平尾
能勢ナツキ
INFO現在会期中のサクラノイロ展の設営写真です。お近くの方は足を運んでいただけると嬉しいです!
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gallery TetoTeto サクラノイロ展
期間:3月29日(土)~4月6日(日)
時間:14時~19時(最終日18時まで)
場所:大阪府大阪市大正区平尾5-17-7
https://tetotetogallery.wixsite.com/tetoteto
能勢ナツキ
INFOgallery TetoTeto サクラノイロ展期間:3月29日(土)~4月6日(日)
時間:14時~19時(最終日18時まで)
場所:大阪府大阪市大正区平尾5-17-7
https://tetotetogallery.wixsite.com/tetoteto
大サイズ原画2点展示(うち1点新作)
原画販売無し、新作含むグッズ物販有り
原画展示機会もあまりないので見ていただけると嬉しいです!
なるなり
DONE(バビデビ1220)鍋平SS平尾さんはビールを美味しく飲みそうだな…という妄想による居酒屋デート話です。
くじらのひと 久しぶりの逢瀬の挨拶もそこそこに、互いの職場から程よく離れた駅前の居酒屋に入ると、店内は仕事帰りの勤め人や大学生らしいグループで賑わっていた。
「外、寒かったですね」
微笑して、平尾はゆったりとした仕草でコートを脱いだ。メニューにさっと目を通し、やがて運ばれてきた一杯目。文字どおり霜の降りたジョッキを前に、平尾は静かに瞳をかがやかせた。
当店自慢の氷点下ビール。メニューには、そう書いてある。
「寒いんじゃなかったんですか」
「こっちは別です」
琥珀色のジョッキを掲げ、平尾は眉を上げた。
「…胃袋は別、の間違いでしょう」
鍋島は呆れてみせる。
しかし実際のところ、平尾がビールを飲む姿を見るのは、結構気に入っていた。
1691「外、寒かったですね」
微笑して、平尾はゆったりとした仕草でコートを脱いだ。メニューにさっと目を通し、やがて運ばれてきた一杯目。文字どおり霜の降りたジョッキを前に、平尾は静かに瞳をかがやかせた。
当店自慢の氷点下ビール。メニューには、そう書いてある。
「寒いんじゃなかったんですか」
「こっちは別です」
琥珀色のジョッキを掲げ、平尾は眉を上げた。
「…胃袋は別、の間違いでしょう」
鍋島は呆れてみせる。
しかし実際のところ、平尾がビールを飲む姿を見るのは、結構気に入っていた。
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DONE付き合ってるはずの鍋島さんと平尾さんが食事したりあれそれしてます。お風呂でいちゃいちゃへの布石ができました。水母の骨 啓護くんとはゆらゆらと揺れるように、離れては近づき、近づいては離れていた。
約束をするわけではないけれど、感覚が近いのか、人肌恋しく思う頃に連絡が来ては、会うのを繰り返す。それが良いか悪いかは、個人の自由だろう。彼がどう思っているかは分からないが。
その日も、外で食事を済ませ、私の家でソファに並び、ゆっくりと映画を観ていた。
「しばらく忙しいので、会えません」
エンドロールの途中で、啓護くんはそう言った。
「コンサートツアーですか?」
「ええ、まあ」
「期間は?」
「三ヶ月ほどを予定しています」
「三ヶ月……長いですね」
ほろりと溢れた言葉を、物憂げなため息が追う。
「まさか、さみしいとか言うんじゃないでしょうね」
3107約束をするわけではないけれど、感覚が近いのか、人肌恋しく思う頃に連絡が来ては、会うのを繰り返す。それが良いか悪いかは、個人の自由だろう。彼がどう思っているかは分からないが。
その日も、外で食事を済ませ、私の家でソファに並び、ゆっくりと映画を観ていた。
「しばらく忙しいので、会えません」
エンドロールの途中で、啓護くんはそう言った。
「コンサートツアーですか?」
「ええ、まあ」
「期間は?」
「三ヶ月ほどを予定しています」
「三ヶ月……長いですね」
ほろりと溢れた言葉を、物憂げなため息が追う。
「まさか、さみしいとか言うんじゃないでしょうね」
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PROGRESS人間界if鍋島さんと平尾さん。 一瞬、誰だか分からなかった。
振り返る動きに合わせ、ゆるく束ねられた赤い髪が肩から滑り落ちる。
「平尾さん!」
頭に浮かんだ名前が、となりから発せられた。
「入間様」
そのひとはやわらかな、笑みを浮かべた。それだけで、硬質な印象が一変する。
「こんにちは、奇遇ですね。お仕事ですか?」
「はい、今インタビューをさせていただいたところで」
そこまで言って、佐藤はこちらを振り向いた。
「あ、すみません、鍋島さん。こちらは平尾さん、去場社長の秘書です」
そう、にこやかに紹介をする。余計なことを。思ったが、無視するわけにもいかない。
「はじめ……」
「ええ、知ってます」
こちらの挨拶を遮るように、彼女は言った。
「久しぶりですね、啓護くん」
2749振り返る動きに合わせ、ゆるく束ねられた赤い髪が肩から滑り落ちる。
「平尾さん!」
頭に浮かんだ名前が、となりから発せられた。
「入間様」
そのひとはやわらかな、笑みを浮かべた。それだけで、硬質な印象が一変する。
「こんにちは、奇遇ですね。お仕事ですか?」
「はい、今インタビューをさせていただいたところで」
そこまで言って、佐藤はこちらを振り向いた。
「あ、すみません、鍋島さん。こちらは平尾さん、去場社長の秘書です」
そう、にこやかに紹介をする。余計なことを。思ったが、無視するわけにもいかない。
「はじめ……」
「ええ、知ってます」
こちらの挨拶を遮るように、彼女は言った。
「久しぶりですね、啓護くん」
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DONE「かごしまのかごのとり」シリーズ続編、「夜明けの晩に」のイメージ。頭身低めの可愛らしい系統が自分の技量の限界😇
頭身高いかっこいい絵に憧れます。
差分はアイテムなしですが、アイテムで隠れるつもりだったので線が曖昧です。 2
cottton_fish
DONEバビデビ展示のなべしま小話です。平尾さんのことが好き過ぎる鍋島君のほのぼの日常なお話。
とりあえず抱き枕は横に置いてください 鍋島啓護は悩んでいた。
梅雨の季節に訪れた束の間の快晴。テレビのお天気お姉さんは洗濯日和だと太鼓判を押している。
恋人である平尾は株主総会の準備で朝早くに家を出たので、家には鍋島ただ一人。
ここは一つ、さり気なくかつ分かり易く、出来る恋人アピールをすべきだろう。
手始めに、洗濯機の中にある洗濯物とこの寝具の洗濯に取り掛かる事にする。
思い立ったが吉日、カーテンを勢いよく開けて太陽の光を部屋へと招き入れ、肌触りに拘ったシーツと色違いの枕カバーを順に剥ぎ取っていく。
後は恋人と自分の分のパジャマを回収して、集めた寝具と一緒に洗濯機へと放り込むだけ。
だがしかし。
チラリとベットに鎮座する大きな抱き枕に一瞥を投げる。
2336梅雨の季節に訪れた束の間の快晴。テレビのお天気お姉さんは洗濯日和だと太鼓判を押している。
恋人である平尾は株主総会の準備で朝早くに家を出たので、家には鍋島ただ一人。
ここは一つ、さり気なくかつ分かり易く、出来る恋人アピールをすべきだろう。
手始めに、洗濯機の中にある洗濯物とこの寝具の洗濯に取り掛かる事にする。
思い立ったが吉日、カーテンを勢いよく開けて太陽の光を部屋へと招き入れ、肌触りに拘ったシーツと色違いの枕カバーを順に剥ぎ取っていく。
後は恋人と自分の分のパジャマを回収して、集めた寝具と一緒に洗濯機へと放り込むだけ。
だがしかし。
チラリとベットに鎮座する大きな抱き枕に一瞥を投げる。