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    ホラーゲーム

    さかぐちやえこ

    DONE平和な町に暮らす新渡米先輩と、ちょっとワケありな町に住んでる小学生喜多くんの話です。
    腐向け。深夜廻というホラーゲームから設定をお借りしていますが、知らない方でもお読みいただける感じには解説を織り込んでいます。とても素晴らしいゲームなので公式サイトを是非見て雰囲気味わってみてください。

    ちなみにタイトル◼️は、本文最後の一文見たらわかります。
    ■の■■で■■■が■■■る。夏休みが終わって、きらめく日なたの時間が短くなり、そうこうしている間に時は過ぎゆき、あっという間に日が落ちるのが早く、肌寒くなった。
    部活の完全終了時間が夕方5時半時、そこから着替えをしたりして完全下校が6時15分なので、帰る時間にはすでに辺りは暗くなりかけてくる。
    「先輩、帰りましょう」
    一つ後輩の喜多が、すっかり帰り支度を整えて、昇降口の前で軽く上下にホッピングしながら俺を待っていた。
    「部活中は動いてるから暑いけど、汗かいた後って止まると途端に冷えますよね」
    だからずっと飛び跳ねていた、と彼は言う。
    「今そんなに寒がってたら、冬はもっときついよん。この学校、地味に山の上にあるから冬の寒さエグい」
    「うわ、知りませんでした。最悪。俺、寒さにあんまり強くないんですよ。ほら、体温低いでしょ」
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    KukiA_Nov

    MOURNINGヨミさんと包くんと真吾くんでホラーゲームして親睦を深める話、のセリフのみ。「……なんだ」
    「ヨミさん、今お時間ありますよね」
    「ね」
    「手を離せ、俺は――」
    「今日はお仕事禁止っすよ」
    「逃したら僕たちがナギさんとお姉ちゃんに怒られちゃうもんね」
    「……ナギ様と、ゆかりに?」
    「ヨミさん、休み方も息抜きの仕方も分からないみたいだから、僕たちに一緒にヨミさんが休める方法探してほしいって」
    「迷惑かもしんないですけど、あの、一生懸命やりますから」
    「……」
    「ってことで、じゃーん」
    「……何だこれは」
    「ゲームなんすけど、俺たちじゃクリアできなくて。ヨミさんこういうの触ったことありますか?」
    「いや……」
    「はい、コントローラー持って」
    「人生初ゲームがこれでいいのかなって気はするけど」
    「画面が暗いな」
    「怖いやつなので」
    「怖い? 貴様らは金を払ってわざわざ不快な思いをしに行くのか?」
    「いや、うーん、そうなんだけどそうじゃないっていうか……」
    「ホラーゲームはこのドキドキ感がいいんだよ!」
    「あとは、やると謎が解けていく感じ……ですかね。ホラーゲームの魅力」
    「……」
    「この短編ゲーム、この間配信が始まったばかりなんですけど、まだ世界で誰もクリアできてな 1222