飯Pを手探りで書いてます　湖畔に降り立つと、踏みしめた草地の泥が青臭く匂った。生ぬるい風が頬を撫でる。雨になるのかもしれない。見上げた夜空は厚い雲に覆われて、星さえ見えなかった。
　湖の先にある滝を目指してとうとうと流れていく黒い水面を眺めながら、帰りは雨に濡れるだろうな、とぼんやり思った。洗濯機につっこまれたびしょ濡れの夫の服を見ても、きっと彼女は何も言わないだろうけど。
　街のネオンも届かない夜の暗闇のなかで、まるい窓から漏れる温かな灯りだけが自分の足下を明るく照らしている。例えようもない満足感が、その足から身体を這い上り、全身を満たしていた。ぼくは、呼び鈴を押すこともせずその家のドアを押し開けた。
　彼は部屋の真ん中で椅子に座って、ぼくを待っていた。前もって知らせるようなことはしていなかったが、ぼくが今夜ここにくることは分かっていたらしい。所詮、浅はかなぼくの行動なんてものは、幼い頃からの師である彼には全てお見通しなのだ。

双向暗恋“哥哥，我出门了哦。”
现在已经是六月末了，涂着沥青的地面被烤得发软，踩上去会觉得像踩在了沼泽地，皮肤也晒得通红，额头和鼻子很容易渗出细密的汗珠来。在这样的天气出门，虎杖悠仁很迅速地决定：一定要去买冰淇淋吃。
“等等，悠仁，钱够吗？今天晚上我有事回不来了，要不要再给你一些......”胀相一边说，一边掏出来手机打算给虎杖转钱，却被虎杖制止：“哥哥，不用啦！我平时的生活费还剩下不少，足够！哥哥要赚钱养活咱们家已经很不容易了，我也不能乱花钱！”胀相摸了摸虎杖的樱色短发，因为嚷嚷着热所以昨天去剪了的头发还有些刺手，又因为睡觉很不老实，所以头发横七竖八地有站有坐，但虎杖本人似乎不是很在意这些，而且胀相也觉得自家妹妹怎样都好看，所以虎杖也就顶着这样的头发出门了。妹妹真的很懂事啊……胀相把虎杖送出门之后心里这样想着。

可憐Guy'sバンド幻覚（暫定）社会人（？）バンドだよ。趣味のバンドだからパート替えをするよ。自由だよ。


■皆本さん
楽器も歌もそんなには……なのに参加させられている。
基本はギター。曲によってはベースに持ち替える。
ボーカルもやるが、あらゆるパートで他のメンバーの方が自分より上手いと思っているし実際そう。
それで卑屈にも消極的にもならないのは、バンドメンバーが彼の人柄を認めているから。皆本さんがいないと解散するとみんな分かってる。練習スケジュールの調整からスタジオや箱の手配まで事務方全部やってる。
ファンからすると楽器も歌も頑張ってて可愛い好青年。
稀にアコギメインの弾き語り曲を作詞作曲する。


■賢木先生
基本はボーカル。ギターもよくやるし、ドラムもちょっと出来る。

濡れ千空ちゃんは可愛いとゲンが申しておりまして悲鳴のような声が夜の帷を震わせた。
村には羽京がいるからと、二人で温泉までやってきた。
ここなら大丈夫と思ったのに、広い温泉棚はやたらと声を響かせた。
思わず自分の口を塞いだけれど、出た声は取り戻せない。
離れていく人肌が寂しく振り返ると、月明かりの中ゲンが困ったように笑った。