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    仕様

    merutaroooo

    DONEカキスグWEBオンリー掲載作品④
    優しさと真実の色

    番外編後に、おさなご好き疑惑をかけられるkk先輩と思春期のsgrくんのお話。一応、深海の~の時空で書いておりますが、前回の作品を読まなくても単話として読める仕様となっております。
    優しさと真実の色「カキツバタってさ、その、元々……自分より小さい子が好きなんだべか? 」
    「…………はい?」
     カキツバタは思わず、マメパトが豆鉄砲でも食らったような顔になる。
     それもそのはずだ。この場所はリーグ部の部室。会議用スペースとして設けられた長机。いつも通り机と椅子に絶大な信頼を置き、ただのんびりと過ごしていただけなのだ。
     
     人口の空が橙に染まる頃、リーグ部の部室は授業を終えた生徒たちで溢れかえっていた。
     部屋の中央から、僅かに左角に寄せて置かれた長机。会議用に設けられたその内の一席に腰を落ち着け、カキツバタは学生たちの喧騒に耳を傾けている。
     入り口の側で、寄り合っていた一年生たちが、ブルレク目的で人員を募っているらしい。入ってくる人間を威勢よく口説いている。背後にいる生徒は、別の生徒に基礎ポイントの手解きをしているようだった。砕けた言葉から、それらは後輩に対し、向けられているらしいことを悟る。
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    waka_TOV

    MOURNINGいくつになっても嬉しいもので(本文)

    20250111に発行されたチャ誕アンソロに寄稿させていただいたもののweb再掲になります。
    ポイピクの仕様上文章とイラストが同時掲載できないため挿し絵はこちらに上げております。
    https://poipiku.com/3409644/11301697.html
    少しでもお祭りに参加できて嬉しかったです!
    ありがとうございました
    この日のチャンドラは、元アークエンジェルクルーとミレニアムクルーの混成任務のためミレニアムに乗艦していた。
    何事もなく定刻に迎えた昼休憩は、偶然にもトラインと重なっていて。二人は食堂で横並びに座り、適当な会話を交えながらのんびりと食事をしていると、突然トラインが「あ、」と声を上げた。

    「そういえば、チャンドラくんってもうすぐ誕生日だよね? あれ、もしかして今日だったりする…?」
    「もしかしなくても今日ですけど、よく知ってますね?」
    「あ、間違ってなかったよかった~! 生まれた年も誕生日も近いから記憶に残ってたんだ。誕生日おめでとう!」
    「ありがとうございます。少佐はいつなんですか?」
    「チャンドラくんよりちょっと前の、一月四日だよ。今年はニューイヤーの休暇と合わせて休みが取れたからウィルと一緒に過ごすことが出来たんだけど、サプライズでプレゼントを用意してくれていてね! すごく嬉しかったなぁ」
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