ワタナベ
わたなべ
DONE塗りが上手く出来なくて悶々としてたので息抜きに小話を書いた!古語について考える七i虎!わたなべは頭が悪いので意味とか違うかもしれないけどスルーして欲しい気持ち!いとし、かなし、「なぁなぁナナミン、『愛し』って何で『かなし』って読むん?」
目の前で宿題に手につけていた彼が私を見上げながらそう問いかけた。彼の言葉から察するに、今彼は古文の宿題の真っ最中なのだろう。
「何でと言われましても…」
そんな事は昔の人が考えたのだから私には分かる筈もない。一瞬そう言いかけたが頭の中にふと浮かんだ考えに言葉を噤んだ。
そして何故かは分かりませんが…と前置きをした上で静かに話を続けた。
「切ない程の気持ちや…失う事を考えると悲しい程の愛しさがあったんじゃないですか」
「えっ?何それ?愛しいのに悲しいん?」
彼が意味が分からないといった様子で眉間に皺を寄せて真剣に見つめてきたものだから私は思わず小さく息を漏らすようにして笑った。彼は私と違って本当に表情が豊かで可愛い。可愛い可愛い、私の恋人。12も離れた、歳下の恋人。
2219目の前で宿題に手につけていた彼が私を見上げながらそう問いかけた。彼の言葉から察するに、今彼は古文の宿題の真っ最中なのだろう。
「何でと言われましても…」
そんな事は昔の人が考えたのだから私には分かる筈もない。一瞬そう言いかけたが頭の中にふと浮かんだ考えに言葉を噤んだ。
そして何故かは分かりませんが…と前置きをした上で静かに話を続けた。
「切ない程の気持ちや…失う事を考えると悲しい程の愛しさがあったんじゃないですか」
「えっ?何それ?愛しいのに悲しいん?」
彼が意味が分からないといった様子で眉間に皺を寄せて真剣に見つめてきたものだから私は思わず小さく息を漏らすようにして笑った。彼は私と違って本当に表情が豊かで可愛い。可愛い可愛い、私の恋人。12も離れた、歳下の恋人。