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    日向

    sei__yaaa

    PAST描け麻負債の小説、お気に入りのやつ
    看守日向と囚人狛枝の狛日

    お題貰った時最高すぎてキャッキャしながら書いた
    途中から何も思いつかなくて唐突に終わります!かなしい!!私が一番続きみたいのに!!
    看守日と囚人狛 ドン、ガッシャァン。

    木造の重い扉を開けた途端、大きな音が廊下に響いた。
    日向はそれを聞き、小さくため息を吐くと特に慌てる様子もなく歩を進めた。
    音が霧散した廊下は酷く静かで、規則正しい革靴の音だけが鳴る。点々と設置された明かりは弱々しく、不規則に明滅を繰り返していた。そろそろ交換しないとなぁ、とぼんやり考えながら少し歩き、一番奥の牢屋の前で足を止める。
    鉄格子の向こうでは炎を思わせる白い癖毛の男が一人、額のあたりを抑えてその背を丸めている。思っていた通りの光景に日向は苦笑いを浮かべた。

    「来たぞ、狛枝。今日はどうしたんだ、また頭をぶつけたのか?」
    「んうぅ、日向クン……」

    狛枝は小さな声でそう言うと、それきり黙ってしまった。相当痛かったのだろう。さっきは音凄かったな、と適当に言葉を投げかけてやりながらその周辺を観察する。鉄格子に、ベッド。奥にある小さな窓。頭の中で項目をなぞりながら牢屋の中を一通り確認していく。
    1719

    fuwako08

    DOODLE牛影+日向+烏野1年

    日向目線の牛影(未満)カメイアリーナ仙台戦後、他の同期から牛島と影山が「似た者夫婦」って呼ばれてることを知って、え⁉ってなる話です。!と?が多い。
    日向が日本離れてる2年間でめっちゃコンビ扱いというか兄弟とか夫婦扱いされてる牛影コンビはいると思うんだよ…。私は天然で一人っ子牛島と末っ子影山の恋愛に振り回される日向が好き…。
    似た者夫婦未満地元のカメイアリーナ仙台で行われたシュヴァイデンアドラーズ対ムスビイブラックジャッカルの試合は、白熱の末、自身が所属するブラックジャッカルの勝利で幕を閉じ、活躍した日向は華々しいデビューを飾った。
    試合後の対応はチームによって差があるものの、ブラックジャッカルではダウンを取った後はある程度の自由時間が与えられている。日向はバレーボール協会に就職した黒尾から挨拶を受けた後、応援に来てくれた先輩や後輩、恩師たちと話し、最後に帰る準備をしていた烏野の同期達とファンサービスを終えた影山を捕まえることに成功した。

    「「2人ともお疲れ~」」
    「お疲れ」
    「おう」
    「おお!今日は見に来てくれてありがとうー!!」
    「すごくいい試合だったよ!てか、日向めちゃくちゃ上手くなってんじゃん!」
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    黄菜@カズれなアンソロジー開催!

    DONE「パピエン最終話(2025/1/26朝7時放送)を見たブログ主がオンリーに間に合わせようと急いで書いた小説」という設定のカズれな小説です。

    黄菜(ブログ主もとい朱音もとい花砂)本人の作品はこちら。

    最終決戦の日向、レナサイドの話と卒業式後の話を妄想した……という形式の狂い。
    未来へ蕪木町へ光のシャワーが降り注ぐ。

    「綺麗……」

    思わず呟いてからハッとする。あの光はブラックパピヨンに向けてみこが放ったものだ。エンジェルの力を使い果たしたとしてもおかしくない。

    「みこちゃん、ひびきちゃん!」
    「無事でいてくれ……!」

    考えていることは同じだったらしく、ギンを支えている日向からも祈るような呟きが聞こえてきた。早くみこ達のところに行って無事を確かめたい。しかし、周りには力を使い果たして倒れているギンやカズキに闇の動物たち。ここを放っていくなんて出来ない。

    「日向ちゃん、もう少し頑張れる?」
    「レナこそ」
    「ふふ、さすが日向ちゃん」

    不敵に笑った日向に微笑み返してパピヨンロッドへ力を込める。戦うだけが力の全てではないと知ったあの日のことを思い出す。マイクの形に変形したロッドへ歌声を乗せる。
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