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    kote_06

    DOODLE🔮🐏ぽいかもしれませんが🐏🔮です。
    中世っぽい世界観だと思って読んでください。
    ふちゃの凸配信で大号泣して幸せなさいぼみなきゃやってらんねぇ!!と思い、書きたいとこだけ書きました。
    ただ鎖に繋がれて歩いてるさいぼを見たかっただけです。すみません。頭空っぽにして読んでくださいませ。
    ちょっとunseisoなシーンがあります。
    (そして唐突に始まり、唐突に終わります)
    夜の散歩 静かな廊下に小さく鎖の擦れる音が響く。足音は廊下に敷かれた柔らかなカーペットに吸い込まれほとんど聞こえない。外は暗く星がちらちらと輝き満月が室内を優しく照らしている。廊下には男が2人歩いていた。1人は紫からピンクに綺麗にグラデーションされた柔らかな髪を靡かせ、黒と紫を基調とした一見ドレスにも見える豪奢な服の長い裾を床に垂れながらゆったりと歩いている。しかし表情は穏やかな歩調とは異なり目に苛立ちをたたえた厳しい表情である。もう1人は艶やかな銀髪で汚れひとつない白と金を基調としたコートに中の黒いシャツを首元まで閉じ赤いネクタイをきっちり締めている。足元は太腿まで覆う白いブーツを履きそのブーツが汚れることも気にせず四つん這いで歩いていた。ネクタイできっちり締められた彼の首には真っ赤な革ベルトの首輪が嵌められ細い鎖のリードが隣を歩く男の手に緩く握られ小さな音を立てていた。
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    noa/ノア

    DONE[慕情&扶揺✈] パイロットAU。こちらは玄真航空の二人です。
    悪天候のフライトで扶揺が見た慕情機長とは―?
    慕情機長はどんなパイロットなんだろうなあと考えてみました。解釈違いだったらすみません。
     みんなは慕情機長のことを誤解している。
     扶揺は常々そう思っていた。
     玄真航空の社員たちの間での彼の評判といえば、操縦の腕はなかなかだが、という枕詞のあとに大抵、人づきあいは悪いし冷たいし自分のことしか考えていない――と、そう続く。
     確かに最初の二つについては、まあ完全に否定はできないかもしれない――扶揺も似たようなところがあるし嫌いではなかったが。
     だが最後の一つについては、大いに同意しかねるところだった。
    「おはよう、扶揺。久しぶりだな」
     フライト前のブリーフィングのために情報を調べていた扶揺は、コンピュータの画面から顔を上げた。
     やってきた慕情機長は、いつも通りぴしりと完璧にアイロンで折り目をつけたシャツに身を包み、喜怒哀楽のない表情で扶揺の横に立った。そんな慕情機長のあまりの隙のなさには、やたら緊張してしまうから嫌だとぼやく副操縦士仲間は多いが、扶揺は好きだった。冬の朝のきりりとした空気を吸った時のように身が引き締まる。フライト前にはありがたい。
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