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    楓街(かえでまち)

    PASTむつー卓『狂気山脈第5陣』の不凌忠仁が傀逅シナリオにいったら、こういう展開をして、こういう会話をしていたんじゃないかなという妄想二次創作の第1弾。
    『狂気山脈第5陣』のネタバレ、また『傀逅』シナリオの展開バレがあります。
    セッション未視聴の方や、『傀逅』シナリオ通過予定の方はお読みにならないでください。
    不凌忠仁が傀逅に行ったら妄想SS ~相棒が鵜久森杜人・編~この二次創作SSは、むつー卓『狂気山脈第5陣』のネタバレ、また『傀逅』シナリオの展開バレがあります。
    セッション未視聴の方や、『傀逅』シナリオ通過予定の方はお読みにならないでください。

    ***


    杜人の大事な人は師匠。
    忠仁の大事な人は主君。
    そして、杜人がハリケーンで忠仁がコンバスチョン。

    物語前半は、ほとんど忠仁の活躍で勝つような戦闘が続く。
    街の人たちを積極的に救い出し、時に自暴自棄になっている人に対して、優しい言葉をかけるのも忠仁のほう。
    口数が少なく、周囲とかかわりを持ちたがらない杜人に、忠仁は言う。

    「俺たち3人はチームだ。世界のため、共に闘うぞ」
    「3人?」
    「俺とお前とコイツだ」
    「それはロボットだぞ」
    「仲間は多いほうが心強いだろう」
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    豚野郎

    MOURNING・羂髙
    ・モブから少年を人質に取られて誘拐された髙羽が羂のところにかえる話
    ・髙羽がモブに凌辱された後の話なので100%明るい話ではないです

    ・当初のアレは終わったのですがもうちょっとだけ続く予定です
    不離一体 扉を閉めて、後ろ手に鍵を掛ける。本来ならば呪術で封印を施してやりたいところだが、私にそれは許されていない。私はピンチャンの羂索。それ以上でも、それ以下でもない、それで――それが良いと彼の手を取った、運命を選び取ったのだ。

    「髙羽」

     呪符が壁紙のようにびっしりと貼られた、窓のない部屋。中央に置かれた簡易的なベッドに、私の運命はいた。
     名を呼ぶ暇も惜しく早足に歩み寄れば、髙羽が目を閉じていた。朝に薄目で後ろ姿を見た着古した高校ジャージではない。白い甚平、患者衣と言うべきそれは”治療”を受けるにあたって着替えさせられたのだろう。

     隅から隅まで傷の有無を確認することは間違っていない。また、記憶は物にも宿る。嬲られる最中と同じ格好は苦痛を思い出す材料になってしまう可能性が高い。被害者の保護として妥当な判断で、だから、私に湧き上がる感情、何もかもへの殺意は抑え込むべき感情だ。長く息を吐いて、永く生きる中で作り慣れた笑みを顔に貼り付ける。
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