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    相棒

    Shino

    CAN’T MAKE1123(いい兄さん)の日遅刻
    🌸の成長とそれに伴う懸念を示すことがあるように、🌲の成長、変化について語る兄(🍅と💊)がいてもいいじゃないか…と筆を執りましたが相棒🌲🌸を語る相棒🍅💊になりました。おかしい。
    もしかしたら書き直すかもしれません

    話の根底に🌲🌸がありますが二人はでてきません
    構成上🍅🌲ぽさもなくはないかも
    🍅にだいぶ夢を見てる
    独自解釈、捏造あり
    ただ一つの世界に囚われた迷い子と導になりし桜「…梅宮、お前どこまで考えて動いてた?」

     さわさわと穏やかな風の吹く風鈴高校の屋上。
    今日は見回りの当番だという杉下を見送って、屋上には梅宮と柊、二人の姿だけが残っている。
    そんな穏やかな空気の屋上には似つかわしくない、ぎゅっと眉をひそめた少し厳めしい顔で梅宮を見る柊に、しゃがみこんでいそいそと畑いじりをしていた梅宮はその手を止めてきょとりと柊を見上げた。

    「何のことだ?」

    本当にわかっていないのか、それともわかっていて答える気がないのか。
    ちゃらんぽらんそうに見えてその実言動にしっかりとした芯を持ち合わているこの男は、大抵明け透けな物言いをするくせに時に全くその真意を汲み取らせてくれないこともある。
    ふぅ、と息を吐いた柊はそもそもの発端と思われる出来事に思いを馳せる。
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    Namako_Sitera

    DOODLEタイトルのまま。全極、および富授の内容を含みます。あと少々傷に関する表現も。
    三授編のあと、全授のまえ。そのあたりで二人で温泉に行く話。特に何でもない相棒関係の二人の話。

    のんびりしたいね、しよう! な話。全授が来るなんて思ってもない、このままゆるやかに日常に生きていくつもりだった二人もいたんだろうなって。
    バルジェロとヨルン、温泉に行く。「相棒、温泉旅行に興味はないか」
     
     持たざる者の襲撃からほどほどの時間が経ち、ようやっとヴァローレが落ち着きを見せたころ。西方遠征から戻ったヨルンが久方ぶりにヴァローレに立ち寄ると、バルジェロから少々珍しい旅の誘いを受けることになった。
     
    「温泉?」
    「回復効果のある風呂みたいなものだそうだ」
    「唐突だな」
    「シャナから勧められてな」

     曰く、大抵の傷に効くのだという。傷は塞がっても痛む場合があるがそれを治療したり、緩和する効果があるらしい。
     傷、と聞いて思いつくのは持たざる者との戦いで昏睡状態陥るほどの大怪我をしたバルジェロの姿だ。シャナからの入れ知恵ということは、恐らくその傷をシャナに見られたのだろう。それからどんな会話を繰り広げたかはヨルンであっても想像するに容易い。
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