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    汪莉( ˘ω˘ )

    MEMO恋に恋する自己完結型の片恋ナルシストなゆじくんと恋愛童貞で初恋モンスター(予定)のごじょせんのお話。呟いたネタのひとつ。書きたいってなったので書き出しだけ……。
    初恋モンスターと片恋ナルシスト「ね、悠仁。僕のこと、好きなんでしょ? 僕も悠仁が好きだから付き合おっか」
     その告白は、虎杖悠仁にとって青天の霹靂であった。いや、まさか矢印が自分に向いてしまうだなんて思いもしなかったのだ。勝手に恋をして、勝手に目で追って、勝手に想いを募らせる。それだけで良かった……、いや、違う。それが良かった。
    「えーっと、ごめん。五条先生、幻聴が聞こえたんだけど、今なんて?」
     奇跡的に何も問題もない自分の耳が聞き間違えたか、季節外れの涼しさにやられた脳がとんでもない誤解をしたのか、そのどちらかだろうと虎杖は五条を見上げる。
    「悠仁は僕が好き。僕も悠仁が好き。両想いだから付き合おっか」
     だがしかし、虎杖の希望的憶測は優しく微笑む五条に踏み躙られた。ぴっと立てた白く美しい指が最初に虎杖を指し、それから自身である五条に向く。そして、その指先はまたぴっと虎杖を指した。ふたりの間を行き来する指を見下ろして、虎杖は絶望的な気持ちで五条の言葉を聞いてしまう。
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    みのりのめも

    PROGRESS頑張って書いた冒頭読んで
    Sing in the darknessネタバレしかない。
    ※本編軸の捏造、セイジメンタル弱い、未完成。1部本編を引用してる箇所ある予定。ロビ←セイを匂わせる描写あり
    2月のイベントまでにしあげます。
    Good morning,Good night.【ニコセイ】1.
     別れはあまりにも突然だった。ニューミリオンの街から太陽が消え、イクリプスの活動が突如活発化した。そして街に住む人々からの信頼すらもその姿を変えた。『ヒーロー』と拒むものたちは増え、遠ざける声が日に日に強くなっていった。サウスセクターに所属し、自らも『ヒーロー』でありながらこのニューミリオンの街と『ヒーロー』を愛するセイジ・スカイフォールはこの違和感まみれの街を憂い、奔走した。
     事態は収束し、太陽も市民たちからの信頼もすべてが戻った。しかしセイジにとってそれは日常だといえるものでなかった。大切な存在を失ったのだ。あまつさえ、自身に刻まれた記憶はすべて偽りで、自分が信じてきたものはすべてこの世界にはないものだったのだ。ニューミリオンの街に、『ヒーロー』にあこがれて、自らの意思でこの街を訪れたはずのセイジは、セントラルの往来の中でロビン・グッドウェザーによって助けられ共に過ごす中で自らも『ヒーロー』を志したはずだった。それは作られた記憶であり、現実は暗く深い海の底からロビンの手によって救い上げられたのだ。その罪を贖うためにロビンは命を奪われ、罪のない市民やリヒトの人生を理不尽に奪った。それは消えない事実で、セイジの枷となっていた。
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