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    フラグ

    おりや🎤

    PROGRESS⚠️ひふ幻

    ひふ←幻から始まる、📚が🥂とのフラグを成立させようと奮闘する話(2月のひふ幻オンリー辺りで発行予定の新刊)の序盤です。

    ※本はR18の予定
    ※このページの公開は、2025/7/31まで。その後、非公開にします。

    イベント終了に伴い、パスワード外しました☺️
    フラグじゃない!0

    「ごめんね。夢野くんの気持ちは、とても嬉しいのだけれど」
     申し訳なさそうに下げられた眉。冷たい印象にならないよう配慮された、曖昧な笑み。ばっさりと切って捨てるわけではないと言いたげな、ためらいを含んだ沈黙。
     夢野は、絵に描いたようなリアクションを見せる男の、無駄に整った宝石級の顔面をじっと見つめた。
     中王区内に設けられた、ディビジョンラップバトルの会場。そのバックステージの中でも極めてひと気がなく、薄暗い場所だった。
     だが、素っ気ない灰白色の壁に囲まれていても、彼の持つ煌びやかさこそが、場の華となる。さすがは、シンジュクのナンバーワンホストといったところか。
     ファイナルと銘打たれたディビジョンラップバトルの勝者が決まり、ノーサイドで観客たちに披露した最後の一曲も終えて、裏へ引き上げてきたところだった。チームの垣根を越えて盛り上がる面々をそっと見回して、人知れず声をかけた彼と共に、人通りの少ないここへ足を運んだ。
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    麦茶丸

    PROGRESSカドは立香がバキバキ恋愛フラグを折るせいで臆病な恋心を持ってる設定
    平気で勘違いさせるようなことを言ってくる立香に苛立ちを隠せず、わからせようとキツク言ったら恋人になっちゃったって感じ。
    でも立香が男として意識してくれてるのかと思って、脳内大混乱。
    ぐだの視点じゃ余裕癪癪に見えるも、カドの中じゃ感情でぐちゃぐちゃ。
    表に出さないのは恋愛経験ではなく、彼の精神がぐだより大人だからかなって思ってます
    恋人宣言 カドック視点僕は藤丸のことが好きだった。認めるのに時間はかかったが、自覚してからは不思議と腑に落ちた。あんな気難しい英霊どもをことごとく落としていくのだ、自分が惹かれることに疑問は浮かばない。

    ただ、それで手に入れようなどとは思わなかった。身の丈に合わない距離を望むこと。それがどれだけ不毛な事かよくわかっているから。
    そんな気持ちで接していたら、いつの日か藤丸から提案された。

    『休みの日さ、カドックの部屋に遊びに行ってもいい?』

    1回切りの気まぐれかと思った。しかしそれは何回も続いた。2回、3回と続いた時に、思い切って聞いてみれば『一人でいるのが寂しいから』という。
    そんな言葉に内心もしかして、と期待した。
    ――けれど藤丸はその淡い期待をことごとく潰していく。
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