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    PROGRESS犬飼先輩お誕生日おめでとうございます!!!
    途中までしか書けていませんが、王道の(?)自分の誕生日に恋人の処女を貰う話になっています。
    時系列があれなんで先に書きますが、
    犬高三辻高二の夏にお付き合い開始
    その年度の三月に遠征選抜試験
    捏造ですが、犬大一辻高三の夏休み中に遠征に行ったことになってます。
    犬飼先輩お誕生日おめでとうございます! 今年の犬飼先輩の誕生日は、今までとは違って少しくらい特別なことをしようと考えていた。それは、俺が高校を卒業して大学生となり立場が変わったことや、近界遠征が一段落したことも関係していた。去年は新学期前に遠征選抜試験があったし、合格を告げられてからも通常の防衛任務に加えて特別な訓練もあったし、あっという間に大型連休を迎え、夏になってしまった。犬飼先輩の誕生日もそうだけれど、俺の誕生日も遠征で曖昧なかんじになってしまって、二宮さんの誕生日に三人まとめてお祝いし直したんだ。もちろんそれはそれで嬉しかったし楽しかったけれど、犬飼先輩とボーダーの同僚や学校の先輩後輩という関係を越えて付き合うようになったのだから、少しくらいは特別なことをしてみたいと、そう思った。ただ、残念なことに俺にはサプライズを企画出来るほどの知識もセンスも無かったから、これは予定を組まれる前に聞くしかないと、ストレートに尋ねることにした。犬飼先輩、次の先輩の誕生日はきちんとお祝いしたいので、何か欲しい物や行きたい場所があれば今から教えてください。だって、犬飼先輩の誕生日は大型連休の期間中にあるから、家族旅行の予定を入れてしまう可能性だってある。だから急がないといけないと、俺は半年前の十一月に切り出したんだ。さすがに早すぎる自覚はあったけれど、犬飼先輩のきょとんとした顔を見たら急に恥ずかしくなってしまった。辻ちゃん、自分の受験よりもおれの誕生日のこと考えてくれてるの? 揶揄うような声色だというのに、その目はひどくあまくて、細められた空色の三日月に俺はやっぱり赤くなってしまった。そして、犬飼先輩にしては珍しく長い沈黙の後、聞いたことのない振り絞るような声でこう言ったんだ。
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    tarako

    MOURNING去年の秋に見たい!読みたい!と思ってつらつら書き殴ったものの、完成できなさそうなのでここで供養⋯⋯⋯🙏🏻
    これの数年後設定で⚓️♻️とモブ子ちゃんのやり取り書いてて、こっちは書けそうなんだけど全然止まってる〜

    読む人を選ぶスポーツもの⚓️♻️🏀
    pwptしながらアドベイハイスクールに通うみんな。⚓️♻️ちゃんたちはバスケ部。♻️は引退したんだけどウィンターで残ってる設定。公式戦。モブ視点。
    ⚓️♻️🏀⚓️♻️🏀



    アドベンチャーシティハイスクールにて、バスケットボールのとある公式試合───



    「ッハァ、ハァ⋯今、何ピリだっけ⋯?」
    「3ピリ⋯ハァ、4分⋯」
    「ハァ⋯あと、6分もあんのか⋯あんなのと⋯ハァ、まだ、16分も、走んなきゃなんねぇの⋯?ハァ、ハァ⋯」


    鉄壁のディフェンスに畳み掛けるようなオフェンス。差は埋まらず開いていくばかり。チームの誰もが勝利を諦めていて、白旗を上げているがゲームはまだ終わらない。
    ⋯3ピリが終わるまであと5分。

    自分たちもだが、相手は2年生と1年生のチーム⋯と、ウィンターで残った3年生ひとり。相手の2年生もひとりしかいない。ほとんど1年生で構成されたチーム。

    ⋯そのたったひとりずつしかいない2年と3年に、
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    お箸で摘む程度

    MOURNING元同室 生徒会選挙の別Ver.
    .昼休みのカフェテリア、注文口まで続く長い列はのろのろとしてちっとも進まない。ヘッドフォンから流れる音楽が、ああこの曲は今朝も聴いた、プレイリストを一周してしまったらしい。アルバムを切り替えることすら面倒くさくて、今朝遅刻寸前でノートをリュックサックに詰めながら聴いていたブリティッシュロックをまた聴いた。朝の嫌な心地まで蘇ってくる。それは耳に流れるベタベタした英語のせいでもあり、目の前で爽やかに微笑む同室の男の顔のせいでもあった。
    普段はクラブの勧誘チラシなんかが乱雑に張り付けられているカフェテリアの壁には、今、生徒会選挙のポスターがところ狭しと並べられている。公約とキャッチフレーズ、でかでかと引き伸ばされた写真に名前。ちょうど今俺の右側の壁には、相部屋で俺の右側の机に座る、ウィルのポスターがこちらを向いている。青空と花の中で微笑んだ、今朝はこんな顔じゃなかった。すっかり支度を整えて、俺のブランケットを乱暴に剥ぎ取りながら、困ったような呆れたような、それでいてどこか安心したような顔をしていた。すぐ起きてくれて良かった、とか何とか言ってくるから、俺は腹が立つのと惨めなのとですぐにヘッドフォンをして、その時流れたのがこの曲だった。慌ただしい身支度の間にウィルは俺の教科書を勝手に引っ張り出して、それを鞄に詰め込んだら、俺たちは二人で寮を飛び出した。結果的には予鈴が鳴るくらいのタイミングで教室に着くことができて、俺は居たたまれない心地ですぐに端っこの席に逃げたんだけれど。
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