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    研究

    ナナシ/ムメイ

    DONEネオゲ本編後竜隼。
    あの世界の竜馬はどうして研究所離れて、二人は五年間何考えて過ごしてあの後どうしたんだろうとか。

    ネタとしては粗方見終わった直後にはあったんですが、データ二回飛ばした(主な理由)り、書こうとしては原作と根本的な軸や核が色々噛み合わなさすぎることに悩んでこんな時間かかり……。
    原典周りから色々設定引っ張りながらネオゲの本編内容ある程度組み込んでるつもりです。
    ■ もう一度、何度でも五年、という月日は短かったのか、長かったのか。

    ……さっぱりわからねえな。なにもかも。
    そう胸の中で独りごちながら、竜馬は縁側で一人煙を燻らす隼人を眺めた。
    黒いスラックスに白いワイシャツ。ネクタイが外されて見える首元に、今はあの十字架の鎖も無い。

    恐竜帝国の再侵攻、そして六年近くに渡っての戦いの決着からしばし。
    あの日、あの瞬間、中天で輝いていた太陽の代わりのように月が静かに秋の夜闇を照らしていた。
    山中にあるこの烏竜館は、今は自分達以外に人もおらず、まだ手入れの行き届いていない庭の草むらからは澄んだ虫の声が響く。
    長い脚を持て余す様に片膝を立てて縁側に腰を引っ掛け柱を背に寄り掛かる隼人の姿に、竜馬は不意にいつか早乙女研究所のバルコニーで手摺に腰掛けていたその姿を重ねた。
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    4230Eri

    MAIKING被験者🍑と研究者❄️の話を書きたかったもの
    ※書きかけなので中途半端な所で終わってます
    序章を書いて満足しちゃいました笑
    設定メモも載せるので使いたい方いたらどうぞ
    音楽、それはいつの時代も人々を楽しませる娯楽の一つである。時代を追うごとに多種多様に変化していく中、音楽を生み出している音楽家たちはいかに自分達の作る曲を、歌を、より多くの人に知ってもらえるかという事に注力するようになっていった。そして自分達の曲を広める為に、自分の歌を歌ってくれる優れたシンガーを育てる事に、力を入れるようになっていった。

    ここは、そんな歌に特化した人材─シンガー─を育てるための施設だ。歌の才能を見出されてスカウトされた子達がこの場所に集められ、デビューするその日に向けて厳しいレッスンを受けている。僕は、この施設の職員として働いている。と言っても、僕に任されている仕事はシンガー達がレッスンやトレーニングで使う楽曲を作って提供する事がメインなので、彼らと直接話す事はほとんどない。ここの職員達は基本的に二人体制でチームを組んでおり、僕みたいな楽曲提供がメインの人員と、シンガー達と直接接する事がメインの人員がいる。チームにつき一人のシンガーを担当する事が基本で、僕も担当の子に提供する為の楽曲を作るために彼の事を知る機会はあるが、本当に軽い会話程度しかしたことが無いので、チームの相方と比べたらその頻度は少ない。今も僕の相方がうちの担当シンガーとトレーニングしているので、僕は僕で楽曲制作やトレーニング結果の分析などを行っている所だ。
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