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    管理人

    Yomomonika.

    DOODLE不寝番してる管理人とクレイがただお話するだけ
    夢を"見る"「ねぇ管理人さん。僕ね、夢を見たんだ」

    《夢?》

    普段賑やかなバスも深夜を迎え、不気味な静けさに包まれていた中突拍子もなく振られる話。不寝番をしていた管理人の横に「眠れないから隣に座ってもいい?」とやってきた寝巻き姿の囚人、クレイがゆらゆらと閉じつつある目蓋と髪を眠たそうに身体ごと揺らしていた。

    「どんな夢だったと思う?」

    《えー......それを訊かれてもなぁ...》

    「正解を求めてるわけじゃないんだ、眠くなるまでの暇つぶしが欲しくって...ただ夢の内容を考えるだけの遊びだと思って。ほらほら、気楽に答えてよぉ」

    まさしく子供のようにねだる囚人は揺れる勢いのまま管理人の方へもたれかかってくる。もちろん、そのまま倒してしまわないように加減はしているのだろうが、非戦闘員の管理人にとっていつも重たい武器を持ち戦っている囚人の身体は想像以上にずっしりと重く感じられる。このような雑な接触でも健康的な体つきだと分かるほどには。そして囚人の身体は程よい具合に暖かくて安心出来るものだった。やましい意味など無しにそれらに興味と意識を向けていた管理人だったが、ふと夢の内容が頭に浮かぶ。遊びと言っていたし軽い気持ちでコレを言っても大丈夫だろう、と管理人は針を鳴らした。
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