点。獅童編中盤の全カットした空白の二週間の話の一部とヤルオ討伐後の話。「」ない。
    本当は本編に入れたかったけど時間が足りなくて泣く泣く書くのを止めたけどやっぱり書きたかったから書いたシーン
    来栖暁に育てられたあけちごろうくんの話~番外編③~色んな人の世話になりながら、39度近くまで上がっていた熱は完全に引いた。今は蓮が診せたという医者に言われた通り、静養期間だ。身体が元気なのに学校にも仕事にもなんなら外にも出れないというのは、中学時代の謹慎中の三日間を思い出す。
    熱がある間は昼間は双葉に、夜から朝は蓮が泊まりがけで付きっきりでそばに居たが、熱が引いたことで蓮はひとまずルブランに返した。
    『こうなったのは俺のせいだから』『お前は放っておくとまた無理するから』と色んな理由を述べられて拒否されたが、ならモルガナを監視役として引き続き家に置くからという妥協案を出すと、渋々承諾した。とはいえ昼間は双葉が家に乗り込んできて持参したパソコンをカタカタといじっている。蓮と約束ノートなるものを作って、それのおかげで一人で外出もできるようになったんだと自慢げに話していた。『明智はわたしの恩人だからな!』と満面の笑みを向けられたときは眩暈を起こしかけたが何とか耐えた。
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    manju_maa

    PROGRESSごろうくんシリーズ番外編②
    完全に本編を読んでくれた人向けの暁視点のごろうくん初めての誕生日編です。冒頭は本編小学生編のハンバーグエピソードの翌日の話。

    明智の過去をめちゃくちゃ可哀想な方向に捏造してる。
    オリキャラ(鈴木君)がとても出しゃばります。

    中学生編の喧嘩シーン後の話も書きたいのでそれを書いたら支部にあげたい人生。
    なんでも許せる人向け。
    あけちごろうくんを育てる来栖暁の話(ごろうくんシリーズ番外編)ピピピとスマホから流れる電子音に目が覚める。
    朝はずっと苦手だった。親に起こされるか、モルガナに起こされるか、いつもその二つだった。
    しかし、そんな親もモルガナも置いてきたこの世界では、この身を起こすのはこのスマホのアラームと起きなければいけないという意志のみ。そしてその意志は決して曲げてはならないと心に誓っている。
    布団を剥いで、起き上がる。親が居なくても、モルガナが居なくても、俺は案外起きれるようだ。
    時刻は朝の六時。部屋の向こうで予約設定した炊飯器が使命を完遂した音が聞こえた。
    部屋を出て、顔を洗う。そして、音を立てないように自室の隣の部屋のドアノブを回して、扉を開けた。
    カーテンが閉められた部屋の中で、ベッドの上には小さな膨らみがある。怪盗団時代に育てた忍足で近寄り、その膨らみの主の顔をそっと覗き込む。
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    manju_maa

    PROGRESS支部の続きです。ポイピクの続きじゃないです。これにて完結です。
    なんと「」が、ある!

    この終盤にかけて判明させた後付け設定と繋げるための修正作業があまりにも膨大なので先にこっちにあげます。
    が、最後のシーンに合わせるために小学生編の該当シーンは先に修正済みです。
    読み終わった後に支部の方で確かめて頂けたらフフってなれるかも?
    来栖暁に育てられたあけちごろうくんの話神は死んで、メメントスと現実世界の融合もなくなり、大衆の認知も元に戻った。
    獅童を支持していた大衆の声は手のひらを返すように獅童は悪だと見なし、それを否定するものに変わった。
    イセカイナビは全員のスマートフォンから消え失せて、異世界に渡るための術は完全に無くなった。

    …それから、受験とか、蓮や獅童の裁判とか。探偵の仕事とか、テレビの収録とか。
    色々な出来事を経て。

    「卒業証書授与」

    ……3月15日。
    高校の、卒業式を迎えた。

    最後のホームルームが終わり、クラスメイトと言葉を適当に交わし、校舎の外に出る。
    周りでは合流した両親や友人と校門で写真を撮ったりしている同級生達が疎らに居て。
    けど、不思議とそんな彼らの騒がしい声は聞こえない。春の訪れを感じさせる冷たいようで少し暖かい風の音だけが、耳に触れる。
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    manju_maa

    PROGRESS※書きたいというか書いて楽になりたかったところだけ書いた完全な進捗。「」ないです。

    クライマックスみたいな流れだけど高校生編ド序盤の展開なのですがド迷走しすぎて頭抱えた。この僕っ子誰……!?
    一見丸喜介入してる?みたいな展開だけどラヴェンツァ殿が頑張ってくれたという細かいことを考えてはいけないタイプのやつです。少なくとも私は放棄した
    来栖暁に育てられたあけちごろうくんの話そう言われて暁さんと一緒に向かったのは、何の変哲もない賃貸マンションだった。
    先導する暁さんがポケットから取り出した鍵を差し、扉を開けて中に入る。
    ベッドや机、冷蔵庫、調理器具、洗濯機など。人間が生活するために必要最低限の家具は全て揃っている1LDKの間取りの部屋。
    しかし、そこに誰かが生活している気配はなかった。

    「ここ、誰かの部屋?」
    「ああ。今日から吾郎が住む部屋だ」
    「…え?」

    あまりにも当たり前のように言うから、聞き流しそうになった。

    「どういうこと?引っ越すの?それにしては…」

    狭すぎる。
    初めて会った日、彼は僕が自分と同じくらいの高さまで背が伸びると言っていた。実際に今の身長は暁さんと大差ない。そんな180cm間近の男二人が暮らす部屋にしてはこの間取はあまりにも無理がある。
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    MOURNING※※※そうはならんやろが満載すぎるので何でも許せる人向けです※※※サクラ迷宮20階層の探索もそろそろ頃合いかと思われた時。俺達の目の前に、再び時空の歪みが現れた。
    これまでもここに入ってはアーチャーやランサー、キャスターという強敵との戦闘が待っていたわけだが…。
    今回の歪みは今までのものとは少し異質な雰囲気を感じる。
    歪みの所々で時折ノイズが発生し、歪みというよりバグと言った方がしっくり来る。
    身の安全を考えれば無視するに限るのだが――

    「ほう、これまた随分と面白そうな気配がする。…どうする。尻尾を巻いて逃げるか?雑種」

    案の定、ギルガメッシュは乗り気だ。
    しかも、無視するという選択肢を『逃げ』と言って潰しに来ているこの言い方。本当に性格が悪いサーヴァントだ。

    「ここまで来て逃げないよ。…行こう、ギル」
    「フッ、それでこそ我が雑種。さて、此度はどのような相手が待ち構えているか、見ものだな」

    どこか嬉しそうに笑うギルガメッシュと共に、歪みに飛び込む。足を踏み入れた瞬間、俺達を包み込むように歪みが広がっていき――
    目を開けると、洞窟のような場所に俺達は立っていた。

    「…なんか今までと雰囲気が全然違うね。…静かで、不気味だ」
    「ふむ。…どこぞの世 7364

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    MOURNING細かいことは全て無視してとにかくキングゥに諦めきったギルさまを殺してほしかったから書いたなんでも許せる人向けバビif。

    皆死んでる。
    なんでも許せる人向け。
    細かい設定は全部無視してる
    結論から言うとウルク───つまり旧人類は敗北した。
    栄えた町から聞こえる声は一つもなく、例外なく民は全員滅びた。
    そして、人理を守らんと未来からやって来た異邦人。……カルデアもまた、敗北した。
    視線を横に逸らすと見えるのはかつて藤丸立香と呼ばれていたマスターとそのサーヴァントである盾の少女の亡骸。
    彼だったものが付けている腕輪から聞こえる、カルデアの男の声も、やかましかったのでその手首ごと踏み潰した。
    そして、キングゥである僕は。
    今や旧人類最後の生き残りともいえる男。ウルクの王…ギルガメッシュの身体に跨り、その無様な姿を見下ろした。

    僕を見上げるギルガメッシュの瞳に戦意は無かった。
    覆らなかった未来に絶望したのか、己の無力さを嘆いているのか。そんなことはもう、分からない。
    とにかく目の前の男は、とうに戦意はおろか生気すら失っていた。

    「……何か言うことは無いのかよ」
    「今更我が何を言ったところで、何も変わらぬだろう」
    「ああ、そうだ。お前達は敗北した。旧人類はお前が死ねば終わり。そしてその終止符を僕が打つ」
    「そうか」

    ハァと大きく息を吐く。

    「立香とマシュが死んだ時点で人理 2381

    manju_maa

    MOURNINGいつか漫画で書いた現パロ金女主の続きものその日の私は期待と嬉しさで心踊らせながら、待ち合わせの場所へと足を向けていた。
    休日の街は、自分と同じように仕事や学校が休みの人達で賑わっている。
    恋人同士で楽しそうに話している人、友達同士で賑やかにしている人、家族で買い物に出かけている人、沢山の人達とすれ違う。
    皆が皆、各々の時間を満喫している。
    そして、私もまたもうすぐその満喫している人達の中に混じるのだ。

    今日の十三時、街の時計台の下。
    それが、彼──ギルガメッシュとの待ち合わせの約束だった。

    待ち合わせの場所へと到着し、ギルガメッシュの姿を探し、居ないことを確認して彼が来てもすぐに分かるであろう場所に立つ。
    メールで先に到着した旨を伝えて、一息。
    ギルガメッシュは仕事で毎日忙しそうにしている人だ。今日も待ち合わせの時間までは仕事だと言っていた。
    「それなら休みの日でも平気だよ」と言うと「時間は作る。貴様は構うな」との事だった。

    「でも、ギルと会うのも久しぶりだな…ふふっ」

    楽しみな気持ちが抑えきれずに一人、笑みを零す。
    「今向かっている」という短いメールを読んで、どこから彼が来るのかと辺りを見渡しながら、彼の到着を待つ 4810