進撃の巨人
konohako*
REHABILI進撃の巨人 最終話前に書き始めて、書きかけになっていたものを、リハビリも兼ねて手直し。リヴァミカです。
繋がれる手(仮)後編夕刻、三兵団の合同会議も終わり自室に戻ろうと廊下を歩いている時、訓練に精を出す兵士の声が響き、導かれるよう窓の外を見下ろした。
あれから[[rb:一月 > ひとつき]]、調査兵団の体制が決まった。
巨人と戦っていた時とはわけが違う。エルヴィンもいない中、正直途中で投げ出したくなった。憲兵や駐屯兵団と違って、調査兵団にはブレーンが不在だ。そこも憲兵から補充される予定だが、果たして憲兵やってた人間が調査兵団で出来るのか。
「イカれてなきゃ続かねぇのは、巨人がいなくなったって同じだ」
現在調査兵団にて一番頭がキレそうな人物、俺にとって一番案じている部下は、何とか調査兵団に残留することが出来た。誰もが知っているミカサの状態。退団させる可能性が非常に高く危なかった。退団させて、あの状態のミカサが一人で生きて行けるとは思えない。
2851あれから[[rb:一月 > ひとつき]]、調査兵団の体制が決まった。
巨人と戦っていた時とはわけが違う。エルヴィンもいない中、正直途中で投げ出したくなった。憲兵や駐屯兵団と違って、調査兵団にはブレーンが不在だ。そこも憲兵から補充される予定だが、果たして憲兵やってた人間が調査兵団で出来るのか。
「イカれてなきゃ続かねぇのは、巨人がいなくなったって同じだ」
現在調査兵団にて一番頭がキレそうな人物、俺にとって一番案じている部下は、何とか調査兵団に残留することが出来た。誰もが知っているミカサの状態。退団させる可能性が非常に高く危なかった。退団させて、あの状態のミカサが一人で生きて行けるとは思えない。
konohako*
MAIKING最終話からだいぶ前に考えていた進撃リヴァミカの妄想話。原作の最終話とは違う未来の話で、兵団はそのまま残っています。これは長くならないのですぐ完結させたい(出来上がったら久々に支部に移動したい)
繋がれる手(仮)前編空気に混じる砂埃。
昼夜止まない荷車の音。
寝る暇があるなら寝られる場所をと、人々が建設や修繕を急いでいる。
すべてが終わり、リヴァイたちはパラディ島に戻った。
大陸ほどではないものの、壁にいた巨人どもに踏みつぶされた街は瓦礫だらけ。この光景を想像していたわけでも、していなかったわけでもない。だが、想像していた巨人のいない戦後の爽快感からは程遠かった。
馬車で中央へ送られ、報告を終えるとリヴァイはすぐに三兵団直属の病院送りとなった。調査兵団の医務室でどうこう出来るレベルではない―――当然だが。それから[[rb:二月 > ふたつき]]、容体が安定すると、ようやく調査兵団の医務室へ移された。
―――そして今、ベッドに括りつけになっているのはミカサの方だった。
3484昼夜止まない荷車の音。
寝る暇があるなら寝られる場所をと、人々が建設や修繕を急いでいる。
すべてが終わり、リヴァイたちはパラディ島に戻った。
大陸ほどではないものの、壁にいた巨人どもに踏みつぶされた街は瓦礫だらけ。この光景を想像していたわけでも、していなかったわけでもない。だが、想像していた巨人のいない戦後の爽快感からは程遠かった。
馬車で中央へ送られ、報告を終えるとリヴァイはすぐに三兵団直属の病院送りとなった。調査兵団の医務室でどうこう出来るレベルではない―――当然だが。それから[[rb:二月 > ふたつき]]、容体が安定すると、ようやく調査兵団の医務室へ移された。
―――そして今、ベッドに括りつけになっているのはミカサの方だった。
りおりん🐣
DONEリヴァハン転生物。第二次世界大戦のドイツ占領下のパリのお話。ハンがモブ愛人してますが、エチ無。世界史偏差値30台なので雰囲気見でお願いします。ウクライナ見てたら降りてきてしまい。途中までで放置してましたが、端折って何とか書き切りました。元ネタは萩尾望都さんの『エッグスタンド』です。レジスタンスの男とユダヤ人であることを隠してる女と少年の話で、エピソードを随所に使わせていただきました。
ばらの花【完全版】『ねぇ。みんなが安心して暮らせる世界になったら、2人で旅に出ようよ』
—ああ、またあの夢を見ている…夢の中でも俺は戦っていて、横にいる栗毛の女がそう囁く。
東洋人は輪廻転生という思想があるらしいが、俺には全く縁がない。
そしてもし転生したのだとしても、安心して暮らせる世界なんて、この世にあるのだろうか。
—俺は戦っている。今も。—
【L side】
「今夜進駐軍の幹部が店にやってくる。ゲシュタポの幹部に付いている栗毛の女兵士が"金のライオン"のメッセンジャーだ。上手く接触を図ってくれ」
「…了解だ」
パリは4年前からドイツ軍の支配下にあるが、レジスタンスの火種はここに来てスピードを上げて飛び火している。
4420—ああ、またあの夢を見ている…夢の中でも俺は戦っていて、横にいる栗毛の女がそう囁く。
東洋人は輪廻転生という思想があるらしいが、俺には全く縁がない。
そしてもし転生したのだとしても、安心して暮らせる世界なんて、この世にあるのだろうか。
—俺は戦っている。今も。—
【L side】
「今夜進駐軍の幹部が店にやってくる。ゲシュタポの幹部に付いている栗毛の女兵士が"金のライオン"のメッセンジャーだ。上手く接触を図ってくれ」
「…了解だ」
パリは4年前からドイツ軍の支配下にあるが、レジスタンスの火種はここに来てスピードを上げて飛び火している。