Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    ナニ

    GogaTuAMe2336

    MOURNING会話は後半、前半は生い立ちっぽいなにか
    拙い
    メインストーリーの冒頭これは、少女の後悔になる物語である。


    太陽が沈み、空が薄暗くなる。街灯がチカチカと点滅し、賑わっていた街も夜の静けさを取り戻す。先程まで沢山の音が鳴り響いていたライブハウスも明かりは消え、ドアノブにはCLOSEという文字がぶら下がる。そんなどこにでもある街中のライブハウスの前で少女は1人腰掛けていた。

    フードを被って長い前髪で片目を隠し、露出しているもう片方の目からは今にも涙が零れそうになっている。この少女は先程までこのライブハウスにいた。ステージに立ってライブに参加していたバンドマンの1人なのだ。では何故今ここに1人なのか。結論から言うと、この少女はライブを大失敗に導いた張本人なのである。ステージ上で緊張のあまり頭が真っ白になり、歌詞も譜面も何もかも忘れてしまったのだ。当然観客からは大ブーイング。大失敗のライブの後、バンドメンバーもこれ以上の失敗は許容できないと言い残し離れていってしまった。ライブの失敗は今回が初めてでは無い。むしろ次こそはと励まし、期待し、チャンスをくれたバンドメンバー。そんな迷惑ばかりかけてきたバンドメンバーからのクビ宣告を少女は受け入れざるを得なかった。
    3517