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    ゆきこ

    DOODLE支援課がわちゃわちゃしてるだけの短い話。フォロワーさんがロイド君の上着について呟いておられたので、私はこう思ってるよ、というのを書いてみました。いやだって、最初からロゴ入りのジャケット着てるのはおかしいし、きっとこういうやり取りがあったのではと。ちなみにバッジも各々どこかにつけてはいるけど、一緒に行動してる時はロイド君が手帳を見せれば身分証明は終わるのであまり出番はない、かもしれないですね!
    ここに残るかどうか迷っていたロイドも腹を括り、特務支援課が発足し。本格的に業務を始めようかというこの日、端末を確認したロイドたちが出掛けようとしたところでセルゲイから待ったがかかった。

    「おい。お前らに渡すモンがあるからちょっと待て」
    「渡す物、ですか?」
    「ああ。業務上、お前らは一般市民と接する機会が多くなる訳だが、警察官の制服じゃ威圧感を与えちまうかもしれねえ。かといってその格好じゃ警察とは信じてもらえねえ可能性もある。なんで一応、C.S.P.D.――クロスベル警察のロゴの入った揃いのジャケットと、SSS――特務支援課のバッジを用意させた」
    「あら。確か服は自由だって聞いた覚えがあるのですが」
    「ああ、自由だ。だから着たくなきゃ別に着なくてもいい。……が、ロイド。せめてお前ひとりくらいは着とけ」
    2110

    tktk_soul

    DOODLEtmkz時空二次創作。
    「竜の軌跡9章と絆の旅路3章が連続した時系列だったとしたら」という設定のpopさんが2世界の勇者くんに好かれているだけのはなし。双方のストーリーのネタバレ含みます。
    ※絆の勇者はなるべく個性が混じらないようにしたつもりですが夢要素注意かも
    追憶は二度、起こら(せ)ない「しっかし、無茶苦茶するよなあ、おまえ」
     異世界ミラドシア・ベンガーナ奪還の祝いの席。その中心から離れた場所でひとごこちついているときにポップが話を振ったのは、ほんの軽い気持ちのつもりだった。

    「え……」
     話しかけられた《絆の勇者》は、戦闘時の勇ましさはどこへやら。子どものように――実際見た目はポップと大して変わらない子どもだし、それどころか最近生まれたばかりだというとんでもな存在ではあるのだが――あどけないキョトンとした顔でポップを見つめ返した。
    「あの大軍勢にひとりで飛び込むなんてさあ。ま、そのおかげでおれたちは助かったわけだけどよ」
     分断され、キングヒドラと対峙したときは正直、もうだめかと思った。ベルタの助太刀はありがたかったが、それもいつまで持ちこたえられるか分からなかった。目の前のコイツがクロコダインやヒュンケルや、仲間たちを引き連れ駆けつけてくれなかったら、どうなっていたことか。
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