初雪
Yukkirai_pk
DONEウォロシマ。警備隊員時代のボシさんとウォと初雪の話。恋愛要素は薄めです。
初雪 そのギンガ団警備隊員の女とは、すれ違えば話をするくらいの間柄だった。女性と積極的に話すようにすれば、商売が上手くいくことをウォロは既に学習している。
「おや、今から警備ですか」
冬の近づいた新しい村の目貫通り。目の前に現れた赤い服に声をかけると、彼女は振り返る。
「今完了したところだ」
「そうでしたか、お疲れ様です」
にっこりと笑えば、警備隊員――シマボシは、ありがとう、と短く礼を言った。いつも表情の変わらない彼女らしく、淡々とした声だった。
彼女とは特に親しいわけではない。一言二言、世間話を交わした。
「では、また」
そう声をかけて、その場を離れようとした時、視界にふと白い小さな靄が見えた。手を伸ばして掌に乗せれば、体温ですっと溶けて消えていく。見上げれば、同じものが曇り空からいくつも舞い落ちてきている。
1566「おや、今から警備ですか」
冬の近づいた新しい村の目貫通り。目の前に現れた赤い服に声をかけると、彼女は振り返る。
「今完了したところだ」
「そうでしたか、お疲れ様です」
にっこりと笑えば、警備隊員――シマボシは、ありがとう、と短く礼を言った。いつも表情の変わらない彼女らしく、淡々とした声だった。
彼女とは特に親しいわけではない。一言二言、世間話を交わした。
「では、また」
そう声をかけて、その場を離れようとした時、視界にふと白い小さな靄が見えた。手を伸ばして掌に乗せれば、体温ですっと溶けて消えていく。見上げれば、同じものが曇り空からいくつも舞い落ちてきている。
K(ケイ)
DOODLEなにやら様子がおかしい初雪…(深海棲艦表現あり)※謎の深海棲艦のせいで初雪の胸がでかくなってしまった、そふとえっちイラストです!!なんでも許せる人だけ見てください。よろしくお願いします。
パスワード:いいよこいよ 3
ebizou_1127
MOURNING初雪 〜первый снег〜忠実なる副官丁容が忽然と姿を消し、代わりに部屋にいたのは白くて大きな生き物だった。
【イメージ画像ご覧下さい!ボルゾイ ご参考まで】
https://www.ana.co.jp/travelandlife/article/001173/
初雪 〜первый снег〜「夜中になると、この葛籠は狼のような声で鳴くのだそうだ。どうやら元の時代のものらしい。仔細を調べよ」
陛下からお預かりしてきた古くて大きな葛籠を目の前に、私は当惑していた。
「随分と古い造りですが、金具の意匠が元朝のものとはちょっと違うようですね」
こういう少し変わった案件は、きっと調べたがるだろうと思って、わざと丁容の研究室に葛籠を運ばせた。
案の定、食い付いてきている。
「うん。しかし、私は…肝心の狼の声を聞いた事がない。お前は?」
「私も御座いませんが、国境警備に従事していた隋州や、オイラートのウユンなら知っているのではないですか」
「ほう?」
丁容自ら、隋州やウユンの名を口にするとは、珍しい。
「そうだな。では明日の朝にでも話を聞こう。手配を頼む」
7955陛下からお預かりしてきた古くて大きな葛籠を目の前に、私は当惑していた。
「随分と古い造りですが、金具の意匠が元朝のものとはちょっと違うようですね」
こういう少し変わった案件は、きっと調べたがるだろうと思って、わざと丁容の研究室に葛籠を運ばせた。
案の定、食い付いてきている。
「うん。しかし、私は…肝心の狼の声を聞いた事がない。お前は?」
「私も御座いませんが、国境警備に従事していた隋州や、オイラートのウユンなら知っているのではないですか」
「ほう?」
丁容自ら、隋州やウユンの名を口にするとは、珍しい。
「そうだな。では明日の朝にでも話を聞こう。手配を頼む」
Nui14103_fRee
DOODLE2022年、今年もよろしくお願いします!1月6日の日記。初雪⛄️ 寒さより雪が勝つ。はしゃいで写真にもおさめちゃう。
行きはよいよい、帰りはスリップに怯えるのでした。明日が怖い!
実は、降り続けるのが珍しすぎて窓見るたびにポカンとしてた😮