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    ハコ

    Mskl_ks

    DONEカーセルなれそめ話
    『対岸の、その先に進むには。』後

    クロノポリス攻略中の時系列です。
    全編R18描写なし。


    前編はこちら→https://poipiku.com/8684555/10261906.html


    支部の『花、開く。』の続きの話です。
    先にお読みいただくともっと楽しめるかも↓
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20077594
    対岸の、その先に進むには。 後編「来ますよ、セルジュ!」
    「うん、イシトさんっ」
     二度の警備交代を経た翌日。少しうわずったセルジュの声が聞こえる。
     セルジュとほぼ言葉を交わすことがないまま、ここまで来てしまった。
     案の定、名前も呼ばれやしない。
     出発の直前に「眠れたか」と声をかけたが、セルジュが朝に弱いのも相まって、軽く頭を下げられた程度のやりとりしかできていない。その瞼は、赤く腫れ上がっていた。一度目の交代の後には床に転がってぐっすり眠っているのを確認したので、少しでも休ませる事ができたのが幸いか。
     目の前には、もはやヤマネコでもセルジュでも無くなったもの——『神』を自称するフェイトが、前のめりに構えている。ゆうに十メートル以上はあるかと思われる巨大な上半身を揺らしながら、床を突き破って相対している。こんなものが地下に埋まっていたのか。
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    紫色の名無し

    CAN’T MAKE「mtrgのやりたいこと」を探すnrmtが書きたかったんですけどこの続きが1文字たりとも出てきません。ということで供養です。
    時間軸は2の後、nrのバッジ剥奪前のどこか。
    私の中ではこのあと、「まずはお前の世界を広げようよ」と言ってnrが色々なものをmtと見に行ったり旅行に行ったりするんじゃないかなと
    世界を少しずつ切り取って眺めて心を満たして欲しい
    やりたいことねぇ御剣、なんかやりたいことある?

    成歩堂が御剣に問う。それは成歩堂にとっては、ほんのささやかな、ふとした疑問であり、自分に出来ることだったら叶えてやりたいという願望であり、単に話の繋ぎであり、話題の提示でもあった。
    本当に、何の気なしに口をついて出た話題であっただけで、それが“食べたいもの”であったとしても“明日の天気”であったとしても良かったのだ。
    しかし問われた側の御剣にとってはそうではなかったらしく、御剣は眉間の皺(成歩堂曰くヒビ)をさらに深くしていつになく真剣に考え込んでしまう。
    御剣が真剣な面持ちで、(尤も彼を知らない者からしたら怒っているように見えるだろうが)考え込んでいる間、成歩堂は暇を持て余すように、御剣の顔を眺める。御剣が美形であるため眺めたくなるというのもあるが、今に限っては本当に手持ち無沙汰なだけ。
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