Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    ナン

    W31z1cgZiX669

    MOURNING⭐︎誰がなんと言おうと 伊食満 ⭐︎

    ・留三郎の体調不良
    ・文ちゃんに弱音吐く留三郎
    ・元気で愛い用具委員会と保健委員会

    後味悪く感じるかもしれませんが、『二人だけが知っている』読んでもらえたらなんとなく謎が解決します!

    ⚠︎この前挙げた小説『二人だけが知っている』のボツシーンです。読んでた方が状況がわかるのと、微妙にネタバレです。読んでなくても分かるので、体不好き集まれ〜!!!!
    抱きしめて「食満先輩、無理をしてませんか」

     そんな中、中庭で用具の修補の仕事を行なっている留三郎を見かけて、母屋の廊下で思わず立ち止まっていた俺に声をかけたのは、鉢屋三郎だった。

    「わかるのか、鉢屋」
    「いやー、伊作先輩が帰ってきてないことを知った上で複合的に見ると、少しぎこちなく見える、程度としか。俺は変装するために人の動きとか癖だとかをよく見てるから気がつくだけで、他の五年は全く分かっていないでしょうよ」

     あの人、こんなに嘘つきだったんですね。と鉢屋は言って、俺と揃って留三郎に視線を向ける。

    「……ねぇ、気が付いていますか。潮江先輩」
    「何がだ」
    「いやねえ、食満先輩の話題を振ったら気がつくんじゃないかとそう思って話しかけたんですけど」
    2657