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    マラ

    kei94

    DONE遅れちゃったけれど全ての世界線のドラルク様お誕生日おめでとうございます!
    イベントまでに何を書きあげよう????と決まらなくて、直前で書き出して、自分にしては短時間で書いたものです。途中神からのドラ誕があってそれどころじゃなくなってしまいましたw

    しかし、ドラ誕生日年表をみなさまご覧になりましたか。
    つまりこれは空白の2022年にあったかもしれないってことです(嘘)
    主従いちゃの過去、トマトピュ
    ドラちゃんへの誕プレに迷うロナルドの話 ロナルドは頭を悩ませていた。
     と、同時に自己嫌悪に陥っていた。
     どうして俺は余裕を持って計画的に行動できないのか。いつも直前の時間ギリギリになって慌てるあわてんぼうのサンタクロース。急いで落っこち……あ、ごめんなさいサンタクロースさん飛んだ風評被害。貴方は世界の子供達の希望。俺なんかとは比較しようのない神。
     連想ゲームのように頭に思い浮かんだ言葉から取り留めなくロナルドの思考は横滑りし、俺なんてという自己卑下にべしゃりと着地する。
     脳内サンタは優しく微笑み、ホーホーホーとお約束の笑い声を残して夜空的な上空に消えた。ありがとうサンタクロース俺のところにも来てくれて。
     ロナルドはまた来月に会おうと手を振った。
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    桃本まゆこ

    DONE沢深webオンリー『さわぐ心をふかく射止めて』展示作品です。以前の壁打ち「思い出が欲しい深津」のネタを小説にしました。高校時代は始まらなかった沢深が十年後に急接近する大人沢深です。後半は書き終えたらアップします。それにしても天才のイベントタイトルですね!開催ありがとうございます!
    The Way Back Home(前編)1.

     さっき貰ったばかりの色紙を潰れないように一番上に入れて、ボストンバッグのファスナーを閉める。ほとんど余白がないくらいびっしり埋まった寄せ書きを思い出すとまた涙が出そうになるけど、泣いてばかりはいられない。ずっと狭いと思っていた二人一組のこの部屋は、一人分の荷物がなくなると随分ガランとして見えた。俺は明日、この寮を出る。コンコンとドアを叩く音がして、俺は慌てて両目を拭った。
    「沢北、いるピョン?」
    「はい、どうぞ」
     ドアの外から聞こえてくるのは予想通りの声。俺は少し緊張しながらドアを開けた。
    「……お前ひとりピョン?」
    「ッス。佐藤は別の部屋行ってます」
     一歩中に入ってきた深津さんが部屋の中に視線を走らせて訊ねた。食堂で見送りの会を開いてもらったあと、最後に二人で話したいことがあるから時間をくれ、と言ったのは深津さんの方からだった。まさかこの期に及んで説教ではないと思うけど、二人きりで話したい内容の心当たりがなかったから、同室の奴には今だけ出て行ってもらった。
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