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    不思議

    天晴れさん

    DONE【小話アーカイブその20】
    光ラハ・光公のすこしふしぎな話ネットプリント企画に滑り込ませていただきました。
    (∩´∀`)∩ お祭りだーっ✨

    ・光はひろし想定。6.0直後くらいの時間軸です。
    ・たまにはひろしが不思議要素になってもいいじゃない。

    ささやかながらお楽しみ頂ければ幸いです(´▽`*)
    Uncertain eyes『虹彩とは、人のいわゆる目の色・瞳の色のことで、遺伝性の身体的特徴である。おもにその表面にある色素に由来するとされ、色のバリエーションは虹彩の中の細胞が作り出す色素の割合によって決定される。色合いは成長や環境によって多少の変動が見られるものの、基本的に分類が変わる程の色の変化は無い。
    -ピュシス治療院 眼科研究論文より-』


     無限の光を切り裂いて、現れた漆黒の夜空を背負い振り向いた彼の姿を見たあの瞬間。『私/オレ』は二つの意味で息を飲んだのだった。




    「あの人が帰ってこない?」
     石の家の広間に置かれた机を一つ陣取り、暁の記録を片っ端から読み漁っていたグ・ラハは顔を上げると目を瞬かせた。
    「そ。朝食の後に少し近くを見てくるって出たきり、もうお昼だって言うのに。どうせまた道中でギガースやら暴走ヒッポグリフやらの細々したトラブルに首を突っ込んでいるんでしょうけど」
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    さばみこ

    DONE敵の不思議な力で一番が10代の頃の姿に戻ってしまうイチナンのお話です。
    途中にシリアスを挟みますがめちゃくちゃハッピーエンドです。
    以下の要素を含むのでご注意ください。
    ・攻めの外見の一時的な年齢操作
    ・別れを切り出す場面

    両思い、7と8の間の同棲時代の設定です。
    二人で夏を満喫したり、気持ちを再確認して甘々になるお話です。
    別れを切り出す場面がありますが作中ずっとお互いが相手のことを大好きです
    夏の幻 それは夏の夜の出来事だった。
     その日も一週間の仕事を終え、二人で暮らす部屋に戻る。帰路から二階の灯りがついているのが見えてナンバは足を速めた。今日は向こうの方が早かったようだ。家に帰ると一番が待っている。もうすっかり慣れた生活だったが、それはいつまでもくすぐったいことに感じられた。

     高めに設定したクーラーをつけ、ゴミ捨て場で拾った扇風機でぬるい空気をかき混ぜながら、二人で夕飯を食べる。一週間分の労働をねぎらいながら酒も空ける。ささやかだけど幸せな時間だ。いつもと同じ夏の夜の光景だった。
    「あれ、冷やしてなかったっけか」
     一階で冷蔵庫を開けた一番の声が聞こえてきた。ここのところの忙しさのせいで、酒の買い置きをうっかり切らしていた。どうする、今日はもうお開きにするか?と訊ねると、一番は少し考えるそぶりを見せたあと首を振った。
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    カミオ🫠

    REHABILI一人の人間に一人の守護霊が存在して、決められた運命の相手と結ばれる少し不思議な世界のふみ天。パロ。
    💜が好きなセージャ様(🧡の守護霊)が運命の相手である🧡と結ばれるのを阻止する為に御法度である守護霊強制交換を🧡に内密に行ってしまう。更に💜の記憶と🧡への恋心を改竄する(=催眠)セージャ様。やりたい放題だし💜は催眠かけられて正気じゃない!どうなっちゃうの🧡!?
    運命と守護霊に弄ばれた二人

    『伊藤ふみや。貴様は、用済みだ。ーー是より、我は強制交換トレードを行う。対象は、天堂天彦を守護する者・性とする』
    「は?え、おいっ!」

    自分の守護霊である正邪が手を振りかざすと、黄金色に輝いた液体のようなそれがふみやを覆うとする。身を守ろうと体が強張った瞬間、正邪の背後にいる天彦が見えた。彼に催眠をかけられているのか、ふみやがいくら呼びかけても反応はしない。スカイブルーの瞳に光はなく、どこか虚ろでその目には何も写していなかった。

    「ッ、天彦……!目を覚ま、」
    『無駄だ。我の術により、貴様の声も届かん。直に、お前との記憶や感情も無くなるだろうよ』
    「は、!?なんだ、それーーッ」

    ふみやの体を拘束し始めたそれは、氷のようにひどく冷たい。そして、骨が軋むんじゃないかというくらい力が強かった。足と両腕に巻き付いた黄金色の液体が、ふみやの自由を奪い、逃げることは出来なかった。液体のはずなのに、まるで金属のように重く何十にも複雑に巻き付いて、ふみやは重さもあって身動きが取れなくなる。
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