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    フラグ

    麦茶丸

    PROGRESSカドは立香がバキバキ恋愛フラグを折るせいで臆病な恋心を持ってる設定
    平気で勘違いさせるようなことを言ってくる立香に苛立ちを隠せず、わからせようとキツク言ったら恋人になっちゃったって感じ。
    でも立香が男として意識してくれてるのかと思って、脳内大混乱。
    ぐだの視点じゃ余裕癪癪に見えるも、カドの中じゃ感情でぐちゃぐちゃ。
    表に出さないのは恋愛経験ではなく、彼の精神がぐだより大人だからかなって思ってます
    恋人宣言 カドック視点僕は藤丸のことが好きだった。認めるのに時間はかかったが、自覚してからは不思議と腑に落ちた。あんな気難しい英霊どもをことごとく落としていくのだ、自分が惹かれることに疑問は浮かばない。

    ただ、それで手に入れようなどとは思わなかった。身の丈に合わない距離を望むこと。それがどれだけ不毛な事かよくわかっているから。
    そんな気持ちで接していたら、いつの日か藤丸から提案された。

    『休みの日さ、カドックの部屋に遊びに行ってもいい?』

    1回切りの気まぐれかと思った。しかしそれは何回も続いた。2回、3回と続いた時に、思い切って聞いてみれば『一人でいるのが寂しいから』という。
    そんな言葉に内心もしかして、と期待した。
    ――けれど藤丸はその淡い期待をことごとく潰していく。
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    Nel

    PROGRESS前にサークルにちょろっと冒頭だけ投げた【落暉街の花魄】(大学生一護とルキアが空環の街に行く話)とは別のパターン。
    私が折ってしまったフラグを強制的に元に戻して欲しくて書こうと思った話。空環市散策して千年マートとか行って欲しいな、って。
    BGMは『空環神社』『空環ノ地圖』『道行きは迷い道』『ヨウサリカ』『不在ノ駅舎』あたりで。
    捻れの街にて(仮)「なー、一護ォ~~【空環駅】って知ってるか~?」

     早い者は受験も終わった高校三年の三学期。自由登校になったとある冬の日のことである。
     久々にいつもの面子が揃っていたからか、啓吾はふとそんな話を振った。

    「空環駅? なんだそりゃ……この辺じゃ聞かない地名だな」

     県内か? と首を傾げながら観光地か何かだろうか、と思考を巡らせるも、やっぱりそんな地名に聞き覚えはなかった。
     すると、啓吾はやっぱ一護でも知らないか~と少しだけ残念そうな声音で云い──

    「空環駅ってのはネット怪談とか都市伝説っぽいヤツ! 少し前に流行った【きさらぎ駅】みたいな!」

     と人差し指を立てて見せた。

    「怪談?」
    「そそそ。黄昏時に空座駅から下り方面の電車に乗って暫くすると、たまに迷い込んじまうことがあるんだと! なんでも、嵯峨野っていうススキ野原に出たら、急に『次は~空環駅~空環駅~』ってアナウンスが流れて停まることがある……とかなんとか?」
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