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    山椒魚

    DONE洛冰河が竹舎の隣の空き部屋に移り住んだ頃の話です。白蓮華数えで15歳(14歳位)、明帆17歳位。

    さはんドロライのテーマ「嘘」のクリアで登場人物が1度は嘘をつく、または嘘という言葉を口にする縛りで書きました。
    まぁ、この話自体が嘘・・・というか捏造だらけですけどね。
    という訳で何でも許せる方向きです。

      *:*:*:*:*

    邦訳分冊版の連載を追いかけ中。(現在連載50巻目 第20話の段階)
    月夜の迷いごと 「今まで苦労をかけたな」
     師は穏やかな口調で、口許に笑みまで浮かべてこれまでの働きを労ってくれた。
     普段であればどれほど誇らしく、喜ばしく思ったことだろう。
     けれど今、それは絶望感を伴い明帆の胸を押し潰した。
     お払い箱になったのだ・・・・・・

     明帆の師への敬愛は崇拝に近いものがあった。
     昇山し、拝師の礼を行った時から、端麗な容姿をもつその人の優美な所作に強い憧憬の念を抱いた。表情を抑えた怜悧な面は俗人とは一線を画す不可侵な崇高さとして映り、ただひたすらに敬った。師の命には何の疑念も差し挟むことなく、盲目的に従った。
     そうしていつしか、師の望むことを察し、先回りしてご機嫌取りを行うようになっていった。そんな明帆を、師は傍へと取りたて、重用した。
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    hirata_cya

    PROGRESS・軍事知識は無い
    ・ソドンの構造は全部嘘 ウソドン
    ・メインブリッジ→一番上
    ・サブブリッジ→真ん中あたり
    ・格納庫→一番下
    ・大佐が遊んでるだけということでお楽しみください
    冒頭部分→https://poipiku.com/7887705/11517886.html
    エピローグ(2ページ目から)
    →https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24382867
    ソドン鬼ごっこ(本編)「78番ハッチを目視確認!開放状態でありますが、侵入者の姿はなし!」
    「探せ! 第二艦橋サブブリッジの周囲を虱潰しだ! 銃座の周りもくまなく調べろ、あれだけ目立つ人だ、そう長く逃げ隠れはできん!」
     第一艦橋メインブリッジへ続くエレベータの扉は冷たく固く閉ざされている。
    「侵入者の捜索は難航しているようであります」
     エレベータホール前の警備を任命された兵士のひとりが、受話器に耳を付け、通信機から飛び込みつづける情報を端的に告げた。
    「……不気味だな」
     この場の指揮を任されている軍曹は、眉をひそめて項を掻きむしる。
     第一艦橋へ続く最短ルートはこのフロアにあるエレベータだ。
     しかし、エレベータは一度乗り込んでしまえば到着するまで逃げ場がなく、搭乗階と到着階が各フロアに表示されるため待ち伏せに遭いやすい。安全を期すならエレベータを使わず連絡通路で遠回りする選択肢を取るだろう。
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