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    木兎

    kuonao

    MOURNING「赤葦のおかげでバレーが楽しいって実感できた。いつも自主練につきあってくれたことも、何も言ってないのに不安定な関係を受け入れてくれたことも、料理が苦手だったのに頑張って練習して作り置きしてくれることも、ずっと好きでいてくれたことも。赤葦が赤葦らしく生きてくれたその人生全てに、ただありがとうって伝えたい」
    ってこの後ここに突撃してきた木兎さんの言うところまでは考えてた
    この瞬間、世界に2人だけ書き損じ②
    「乾杯!」
     急に酒の山を抱えて赤葦の家に乗り込んできた黒尾が、家主を放置して勝手に酒盛りを始める。
    「ちょっと、どういうつもりですか?」
    「ん? ちょっと頼まれたから」
    「木兎さんですね」
    「過保護な先輩だよなぁ」
    「俺があの人の後輩だったの、もう十年くらい前なんですけど。まぁ気にかけてもらえるのは嬉しいですけどね」
    「はいはい。たまには旦那にも惚気てやれば? 喜ぶだろ。単純だし」
    「黒尾さんまでそんなこと言って…… そもそも恋人ですらないですし、嫌ですよ、あの人の嫁なんて。振り回されるのが目に浮かぶ」
    「嫁って言い出しだのは俺じゃねぇし」
    「それは知ってますよ。だいたい俺みたいなのが嫁って言われてたら、あの人だって迷惑でしょうに」
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    yakiAJI_black

    DONE誕生日関係無い話しだけど、赤葦くんの成長物語なら祝になるだろ!!
    という、無茶な思いから書き出した、赤葦くんと捏造の先輩セッターのお話。
    赤葦くんが2年で正セッターやってるって、3年のセッターより上手いってこと?とか、木兎さんと赤葦くんキャラ違い過ぎて間を取り持った人がいないと、木兎さんはともかく赤葦くんが大変じゃない?ということから、3年のセッターを捏造しました。
    2人のスター バレーは好きだけど、俺の人生はバレーが全てじゃない。でも、バレーが全ての人もいるんだな、と思った。

    「なぁ、赤葦、星野さんって進学科に今年転科したんだって」
    「転科って、最初から進学科に入るより難しいって噂じゃん」
     仮入部を経て、バレー部へ正式入部となった赤葦は同級生とともにネットを準備していた。話題は、同じセッターの2年生、星野のことだった。星野は1年生の教育係を任されている2年生で、レギュラーではないが監督が「2年で一番、信頼している部員」と説明した。加えて、その理由が「木兎も手懐けた猛者だから」だそうだ。監督の隣にいた木兎が「モサって何?」というと主将が「星野、後で木兎に説明しといて」と任され、そこに「はい」と返事していたことで、周りの2、3年生は笑った。
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