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    rupam17wt

    MOURNINGひいあいワンライ お題『宣言』
    またしてもお題にきちんと添えていない……
    これからワンライはこちらにバックナンバーを登録していきます。ちゃんと運用できれば良いのですが。
    読んでくださりありがとうございます。
    土曜日のお昼どき、一彩からESの食堂に呼び出された藍良は、入り口で待ち構えていた彼の鬼のような形相にびっくりした。どうやら怒っているらしい。一彩はその穏やかさととんちんかんな思考回路ゆえに、滅多に感情を荒げることがないのに。一体何があったのだろうか。
    藍良が状況を飲み込めていないことに構うことなく、一彩は藍良の手を引いてずんずんと食堂の奥の方へと向かう。連行や誘拐という表現が正しく思える乱暴さだった。
    やがて二人はテーブル席に辿り着く。四人がけの席は二人きりで占領するには広くて、これから食事を摂りにくる人たちに申し訳なさを感じる。
    一彩は藍良を解放し、席に座るように促した。彼の異様さに面食らっていた藍良は、言われた通りに椅子に浅く座った。藍良の向かいに座った一彩は、重々しく口を開いた。

    「白鳥藍良、僕は『ALKALOID』の君主として、今から君に厳しいことを言わなくてはならない」
    目が据わった一彩を見て、藍良の背中に日当たりの良い食堂が底から凍りつくような悪い予感が走る。思い出すのは解雇を言い渡されたあの日や、ライブで失敗してしまった時。知らないうちに取り返しのつかないことをしてしま 2004