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    紫色の名無し

    CAN’T MAKE「mtrgのやりたいこと」を探すnrmtが書きたかったんですけどこの続きが1文字たりとも出てきません。ということで供養です。
    時間軸は2の後、nrのバッジ剥奪前のどこか。
    私の中ではこのあと、「まずはお前の世界を広げようよ」と言ってnrが色々なものをmtと見に行ったり旅行に行ったりするんじゃないかなと
    世界を少しずつ切り取って眺めて心を満たして欲しい
    やりたいことねぇ御剣、なんかやりたいことある?

    成歩堂が御剣に問う。それは成歩堂にとっては、ほんのささやかな、ふとした疑問であり、自分に出来ることだったら叶えてやりたいという願望であり、単に話の繋ぎであり、話題の提示でもあった。
    本当に、何の気なしに口をついて出た話題であっただけで、それが“食べたいもの”であったとしても“明日の天気”であったとしても良かったのだ。
    しかし問われた側の御剣にとってはそうではなかったらしく、御剣は眉間の皺(成歩堂曰くヒビ)をさらに深くしていつになく真剣に考え込んでしまう。
    御剣が真剣な面持ちで、(尤も彼を知らない者からしたら怒っているように見えるだろうが)考え込んでいる間、成歩堂は暇を持て余すように、御剣の顔を眺める。御剣が美形であるため眺めたくなるというのもあるが、今に限っては本当に手持ち無沙汰なだけ。
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    C.K🍀

    TRAINING21.11.7
    付き合ってるにっかぺSS
    『旅の一夜のにっかぺ1話目』
    一時帰国したレイ君とケンさんの、ホテルでの甘い一夜のお話

    24.6.1
    下げてた過去作の再掲です
    少し書き直しました
    旅の夜 1     ◇

    J○XA主催のシンポジウムに登壇するため、新田零次は相棒、真壁ケンジと共に久々に日本を訪れた。
    帰国早々、古巣の筑波でミーティングに参加して、その後も分刻みのスケジュールで新聞や雑誌の取材をこなす。移動の疲れでついつい漏れる生あくびを、二人は笑ってそっと気遣いあった。
    今回、シンポジウムの開催地に選ばれた小さな町は、広大な汽水湖を抱く星空の美しいところだった。
    『小惑星に生命の源を求めて』
    そう銘打たれたシンポジウムの特別ゲストにふさわしく、零次とケンジは近い将来、小惑星への有人探査の旅に発つ。人類史上初の壮大で勇敢な試みに、アサインされた二人の志は崇高で明るい。
    眉目秀麗でクールな零次と、朗らかで凛としたケンジのコンビ——NASA選り抜きの日本人宇宙飛行士への興味は熱く、質疑応答の場面では二人が語りあうたびにホールが沸いた。ちなみに、フリートークで触れたのは、月面滞在中の南波兄弟、特に兄・六太の裏話。二人だから知る六太宇宙飛行士の頬笑ましいエピソードが、客席の和やかな笑いを誘った。
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