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    東セクターWebオンリー展示作品②

    ベスティ(notカプ)
    これまでの軌跡を振り返って、また新たな日々を見据える二人の話。

    #ベスティ
    besty

    悪友の隣で「ベスティ〜!」
    やけに陽気な声が聞こえるたびに、俺はいつもうるさいのがきたって思うんだよね。勝手に俺のことベスティとか呼んでるし。でもお金とか利益があれば大抵の無理難題でも聞いてくれるし、必要以上に踏み込んでこない。それが心地よかった。
    アニキと俺を比較して見下してくる人たちみたいに、他人と関わりを持ちたいって顔をして、自分が可愛いだけの人とは違う。そういうやつに俺は一緒にいる意味を感じないし。そういう意味ではビリーが近づいてきてよかったかも。俺にそこまで価値ってものがあるように思えないんだけど。女の子に情報を勝手に売ったりするの、ホントはやめてほしいんだけど、それで俺に利益が返ってくるなら、まあいいかなって思ってる。
    実際、熱心な女の子とかが本気出して調べれば大体わかっちゃうようなくだらないものばかりみたいだし。
    俺の情報には興味あるくせに、俺自身にはあんまり興味ないみたい。とか言って俺もそこまでビリー自身に興味はないかも。ただそこまで壁をわかりやすく作ってるのって、器用な割に踏み込ませないようにしてるのかなって気になってる。

    これが、去年の俺からみたビリーへの印象。今も変わってない部分はあるけど、俺たち自身が多少なり変わってきてる気がするんだよね。俺もビリーも、前よりちゃんとヒーローになってきた気がする。
    「そういえばビリーってグレイといるときゴーグル外してるんだって?アカデミーの時は絶対に外してくれなかったのに」
    「オイラたち、踏み込まないタイプのベスティだったジャ〜ン!DJもそんな楽な関係が好きだから俺っちと一緒にいたんじゃないノ〜?」
    いつもの調子のいいぶりっ子ポーズは今も変わらない。
    「俺からビリーの方に寄っていった記憶ないんだけど?」
    「エ〜?ヒドーイ!んもー、ベスティってば冷たいんだから!でもDJ、本気で嫌な時はちゃんと断るでしょ?流石にその辺りは弁えてマス☆」
    「アハ、冗談だってバレちゃった。でもそれはあながち間違いじゃないかも。って、そうやって話そらす癖、変わってないんだね。俺には効かないよ。残念♪」
    少しにやっと笑ってみせれば、ビリーも応えるようににっと笑う。全然気は合わないくせに、こういうところがある。俺はビリーのことを騒がしいって思ってるし、ビリーはビリーで俺のことを都合のいいやつって思ってそうなのに、二人して面倒ごとにぶつかると異様に息が合う。それから冗談だってわかってるのにこうやってふざけ合う時とかね。気も合わないしお互いマイペース。でもなんとなくセンスは合うのかも。流行に詳しいし、聞く音楽とかもこだわりないし。
    話がそれちゃった。
    そうそう、俺の“ベスティ”に本当の友達ができたかもしれないんだよね。俺といても曝け出せない弱さを見せられる友達ができたのかな。
    「表情の些細な部分で嘘ってすぐバレちゃうんだよネ。危ない橋を渡って生きるために、俺っちは視線を隠して生きてきた。でももうグレイの前では嘘はつかないヨ。これは償いでもあるけど、ただオイラがグレイに嘘つきたくないんだ。隠し事ももうしない。グレイが友達、って呼んでくれるから」
    「ふーん、よかったじゃん。ビリー変わったなって思ってたけど、やっぱりグレイのおかげだったんだ。とんだ嘘つきで、しょっちゅう授業ふけて遊んでたビリーがそんなこと言うなんてちょっと驚きかも。ベスティなのに、素顔見せてくれないのにはちょっと妬けるけど。なんてね♪」
    ゴーグルしてたってわかる。嘘に紛れて本音を隠すのが上手になってしまうのは、本音を吐き出すことが難しくなることと同じだから。素直じゃない俺は、同じく素直になりきれないビリーの気持ちがわかる。自分の本音を話せることが、どれほど嬉しいことなのか。自分の言葉を正面から信じてもらえることが、本当に俺たちにとっては貴重なんだ。
    わかりあうなんて優しい関係じゃなかったけど、ビリーにちゃんと友達って呼べる人ができたことを本当におめでとうって思える。
    「なんかオイラ、こーゆーキャラじゃないのにいっぱい喋ってて恥ずかしくなってきちゃった……」
    「アハ、その顔イイね、エリチャンにあげとこっかな?」
    「もー!そう言ってからかってるケド、DJだって最近角が取れて丸くなったの、みんな気づいてるんだからネ〜?」
    「それは言われてみればそうかも。自分でも変わろうって意識してないけど変わってきたな、って思うことあるし」
    確かに思えばそうかもしれない。自堕落なメンターに、ラブアンドピースなメンター。口うるさいルーキー。自分からは関わろうとしなければ関わる機会のない人たち。自由気ままで、騒がしくて、いつでも大騒ぎなセクターだけど、みんなに影響されて変わってきた部分もある。
    「あとあと〜、ルーキーズキャンプでもうちの班は結構進歩したんじゃナイ〜?あんなに協調性のないメンバーで協力しようなんて今後一切ないカモ!」
    「あれは状況が状況だったし。でもみんなも変わってきてるしこの先のことはわからないよ。俺にも、みんなにも。でも、エリオスに入ったばかりの頃はどれだけ楽するかしか考えてなかったな。アハ、懐かしいや」
    「ほんとにネ〜。アカデミーの頃なんてDJ、ウィルソン氏にチョ〜冷たかったし!」
    「プロムの手伝いなんてやらされるってわかってたらみんなああなるって。ビリー、あの時の恨み、忘れてないからね?」
    なんて言ってるけど、周りに自分を決めつけられたくなくてずっと周りに興味がないフリをしてた。自分に利益もないのにどうしてみんな人に優しくできるんだろうね。自分が楽なのが一番でしょ。って思い込んでた。
    ヒーローをやって、仲間たちと関わる中で、気づいたら相手のために動いていた。こんなの俺のキャラじゃないのに、とは思うことはあるけど、そんな自分のおせっかいを恥ずかしいとは思わない。
    俺はヒーローになって、人を助けたいと思うようになった。きっと最初のきっかけは普通の人からしたら不純だと思うけど、これが俺のヒーローの形。
    「俺もビリーも『善人』じゃないけど、ちょっとはヒーローらしくなってきたんじゃない?」
    「そうかも。俺っち、メジャーヒーローに早くなって、これからもバリバリお金を稼ぎマース!」
    「アハ、そこは変わらないままなんだ。でもイイかもね。俺たちの幸せと街の人たちの幸せが共存できるなら」
    追いつきたい背中がある。守りたい人たちがいる。不恰好な歩き方で、俺たちはそれぞれの正義を探しながら歩いてく。
    時々、悪友と揶揄いあいながら、ね?
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    related works

    れんこん

    DONE第13回ベスティワンドロ用
    お題「祈り」「未来」
    未来捏造のベスティ(notカプ)のお話。
     まるで絵の具をこぼしたみたいな真っ青に塗り込められた雲ひとつない空に、正反対のオレンジ色が映える。
     そこそこ強い風にその髪の毛が煽られて、太陽の光を受けてきらりきらりと光った。


    「……いいの?」

     その相変わらず若干細っこい背中に声をかける。
     すると、その肩が少しだけぴくりと動いて、でもこちらを振り返らずに、ただ青い空を見つめたままだった。

    「いいの。」

     ふ、と一息ついたかと思うと、ビリーの手からぽんぽんといつもみたいに花が溢れ出る。赤、青、黄、白、紫、橙……色とりどりの花には共通点もなんにもなくて、ただ持っていた全ての花をそのまますべて出したというのが正しいのかもしれない。
     その花は強い風に吹かれて花弁になって散っていく。その様は、きれいで、そして寂しい。

     彼と出会って何年経ったろう。
    アカデミーの頃まで含めると、多分最早腐れ縁だねと言えてしまうくらいの年月。
     それなのに噂だけでしか知らなかった彼の父親の葬儀に呼ばれたのは少し意外だった。
     元々重病だったのに、余命宣告よりもずっとずっと長生きしてくれたんだヨ、とぽつりぽつりと聞いたことないトーンでビリーが喋 3822

    れんこん

    DONEビリーが居なくなってしまった話。
    未来ごりごり捏造しています。
    すっかり慣れ親しんでしまったタワー。
    最早実家よりも馴染んでしまうくらいになったそこでの生活。
    パトロールが終わって、後は眠るだけの時間。
    ……今日は夜から出掛けるのはやめよう。

    昔程は毎日のように夜遊びという無茶はしない。
    まぁ頻度がほんの少し減っただけ。特に大きくも変わらない。相変わらず女の子からの連絡は沢山くるしね、むしろ昔よりさらに増えたくらい。
    理由と言えば、少しだけ明日のヒーロー活動のために睡眠を取らなきゃいけないかな、なんて思った時だけ眠るようにしている。
    今日の理由はほんのちょっと、違うけれど。


    最早見慣れてしまった街でパトロールをしていた。
    ただいつもと変わらないその日常で、今日は背景のひとつだったキャンディショップが目に入った。綺麗にまるで花束みたいにラッピングされたロリポップが明るいオレンジ色のリボンで纏められて。恐らく誰かへのプレゼント用か、ただのディスプレイなのか。わからないけど。
    あの時渡したそれにすごく似ていたな、なんて思ったらぽっかり空いていた穴みたいなものに久しぶりに引き摺り込まれてしまったような感覚に陥った。ずっと、その気持ちにわざと知らぬフリ 4821

    れんこん

    DONEアカデミー時代ベスティ
    出会い捏造のお話です。
    『こんなことも出来ないのか?お兄さんのブラッドはー…』

    『フェイスくん、カッコいい、全部好き!』

    『…ー兄弟なら、お前も優秀なはずじゃねーの?』

    『ねぇ、私と付き合ってよ、』



    頭の中に交互に響くのは自分への否定と肯定の言葉。いろんなものがごちゃ混ぜになった地面のない世界のど真ん中に放り出されたみたいな心地がして、びくりと体を震わせて目が覚める。
    ……うたた寝ってろくな夢を見ない。
    なんとなく蒸し暑くなってきたから、校舎の隅の木陰で横になっていたけれど、失敗した。
    陰で水分を含んだ芝が制服を湿っぽくして、まるで今の俺の状態を仲間と認めて誘ってくるような。……やだな。
    でもそれでもサボっていた授業に戻ろうなんて気も起きなくて。かといって自分と違ってやる気のあるヒーロー志望の子と同室の寮に戻る気だって起きない。
    好きと嫌いの感情のマーブルチョコは今は受け付けられなくて、女の子に会って気晴らしをしようという気にもならない。
    この無駄にただイライラと……いや、しゅんと落ち込んでいくような気持ちを抱いている時間が無駄だというのはわかっている。

    ……こういう時には音楽を聴くのが良い。
    4895

    れんこん

    DONE第二回ベスティ♡ワンライ
    カプ無しベスティ小話
    お題「同級生」
    「はぁ……。」
    「んんん? DJどうしたの?なんだかお疲れじゃない?」

    いつもの談話室でいつも以上に気怠そうにしている色男と出会う。その装いは私服で、この深夜帯……多分つい先ほどまで遊び歩いていたんだろう。その点を揶揄うように指摘すると、自分も同じようなもんでしょ、とため息をつかれて、さすがベスティ!とお決まりのような合言葉を返す。
    今日は情報収集は少し早めに切り上げて帰ってきたつもりが、日付の変わる頃になってしまった。
    別に目の前のベスティと同じ時間帯に鉢合わせるように狙ったつもりは特に無かったけれど、こういう風にタイミングがかち合うのは実は結構昔からのこと。

    「うわ、なんだかお酒くさい?」
    「……やっぱり解る?目の前で女の子達が喧嘩しちゃって……。」
    「それでお酒ひっかけられちゃったの?災難だったネ〜。」

    本当に。迷惑だよね、なんて心底面倒そうに言う男は、実は自分がそのもっともな元凶になる行動や発言をしてしまっているというのに気づいてるのかいないのか。気怠げな風でいて、いつ見ても端正なその容姿と思わせぶりな態度はいつだって人を惹きつけてしまう。
    どうも、愚痴のようにこぼされる 2767

    れんこん

    DONE第7回ベスティワンドロ用
    バレンタインイベ、カドスト等を踏まえたお話。
    not カプ
    ハッピーバースデー&バレンタイン

     ここ数日で山のように贈られたその言葉と気持ちに、珍しくちょっと流されてうわついて。

    「……。」

     なんとなく目が覚めてふわふわと浮くような腹のあたりを触る。
    むず痒いような、でも嫌じゃない感覚に、なんとなく高揚させられているのも混じっている。
     ……いろんなことがあったから、かな。

     まだ、日付の変わる手前の時間。
    LOMからの外出続き、祝われ倒しのパーティ続きでさすがに疲れ果てて、帰り着いた途端眠っていたらしい。同室のおチビちゃんはもうおねむの時間だから、隣からすやすやと気持ちよさそうな寝息が聞こえてくる。

     ……いつもガミガミと口うるさいのは変わらないのに、なんだかんだパーティでは生演奏を披露してくれた。パーティのための準備もみんなで考え尽くしたらしい。その時のことを思い出すとまた胃のあたりがふわりとして、ふふ、と口元につい笑みが浮かぶ。……こんな感覚は初めてかも。らしくないけど、たまにはいいよね。
     自分が上機嫌なのを客観的に感じて面白くなっていく。

     ……でも、なんとなく何か変な感じがする。
    ふわふわの中にお腹が空いたような変な感 5277

    れんこん

    DONE第14回ベスティ♡ワンドロ用
    お題「契約」
    フェイビリ風味です
    こ難しく短い眉を寄せたり、緩く特徴的なカーブを描く唇に当てられた手袋越しの指がトントンとそこを叩いて、何かに悩むような考えてるような素振り。スマホを何度かスクロールして、なにかを見つけたのか、寄せられていた眉が緩んで、口角も緩んだ。
    同じような光景は今まで視界の隅で何度も見てきたような気がするけれど、改めてその様子をまじまじと見つめると、なるほど、ゴーグルをして謎めいてわからない印象を抱いていたけれど、案外その表情も、醸し出す空気すら、わりと豊か。

    「ふ〜……、って、なぁにDJ〜〜!?こないだからオイラの顔見過ぎじゃな〜い?……さては〜、今更俺っちに惚れちゃった!?」
    「まさか。……アハ、もしそうだったらどうするの。」
    「エ〜!?絶世のイケメンに言われちゃ考えちゃうナ〜♡」
    「はいはいっと。せめてゴーグル外してから言ったら?」
    「ンッフッフ、ゴーグルの下はベスティ♡にはトクベツ価格でご案内シマース♡」
    「……アハ。」

    ビリーは、変わった。
    今見ていたのもただただ金を巻き上げるためだけの情報でなく、誰かを喜ばせる為の下調べ。おおよそ……、前話していたジェイの子供のことだろうか。謎の胡 3408

    れんこん

    DONE第16回ベスティ♡ワンドロ用
    お題「部屋」
    グレイから見たベスティのお話
    ※ビリー出てきません
     ちいさく、キラキラ光るガラス瓶。
    複雑な形にカットされたそれは、ハートの形状を形作っていて、その表面は光が反射しやすくなるようにさらに細工が入っている。
    蓋は黒くシンプルで、根本には濃いピンク色のリボンが巻かれていた。
     中に入っている液体は何色なんだろう。ガラス瓶の色なのか中身の色なのか、隣のスペースからは判別できない。

     わりとナチュラルなテイストで纏められたビリーくんの部屋には少しだけ不釣り合いに思えるような……というか、まるで女の子の持ち物のようなそれが、つい目に入ってくる。
     きっちりと本が並べられたデスクの上にちょん、と置いてあるそれの隣にはなにか小さな音楽プレーヤーみたいなもの。これも、濃いピンク色。ハッキリと存在を主張するそれになんだか動揺して、見なければいいのに目がチラチラとデスクの方に向く。……ううん、友達って……、難しい。


    「ビリー、いる?」
    「ヒィッ!?」
    「……っ!?」

     突然ぱしゅんと音がして部屋の扉が開いて、突然の訪問者にびくっと背中を震わせてしまった。
     なんとなく気になって仕事で留守にしているビリーくんの部屋を勝手に覗いていたから、そのやまし 4368

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    pagupagu14

    DONE四年分のラブレター/キスディノ(🍺🍕】
    https://twitter.com/pagupagu14/status/1373273751844843522?s=21の続きです。
    #ディノ・アルバーニ生誕祭2021
    #ディノ・アルバーニ誕生祭2021
    四年分のラブレター キスディノ
     「『桜の木の下には死体が眠っている』」
    「は?なんだそりゃ」
    「ジャパンで言われている言葉だ。だから桜は見事に咲くらしい」
    「へぇ…おかしなこと考える人間もいるもんだな」
    「でも、なんか怖くないか?それって」
    「怖いとか言う柄かよ、お前が」
    「キースひどい!」
    「ふっ…まあ、そうだな。ゾンビが出てきたりでもしたらたまったものではないからな」
    「ブラッドまで…」
    「まあ、そうなった時は守ってやるから安心しろ。ディノ」
    「ブラッド、てめぇ…」
    「なんだキース、言いたいことがあるなら言えばいい」
    「なんでもねぇよ〜」
    ***
    なんて、話をしたのはいつのことだっただろうか。桜が咲きだすといつもディノは花見をしに行こうと言ってじゃあ時期も近いのだからといつもディノの誕生日は花見を行くことが俺たちの間で恒例となっていた。
    それから、ディノが死んだと知らされ桜を見るたびブラッドのあの言葉が思い返されてならなかった。
    桜の木の下に死体が眠っているというのなら、こんなに同じような色の花を咲かせるのだからディノが下に埋まってやしないかと良いに任せて掘り起こそうとしてブ 1628

    ゆかした

    MEMOいつもの自分が読みたいフリー素材ビリグレ妄想ツリー。文字数ヤバいのでぽいピクにしました。
    小説でもない単なるオタクの早口です。
    男体妊娠が見たかった。
    8章後で付き合ってないビリグレなんだけど周囲から見たらどう見ても付き合ってるし無自覚独占欲がすごいビリー。仕事と居住スペース以外にグレイが出る時は可能なら着いてくし着いてかなくても何しにどこに行くかは把握してる(無意識)

    ある日グレイが体調不良でラボで検査してもらうの。そこでグレイのお腹に胎児(状の何か)がいることが判明。日常的にサブスタンスに関わるヒーロー業でなにかしらの影響を受けて男だけど妊娠したんじゃないか的仮説を言われる。サブスタンスてなんか自然現象とか引き起こすみたいなのあったし放射能みたいに蓄積すると人体にも影響あったりするんじゃない?え?ルーキーだろって?お薬の副作用だよお約束でしょ

    周りからは相手がビリーだと思われてるし、グレイのネガ的にグレイにだけ教えると斜め上に行きそうだからビリワと2人同時に教えられるんだよね。
    状況から見るに父親はキミで間違い無いよね?て聞かれるビリワ。
    ビリワ頭真っ白よね。だって付き合ってないし。無意識だけどずっとグレイのこと好きだし。でも付き合ってないし友達だしやってないしちゅーもしてないのに。
    でもそれよりも妊娠してる言われたグレイのが 2014

    ohoshiotsuki

    MAIKING死神ネタでなんか書きたい…と思ってたらだいぶ時間が経っていまして…途中で何を書いているんだ…?って100回くらいなった。何でも許せる方向け。モブ?がめちゃくちゃ喋る。話的に続かないと許されないけど続き書けなかったら許してください(前科あり)いやそっちもこれから頑張る(多分)カプ要素薄くない?いやこれからだからということでちゃんと続き書いてね未来の私…(キャプションだとめちゃくちゃ喋る)
    隙間から細いオレンジ色の空が見える。じんわりと背中が暖かいものに包まれるような感覚。地面に広がっていくオレの血。ははっ…と乾いた笑い声が小さく響いて消える。ここじゃそう簡単に助けは来ないし来たところで多分もう助からない。腹の激痛は熱さに変わりそれは徐々に冷めていく。それと同時にオレは死んでいく…。未練なんて無いと思ってたけどオレの本心はそうでも無いみたいだ。オレが死んだらどんな顔するんだろうな…ディノ、ジェイ、ルーキー共、そしてブラッド―アイツの、顔が、姿が鮮明に思い浮かぶ。今にもお小言が飛んできそうだ。
    …きっとオレはブラッドが好きだったんだ
    だから―
    ―嫌だ、死にたくない。

    こんな時にようやく自覚を持った淡い思いはここで儚い夢のように消えていく…と思われたのだが――
    3630