ライカブとお庭🌹悪役令嬢転生おじさんを読んで園丁という単語を知りその上品でかわいい響きに萌えました（＝普通に庭師のことだそうです


良いお天気のとある朝、カブくんが出勤すると、
顔なじみの庭師のおじいちゃんがお城の花壇で作業中で、
後ろ姿に向かって、いつものように「おはよう園丁さん！今日もきれいなバラですね😉」って朗らかに声を掛けるんだけど

「あぁ！おはよう😊」って振り返ったらラ、ラ、ﾗｨｫｽじゃないですか
王さま、激務をこじらせて今では庭いじりが唯一の趣味になってるんだよな


バラと鋏を持って、お帽子被って、園丁さんから借りたツナギを着て、腕まくりとかしちゃってやたらと似合うんだよな（わかる）

「あんたこんなとこで何やってんですか！」って言っても

お礼の交換大晦日、朝早くからキッチンは賑やかだ。
大量のさつまいもを頂いたことから思い付きで栗きんとんを作っているのだが、これが思いの外大変だった。
「ティアラ替わるわ、鍋を押さえててくれる？」
「はい、お姉様お願いします！」
「ごめんね。ティアラを完全に休ませられなくて……」
「いいえ、押さえるだけですから休憩になってます！」
朝からずっとさつまいもと格闘していた。
お節の中でも大好きな栗きんとんだが作ることがこんなにも大変とは思ってもいなかった。
切って、皮を剥いて、水にさらして、茹でて、濾して、更に砂糖を入れて火にかけて練る。
文字にすれば簡単に思えるが、すっごく腕力と体力を要する重労働だった。特に練る作業が。
「はぁ、はぁ、はぁ」