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    ハラ

    桃霞りえ

    DONE2月23日20:30〜2月28日23:59までの一時的限定公開。
    【脳筋二人とドラゴン討伐依頼】の閑話です。
    マッシュくんとレインくんが戦闘時のライオさんの待機中の様子です。
    二人の周囲はいつも大変。無自覚にぶん回してくるのに、二人の居るところが台風の目状態だから、本人たちには被害が無い理不尽仕様。と、その周囲。今回はライオさんって感じだと思います。
    脳筋二人とドラゴン討伐依頼 閑話こちらはpixivと、たぶんこちらにも載せてあるはずの【脳筋二人とドラゴン討伐依頼】の閑話となりますので、そちらを読了頂いた方向けのお話になります。
    もし、脳筋二人と〜の方を未読の方は、そちらの方を読了頂けると幸いです。
    後日、pixivの方にもアップ予定ではありますが、このままか多少の変更を加えるかが未定の為、マッシュ受イベント開催記念に便乗して一時的な先行公開失礼します!

    では、本編へどうぞ↓








    マッシュとレインが現地へと向かい少し経った頃、レインの魔力を微かに感じた。
    普段と比べたらおとなしすぎる程の魔力量。
    ドラゴンの特性を考えれば主な攻撃手段をマッシュに託すのが最適解ではある。しかし、あのレインが守り役になる日が来ようとはと内心では面白くて仕方がない。
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    山椒魚

    DONE邦訳第2巻以降の内容が大きく関わってくるおはなしです。
    したがって、ネタバレが大いにありますのでご注意ください。

    以下ネタバレを含む内容紹介。

    日月露華芝の身体で「絶世きゅうり」を名乗っていた沈清秋を振り返る、主に洛冰河視点の物語。タイトルのポップな雰囲気はラベル詐欺のようなものです。他に思いつかなかったのでご勘弁ください。
    魔王陛下はきゅうりに夢中 それは、洛冰河と共に街歩きをしていた時のこと。
     少し喉でも潤そうかと、通り沿いにある店が外に出している腰掛けを借り、お茶と一緒に注文した甘いものを摘んでいたときの事だった。
     街の賑わいなどについて他愛もない話をしながら、何とはなしに通りを眺めていると、両脇に出店が立ち並ぶ大通りの人混みの中をくぐり抜けながら、幼い子どもたちが歓声をあげて走ってくる姿が見えた。
     兄妹なのだろう。彼らの顔立ちはよく似ており、上二人の兄たちが、少し歳の離れた弟と妹の周りをケラケラと笑いながらぐるぐると走り回っている。弟と妹は一緒に手をつなぎ、近くに来た兄を掴まえようと、これまたキャッキャと楽しそうに駆け回っていた。
     その一団は、しばらく沈清秋の眼の前でじゃれ合っていたが、やがて下の弟がふらりと大人にぶつかって叱られると、上の兄が「ごめんなさい」と頭を下げて、今度は皆で手をつないで家があると思われる方角へと走り去って行った。
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