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    ga0843936214415

    DONE〇kkobっぽい
    〇暁if
    〇カカシが神威で飛ばしたクナイでオビトが怪我する話
    ねぶる
     半月の夜。国境付近の雑木林で。殺気だった大勢の忍に、暁の装束に身を包んだオビトとカカシが取り囲まれていた。
    「お前は、そっち側の部隊をやれ。俺がこちらを始末する」
    オビトの雑な指示にカカシは無言で頷くと、月明りに照らされて朱くひかる左目で敵をぐるりと見渡すと、雷切を発動させて敵に向かって一直線で走り出した。
     カカシの様子を確認したオビトは、対称的にその場から一歩も動かないまま、「まとめてかかって来い」とでも言いたげに、顎を持ち上げ敵を見下ろす。オビトの態度に激昂した敵の忍は一斉にオビトの攻撃を仕掛ける。
     敵忍たちは次々にオビトに攻撃を仕掛けるが、その攻撃はすべてオビトの身体をすり抜け、一撃たりともオビトに当たることはなかった。一方で、余裕の様子で敵の攻撃をかわすオビトは一人ずつ確実に敵を仕留めていき、敵の数はどんどん減っていった。木遁刺し木の術を使えばこの程度の敵は一度に倒すことができるオビトだったが、派手に木遁を使っては足がついてしまってもいけないから、できるだけありきたりな術で敵を殲滅していった。倒しても倒しても、襲い掛かってくる敵の多さにオビトは舌打ちをした。
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