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    リニア

    唯花(いちか)

    DONEワンデイドロライ 
    お題『作戦会議』『パーティー』『約束』

    一週間後のパーティーで桃李の身が危険にさらされるかもしれない。弓弦からそんな相談を受け、パーティー中彼の身を守る計画にしぶしぶ協力することになる茨。
    協力する代わりにある約束を取り付けてもらうのだが?

    以下の要素有。
    ※ギャングスト、テンペストスト、SS本戦スト、Atlantisスト(fineクライベスト)
    ※台詞有モブ




    **
    久々の共闘あるいは素直になるのは苦手だという話**

    「で。どうして自分がそんなことに関わらないといけないんですか」
    「あなただって嫌でしょう。きな臭いのは。わたくしはあくまでも、自身に降り注ぐ火の粉を振り払うつもりで提案しているのです」

     茨は、真剣な表情でこちらを見つめている男を横目で睨みつけた。

     本当にたまったものではない。どうして彼に協力しなくてはいけないのか。……話は今から二時間前に遡る。
     


     
     ***
     
     その日、茨は珍しくも伏見弓弦からの連絡を頂戴していた。彼からの連絡なんて、記憶にある限り一度もない……。いや、SSの本番前。彼の主人が行方不明になったときに、呼び出されたことがあったっけ。

    (まあ、応じずにいたら空き部屋に引きずり込まれたんですが)
    11694

    住めば都

    DONEあくねこ、ベリアン夢
    ある休日の朝、ベリアンが主様におまじないをかけてもらう話

    仕事終わりにアニメイトに飛び込んで、サンリオコラボのグッズを買ってきました! コラボフェアの期間に買いに行けてよかった!
    ぱしゃこれを1袋だけ買ったんですが、ベリアンが来てくれました!やっぱり書くと出ますね( ˇωˇ )
    とっておきの魔法をかけてよ ベリアン・クライアンの一日は、主人の起床時間に彼女の寝室を訪うことから始まる。
    「主様、おはようございます。起きていらっしゃいますか?」
    「起きてるよ。どうぞ、入って」
    「失礼いたします」
     ドア越しのやりとりを経て入室する。このときには大抵、主人は身支度を終えているので、ベリアンが主人のためにできるのはアーリーモーニングティーを淹れることくらいだ。
     こことは異なる世界でも生活を営む主人は、身の回りのことはほとんど自分でこなしてしまう。よっぽど疲れているときくらいしか寝過ごすこともないので、朝の手伝いはそれほど必要ではないのだろうなと、実のところベリアンは思っている。
     優しい主人は、ただ執事たちの仕事を奪わないでくれているだけなのだ。それでも、主人が毎朝ベリアンの用意する紅茶を美味しそうに飲んで、笑顔で礼を言ってくれるのが幸せで。だからベリアンは主人が拒否しないかぎり、毎朝主人の部屋を訪ね、朝の紅茶を淹れるのをやめるつもりはない。
    1968