暁
subaccount3210
DONE暁人君がオキツネ様になっている話です(支部再録暁を 求める紫煙 煢煢と 沈む月光 行先示す 1「KK」
穏やかで柔らかい男の声が夢現で聞こえる。手を伸ばせば若く張りのある肌がすり寄ってくる。何度も借りた体をこんな風に触れるようになるとは思ってもみなかった。
「けぇけぇ」
あの夜にも聞けなかった幸せそうな声色がオレの心臓を揺らす。家族のこと、あの野郎のこと、渋谷の平和。同じように願ってやまない、この男の幸せをオレが直接与えられるならこれ以上の幸せはない。
「 」
オレの声はオレ自身にも聞こえなかった。
薄っぺらい布団ごと起き上がってから寝て起きたことを理解する。夢を見ていた。どんな夢だったか思い出せない。誰かが出てきた気がするが、ピンと来ない。仕事柄、人の顔と名前を覚えるのは得意なはずだが。
いつまでも考えてる時間はない。
13667穏やかで柔らかい男の声が夢現で聞こえる。手を伸ばせば若く張りのある肌がすり寄ってくる。何度も借りた体をこんな風に触れるようになるとは思ってもみなかった。
「けぇけぇ」
あの夜にも聞けなかった幸せそうな声色がオレの心臓を揺らす。家族のこと、あの野郎のこと、渋谷の平和。同じように願ってやまない、この男の幸せをオレが直接与えられるならこれ以上の幸せはない。
「 」
オレの声はオレ自身にも聞こえなかった。
薄っぺらい布団ごと起き上がってから寝て起きたことを理解する。夢を見ていた。どんな夢だったか思い出せない。誰かが出てきた気がするが、ピンと来ない。仕事柄、人の顔と名前を覚えるのは得意なはずだが。
いつまでも考えてる時間はない。
ユウシ
DONE2024/06/18【暁くん一周年衣装練習絵】(Xから倉庫へ)
テンション荒ぶるまま衣装描きたかっただけなので諸々投げっぱなしジャーマン
※C7ロゴは勝手に追加
1枚目:拡大ver.
2枚目:膝上ver.(衣装のポイント確認用)描いてる時の感想?つぶやき付き
3枚目:X-Header(回転とトリミングで粗を誤魔化す) 3
Emitany54
DONEゲームやっててエメと自機との関係性がしっくり来なかったので、しっくりさせる為にとりあえず出会い編を書いてみました。古代人小話。※暁月のネタバレがあるよ!
※アゼム設定の捏造があるよ!
※該当の人物やモンスター名が今後出てきたらこの設定は即座に爆発するよ!
夢を織る花花咲き乱れる園、エルピス。ここは実験生物の為の理想的な気候が常に用意されている。今日もまたどこまでも高い空に白い花弁が風に舞い、実験場の浮島に落ちる光と影が美しい景色を織り成していた。
エメトセルクはここで新しくアゼムの座に就く予定の青年を探していた。その青年とは長らく連絡がつかず、業を煮やしたエメトセルクは、ヴェーネスに似た色を持つエーテルの残滓を辿ってここまでやって来たのだった。
「なぜエルピスに?」
エメトセルクは眉を顰めた。創造生物の実験場であるこの場所に、アゼム候補が赴いた理由が分からない。彼が創造生物の研究に携わる理由も略歴書からは窺い知れなかった。しかし、アゼムの座に就く奴、またはアゼム候補はいつだって奇人変人ばかり。気まぐれでここに潜り込もうとするような輩でもおかしくはないだろう。エメトセルクはさらに眉間に皺を寄せて軽い溜息をついた。広大なエルピスの中をエーテル視で確実に標的の元へと辿りながら、エメトセルクはその冷静な瞳で周囲を観察していた。
3500エメトセルクはここで新しくアゼムの座に就く予定の青年を探していた。その青年とは長らく連絡がつかず、業を煮やしたエメトセルクは、ヴェーネスに似た色を持つエーテルの残滓を辿ってここまでやって来たのだった。
「なぜエルピスに?」
エメトセルクは眉を顰めた。創造生物の実験場であるこの場所に、アゼム候補が赴いた理由が分からない。彼が創造生物の研究に携わる理由も略歴書からは窺い知れなかった。しかし、アゼムの座に就く奴、またはアゼム候補はいつだって奇人変人ばかり。気まぐれでここに潜り込もうとするような輩でもおかしくはないだろう。エメトセルクはさらに眉間に皺を寄せて軽い溜息をついた。広大なエルピスの中をエーテル視で確実に標的の元へと辿りながら、エメトセルクはその冷静な瞳で周囲を観察していた。
ことざき
DONEあなたとなら。K暁140文字のお題でしたが、どうしても140文字で書けませんでした。
お題メーカー「140文字で書くお題ったー(ID:375517)」様の、「貴方はK暁で『君とならできる』をお題にして140文字SSを書いてください。」より。
君とならできる あんたならどうするかな。
そんなことをよく考える。おかしいよね。何かあったときに真っ先に思いうかべるのが、家族でも友人でもない、たった一晩知りあっただけの、名前すら知らない男の人だなんてさ。しかも、あんたはとっくに死んでて、顔も声も、もうおぼろげにしか思い出せないのに。
『大丈夫だ。オレがついてる』
少しずつ褪せてゆくあんたの力強い声が、見たことのないあんたの穏やかな笑みが、感じたことのないあんたの大きな掌が、僕の背中をそっと押す。
そうだ。あんたなら絶対に足を止めない。考えることを止めない。最後の最後まであがく。そして、うまくできない僕を馬鹿にしないし、逃げたがる僕をむやみに否定したり、見捨てたりしない。
1865そんなことをよく考える。おかしいよね。何かあったときに真っ先に思いうかべるのが、家族でも友人でもない、たった一晩知りあっただけの、名前すら知らない男の人だなんてさ。しかも、あんたはとっくに死んでて、顔も声も、もうおぼろげにしか思い出せないのに。
『大丈夫だ。オレがついてる』
少しずつ褪せてゆくあんたの力強い声が、見たことのないあんたの穏やかな笑みが、感じたことのないあんたの大きな掌が、僕の背中をそっと押す。
そうだ。あんたなら絶対に足を止めない。考えることを止めない。最後の最後まであがく。そして、うまくできない僕を馬鹿にしないし、逃げたがる僕をむやみに否定したり、見捨てたりしない。
akibin02_gwt
MENU24/6/30 junebrideFES内「炯炯と光る暁月よ」にて頒布します新刊のサンプルです。K暁がK暁になるまでのもだもだを書いた話です。
暁君が女装みたいな女体化みたいな感じになるんでそれで良い方向け。 22462
asa2015_sq
PAST2024/6/15 オレの英雄オンリーに合わせてWEB再録します「月へ往く程」
(寄稿 ひろラハ 全年齢 本文12p)
暁月直前の「月」をテーマに二人の時間を楽しむ
ふたりのはなし 13
botabota_mocchi
DONE殺し屋コンビ(ジョニーさんちの日日日蒼ちゃんとぼたんちの暁蕾)の短い話。すべて二次創作。なんのネタバレもなし。いじらしい相棒 ぱちり。空色の瞳が見開かれて次の瞬間、周囲を見渡した。随分深く寝入っていた。ということは、外ではない。自室でもないが、慣れた内装。シンプルで落ち着いた内装の単身者用の部屋。の、中に、奇妙に枝を伸ばす盆栽を発見して納得する。日日日蒼の相棒──暁蕾の家である。
「参ったな、記憶がない。しかし俺の帰巣本能も捨てたモンじゃないな」
「グッドモーニング相棒。ちなみに今は20時だし、お前は信じられないほど汚れたまま私のベッドを占領していたよ。丸一日ね。風呂入ってくれる?シーツ洗うから」
「相棒!どうして俺はここに?」
「君の靴は君より賢いらしいね」
「そりゃあそうさ。忍具のひとつだ」
「そうかい、粗雑な扱いに耐えかねたってとこか?片方家出してるぜ」
4867「参ったな、記憶がない。しかし俺の帰巣本能も捨てたモンじゃないな」
「グッドモーニング相棒。ちなみに今は20時だし、お前は信じられないほど汚れたまま私のベッドを占領していたよ。丸一日ね。風呂入ってくれる?シーツ洗うから」
「相棒!どうして俺はここに?」
「君の靴は君より賢いらしいね」
「そりゃあそうさ。忍具のひとつだ」
「そうかい、粗雑な扱いに耐えかねたってとこか?片方家出してるぜ」
07 TRPG垢
INFOCoC「烏が群れては極彩色」KP:つばき さん
PC/PL
HO1:暁 命/07
HO2:七星 くん/ゆづれもんくん
HO3:陽陰 紅葉 さん/蒸しパンさん
HO4:三葉 黄香 さん/黎明さん
いやあ すごいシナリオだった 胃が痛いですね 胃が……
楽しかった……続編があるらしい……怖い……ドキドキ……楽しみ……🐦⬛
maremare_TRPG
DOODLEダイエット頑張る人を応援する千暁にしようとしたのに、何故か急に解像度が死ぬほど下がって暴言を言い始めました。ふくよかな人に厳しい千暁です。暴言注意です。お納めください。
ことざき
DONE独占欲について。K暁。とんちき?穴があったら入りたい 指先が触れたのは、隣に座る彼の手の甲だった。
肌理は年齢相応に荒くかさついていて、暁人が何気なく指をすべらせると、人肌特有の滑らかさとともに、はっきりとしたざらつきを感じた。力をこめるとわずかにへこむ皮膚は分厚く硬い。熱い緑茶の入った湯呑みを平然とわしづかみにしていた彼の姿を思いだし、なるほどこの樹皮のように厚い皮膚があるから平気だったのかと、改めて深く納得した。
新たな発見にすっかり気を良くした暁人は、血管が浮いた手の甲をさらに先へとたどり、がっしりとした太い指を撫でた。彼がこなしてきた力仕事の数々を思わせる、ごつごつと存在感のある関節の山をふたつ越え、真冬でもないのにちくちくと目立つ逆剥けを通りすぎれば、これまでとは違うつるりとした感触に行き当たった。爪だ。しかし、やはりそこも完全に滑らかとはいえず、わずかなでこぼこを指先に感じた。
4280肌理は年齢相応に荒くかさついていて、暁人が何気なく指をすべらせると、人肌特有の滑らかさとともに、はっきりとしたざらつきを感じた。力をこめるとわずかにへこむ皮膚は分厚く硬い。熱い緑茶の入った湯呑みを平然とわしづかみにしていた彼の姿を思いだし、なるほどこの樹皮のように厚い皮膚があるから平気だったのかと、改めて深く納得した。
新たな発見にすっかり気を良くした暁人は、血管が浮いた手の甲をさらに先へとたどり、がっしりとした太い指を撫でた。彼がこなしてきた力仕事の数々を思わせる、ごつごつと存在感のある関節の山をふたつ越え、真冬でもないのにちくちくと目立つ逆剥けを通りすぎれば、これまでとは違うつるりとした感触に行き当たった。爪だ。しかし、やはりそこも完全に滑らかとはいえず、わずかなでこぼこを指先に感じた。