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    リズ

    mi4ra1_under

    PROGRESSご都合二次創作の冒頭。

    殺意が足りず死に至る威力の出せなかったネズミちゃんが居てもいいよね?だって根の深いところは優しい子だもの!(ご都合妄想)
    書けない期がもうすぐ一年を迎えそうですが夢のサークル参加を目標に頑張ってます。書けなさすぎて心折れそうです。
    セドハリ生存ルートifセドリックと医務室で再会した時、彼は校医のマダム・ポンフリーを猛烈に怒らせていた。
     扉を開けて中へ入った途端、医務室の奥の方で騒いでいた数人の人影が一斉にハリーを振り返る。そこには、ウィーズリーおばさん、ビル、ロン、ハーマイオニー……そして、マダム・ポンフリーに叱られながら手に何かを押し付けられているセドリックと、彼の両親がいた。みんなの顔がハリー見るなり、はっとした表情になる。その中で、誰よりも先にウィーズリーおばさんが「ハリー!」と叫んだと思ったら、その隣で白いシーツが宙へと放り出されるのが見えた。
     校医の止める声を振り払い、ベッドから飛び降りたセドリックがまっすぐハリーの方へ向かってくる。競技場で別れた時、セドリックは墓場で受けた呪いのせいで気を失っていた。あれから随分時間が過ぎたように思うのだけれど、意識を取り戻したらしいセドリックはまだ競技用のユニフォーム姿のままだった。泥だらけのユニフォームは所々が裂けたり黒ずんでいたり、見るからに酷い恰好で、治療も碌に受けていないのか腕を伸ばした時に見えた彼の手の甲には迷路の中で負った生々しい傷がそのまま残っていた。
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    おおもりのもち

    DONEツイの企画「夏だ海だ刀さにだぁぁぁぁぁ」様参加のお話

    今回も懲りずにいつもの千代さにです!本当はskbありの予定でしたが羞恥に耐えられずやめました…激弱クソザコ豆腐メンタルでごめんね!!!

    …ところで彼らいつの間に付き合ったのって疑問はですね…6月の偽装夫婦企画のお話でくっついてるはずなのですがね…そのお話が未完成でして
    来年の6月までにはあがるよ、たぶん
    夏だ海だ千代さにだぁぁぁぁぁ夏である。なので海に来た。なのに…
    (暑い)
     そう暑いのである。海水浴と言えば海水に浸かり涼しくなるものだが、火の前にいる審神者はただただ汗を流していた。
     山育ちで泳ぎが不得意な彼女は料理好きな男士達のバーベキューの手伝いをしていたのだが、浜でのバーベキューは予想以上に暑かった。しかも運悪くこの夏最高気温の猛暑日であったことも原因だろう。涼しい所で休みたいものだが”主の焼いた物を食べたい”と男士達に彼女のコンロ前に並ばれてしまうと中途半端に抜けることも出来ず、黙々と焼き続けるしかなかった。
    「暑いですね。少し休まれてはいかがですか?」
     顔を真っ赤にして汗を流す審神者を心配た平野に飲み物を渡される。
    「ありがとう、いただきます」
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    かのう

    DONE无限を(物理的に)食べたい小黑の話です。
    注意:ほのかに香る程度のカニバリズム表現があります。そういう話がダメな人はご注意ください。(食べてません)
    无限を食べたい小黑の話 つきり、と指先に走った痛みに、无限は密やかに眉根を寄せた。ここ数日で、慣れてしまった痛みだった。
     適当に入った店で空腹を満たし、満足げに息を吐く久方ぶりの弟子の頬についた包子の欠片をとってやった後だ。視線の先では小黑が无限の手を取り、その指先を小さな口に含んでいる。まるで菓子でも食べているかのようにもぐもぐと一心に口を動かしている様はとても愛らしいのだが、如何せん口に含んでいるのが无限の指だ。甘噛みのようなもので傷はついていないのだが、歯が食い込む度にじわじわと鈍い痛みがある。
     小黑のこの行動は、最近の无限の悩みの種だった。一番最初は確か、滞在先のホテルでだったように記憶している。シャワーを浴びて埃を落とし、さぁ寝ようかとベッドで横になっている无限の耳を小黑が齧ったのだ。その時の小黑が子猫の形をしていたものだから、まぁそんなこともあるだろうと流してそのまま寝てしまったのは、今思い返すと我ながら大雑把が過ぎたと反省している。何せ翌日、人の形をした小黑に腕を齧られてしまったのだから。
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