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    可能性

    nozomiya_zuka

    DONEfrmmハルプル 🍎🍀です。



    ムュきっかけの新規ですが、原作ep5まで履修済です。これはハルプルだ!!と強く確信したのですが、なかなかに少なく……🥲
    告白し結ばれる甘酸っぱい2人が見たかったので、自家発電しました。私が見たいものを詰め込みました。新規ゆえ、色々間違っていたらごめんなさい。
    (加筆修正する可能性あります)(また、準備が整い次第、支部にも掲載予定です)
    ずっと、伝えたかった夕暮れの庭園は、あちこちに咲いた色んな花の甘い香りに包まれている。ついさっきここで見かけたって、メロルドが教えてくれた。
    あ、いた!
    「プ、プルース!」
    「どうしたのハルリット、そんな深刻そうな顔して。」
    「あの、さ……、えと、その……」
    だめだ、今日こそって思ってたのに、この気持ちを何て伝えようか色々考えてきてたのに……。
    「うん、どうしたの?ゆっくりで良いよ。待ってるから」
    「……っ、うん、うん、ありがとう。」
    胸に手を当て、大きくひとつ深呼吸。
    身体の空気が入れ替わって、スッキリした感じがする。首を傾げながら、オレのことを真っ直ぐ見てくれるプルースの顔、今日ようやくまともに見たかもしれない。
    そうだ、オレはプルースのこういう所が好きなんだ。オレのことを、ちゃんと見てくれてる。
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    makoto966m

    REHABILI9月ごろに書きかけて間に合わなかった話を無理くり完成させました。
    リハビリとして書いているので寛大な心で見ていただければと思います。

    【注意】
    9月1日を時任の誕生日としています。
    時湧が普通に仲良いので解釈違いかもしれません。
    時任さんに夢見ているので解釈違いかもしれません。
    設定の読み込み甘かったり間違ってる可能性もあります。

    寛大な心で見てください。解釈違いだったらそっと忘れてください。
    時任の誕生日話(リハビリ) 20XX年、夏の終わり。午後6時。東京都某所某ビル。
     
     家から職場に出勤してくる時間ですら汗をかくほどにはまだまだ気温が高い。データを集めるためなら、ガジェット開発のためならいくらでも外へ出ていくけれど、基本的にはどこまでもインドア派の湧にとっては地獄のような季節である。
     それでも季節は確実に進んでいる。 その証拠に、大葉が俺の生誕祭だなんだと豪語していた頃にはしつこいほどにいつまでも明るく、ギラギラと照り付け部屋の温度を上げていた西日は、すっかり影を潜めていた。
     時任の努力でゴーストスナイパーズはプレハブ小屋などではなく、ビルの一角に事務所を据えることこそできているものの、周りはさらに高いビルに囲まれている区域だ。窓から見える空は狭い。冷房が必要以上に効いた部屋、窓の外ではビルが黒く染まりつつあった。
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