夢野幻太郎
kakuhito16
PAST・オリジナル作品×2・BLEACH 砕蜂
・鬼滅の刃 胡蝶しのぶ
・あんスタ 鳴上嵐
・鋼の錬金術師 ロイマスタング
・ヒプマイ 夢野幻太郎
・デレマス 速水奏
・ハイキュー!! 日向翔陽
・ツイステ ジェイドフロイド 11
absdrac1
DOODLE創作スタンプラリー企画(https://twitter.com/sousakustamp)様主催の企画(※)に参加したときのお話です。※登場人物の行動が「見つける」「話しかける」「懐かしむ」「約束を破る」を満たしているお話を書く企画です。
作家(小説家)夢野幻太郎先生に山の霊異覚が絡むお話です。
覚 作家は物語を探していた。
彼が作家であるという理由の他に、病気で入院している親友の為にも物語が必要だったからである。物語は作家の愛用している文机にも、大量に本を収納してある彼の書棚の中にも、無論、未だ白い原稿用紙の上にも無かった。
では、一体何処にあるのだろうと、作家は考えた。物語の断片なら、屹度自分の頭の中に、まだ未成熟な状態で存在するのかも知れない。それを見つけ、成熟させて頭の中から引っ張り出してこなければならぬ。
しかし、自分が考えていることなど、そして、これから考えようとしていることなど、自分自身には把握出来ないものではないか。自分は今斯う考えている、これから斯う考える、という考えは想像上の近似解だ。
5268彼が作家であるという理由の他に、病気で入院している親友の為にも物語が必要だったからである。物語は作家の愛用している文机にも、大量に本を収納してある彼の書棚の中にも、無論、未だ白い原稿用紙の上にも無かった。
では、一体何処にあるのだろうと、作家は考えた。物語の断片なら、屹度自分の頭の中に、まだ未成熟な状態で存在するのかも知れない。それを見つけ、成熟させて頭の中から引っ張り出してこなければならぬ。
しかし、自分が考えていることなど、そして、これから考えようとしていることなど、自分自身には把握出来ないものではないか。自分は今斯う考えている、これから斯う考える、という考えは想像上の近似解だ。
FP2ndhayusyo
DONE誰かの埋葬骨壺持ってる夢野の絵
※死ネタ匂わせ
読まなくてもいい補足
骨壺の中身はご自由に想像ください
夢野幻太郎になる前の自分自身の埋葬だったら実際には誰も死んでないので平和かな…と思ったり…
bero2bba_cps
DONE2023/4/20追記何やら読みたいという方にご反応いただいておりますね!?
幻乱です下記が完成版です!
https://www.pixiv.net/novel/show
批評というより辻褄が合ってるかだけ見てくれればいい
あっやっぱ表記ゆれも…いやそれは自分でやるか…
夢野幻太郎は1人称が安定しない人間なのでそこは見なくていいです
あ、乱数もボク(普段)と俺(本当の姿)を使い分けているので… 15399
FP2ndhayusyo
DONEハロウィンの夜、修羅場中の幻太郎のもとに遊びに来た、色んな乱数ちゃんとの一夜👻的な話ですが、怖くはないです。愉快でちょっと不思議な話を目指しました。
※クローン乱数ちゃんのちょっとした死の匂わせ 6
JLqgn8
DONEシリーズになる予定です。ぽっせの3人が出会うまでの過去の其々。
捏造過多です。1年ほど前から構想しているので
本編とずれています。
こにらは夢野幻太郎のお話です。
直接描写はありませんが、モブ幻があります。
ご注意ください。
夢野幻太郎の話 あの頃、学校で独りでいることは然程苦痛ではなくて、寧ろ教室の片隅で呆然と彼の事を考えながら次はどんな嘘で楽しませようかと考えている方がずっと楽だった。たとえば、休み時間にボールのように飛び出していくクラスメイトを見ながら、あいつはどんな風に家を過ごすのかを考える。育ちのいい母親はちょっと世間知らずで箱入り娘、我が子にも呆れられるほどのお嬢様ぶり。父親はそんな母親にベタ惚れで子供はそんな両親を疎ましいと思いつつもいつかは密かに思いを寄せるあの少女と両親のような夫婦になれたらと思っている……。
そんな風に、僕にとって所謂孤独と呼ばれている時間は、無限にある自由時間に過ぎなかった。ひとつ僕を悩ませるものといえば、高齢である両親のことくらい。彼らは僕が学校で独りでいることをずっと気にかけていたので、僕はふたりに学校生活のことをほとんど話さなかった。掃除用具入れに突っ込まれて鍵をかけられたとか、給食に虫を混ぜられたなどと言ったら、恐らくは卒倒してしまうであろう姿が容易に想像できたものだから、僕はじっと黙っていた。プライドが許さないとかそう言うことではなく、僕はしわくちゃの顔をもっとくちゃくちゃにしてさめざめと泣くだろうあの顔を見たくなかったのだ。だから、僕は笑っていればいいのではないかと思い始めた。それからなんとなく何をされても笑うようにし始めたら、水をかけられた時タオルを貸してくれる女子や、教科書を破かれて途方に暮れていたら隣り合った机の境界線から少しはみ出すようにして教科書を差し出してくれる奴が出始めた。
6150そんな風に、僕にとって所謂孤独と呼ばれている時間は、無限にある自由時間に過ぎなかった。ひとつ僕を悩ませるものといえば、高齢である両親のことくらい。彼らは僕が学校で独りでいることをずっと気にかけていたので、僕はふたりに学校生活のことをほとんど話さなかった。掃除用具入れに突っ込まれて鍵をかけられたとか、給食に虫を混ぜられたなどと言ったら、恐らくは卒倒してしまうであろう姿が容易に想像できたものだから、僕はじっと黙っていた。プライドが許さないとかそう言うことではなく、僕はしわくちゃの顔をもっとくちゃくちゃにしてさめざめと泣くだろうあの顔を見たくなかったのだ。だから、僕は笑っていればいいのではないかと思い始めた。それからなんとなく何をされても笑うようにし始めたら、水をかけられた時タオルを貸してくれる女子や、教科書を破かれて途方に暮れていたら隣り合った机の境界線から少しはみ出すようにして教科書を差し出してくれる奴が出始めた。
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MENU帝幻サマーフェス3ネットプリント夢野幻太郎誕生祭2022のイラストと、
既刊「亡霊の賭事」の表紙文字なしverを
ネップリ登録しました。
ファミマ•ローソンは写真のみ
セブンははがきのみとなります
s a t o u
DONE山田家に住む夢野夢野、山田家へ1
夢野幻太郎はもうじき死ぬ。
丸めた原稿用紙と付箋だらけの資料に塗れて死ぬ。エナジードリンクやブラックコーヒーの空き缶たちに囲まれて死ぬ。重厚な書生服に身を包み、老若から男女にまで誉めそやされてきた玉貌を苦痛に歪ませたまま、夢野幻太郎は死んでいく。
もう師走が近いというのに身体が燃えるように熱いのだ。それなのに冷や汗が湧き出て止まらない。全身がぐっしょりと濡れている心地がいつまでもしていて気色が悪い。きっと布団を通り越して畳にまで染みになっていることだろう。
水が飲みたい、と何度思ったか知れない。しかし起き上がることはおろか、幻太郎には指先一本動かし方が分からない。
このような状態になってから、夢と思わしき映像が絶え間なく幻太郎の目の奥に流れていた。歯の抜けたオジサン達が、サンバの格好をしてマカデミアクッキーを手に踊り狂っていた。行ったかどうかすら覚えていない大学の同期から、トスカーナに伊勢エビ釣りに行こうぜ!と誘われた。乱数が創る服によく似た色彩に殴られ続けるような感覚に眩暈がした。
30000夢野幻太郎はもうじき死ぬ。
丸めた原稿用紙と付箋だらけの資料に塗れて死ぬ。エナジードリンクやブラックコーヒーの空き缶たちに囲まれて死ぬ。重厚な書生服に身を包み、老若から男女にまで誉めそやされてきた玉貌を苦痛に歪ませたまま、夢野幻太郎は死んでいく。
もう師走が近いというのに身体が燃えるように熱いのだ。それなのに冷や汗が湧き出て止まらない。全身がぐっしょりと濡れている心地がいつまでもしていて気色が悪い。きっと布団を通り越して畳にまで染みになっていることだろう。
水が飲みたい、と何度思ったか知れない。しかし起き上がることはおろか、幻太郎には指先一本動かし方が分からない。
このような状態になってから、夢と思わしき映像が絶え間なく幻太郎の目の奥に流れていた。歯の抜けたオジサン達が、サンバの格好をしてマカデミアクッキーを手に踊り狂っていた。行ったかどうかすら覚えていない大学の同期から、トスカーナに伊勢エビ釣りに行こうぜ!と誘われた。乱数が創る服によく似た色彩に殴られ続けるような感覚に眩暈がした。
s a t o u
MOURNINGあめゆめナイト※キャチアス時間軸
zzz...0
おととい、午前4時18分。
昨日、午前3時47分。
そして今日、午前2時36分。
シブヤ郊外のホテルの一室で飴村乱数は携帯電話の画面を見つめる。朝5時にセットしていたアラームには今日も仕事をさせてやれなかった。
アラームをオフにしたのち、携帯を枕元に伏せそっと身体を起こす。寝起きのぼやけた意識のまま、乱数は自分の両側で寝息をたてる二人の男に目をやった。ベッドサイドの仄かな灯でも仲間の顔はよく見える。右隣の男──有栖川帝統は布団を跳ねのけ両手両足おまけに口までいっぱいに広げている。ガウンが乱れ、太腿どころか下着までもが露わになっている。対照的に左隣の夢野幻太郎は身体を丸めてじっと静かに目を閉じている。
8463おととい、午前4時18分。
昨日、午前3時47分。
そして今日、午前2時36分。
シブヤ郊外のホテルの一室で飴村乱数は携帯電話の画面を見つめる。朝5時にセットしていたアラームには今日も仕事をさせてやれなかった。
アラームをオフにしたのち、携帯を枕元に伏せそっと身体を起こす。寝起きのぼやけた意識のまま、乱数は自分の両側で寝息をたてる二人の男に目をやった。ベッドサイドの仄かな灯でも仲間の顔はよく見える。右隣の男──有栖川帝統は布団を跳ねのけ両手両足おまけに口までいっぱいに広げている。ガウンが乱れ、太腿どころか下着までもが露わになっている。対照的に左隣の夢野幻太郎は身体を丸めてじっと静かに目を閉じている。