Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    あもり

    DOODLE突然始まって突然終わる、シンドバットとユナンの幕間、ユナン視点。時間軸的には本編開始前のつもりです。シンドリアにふらっと遊びに来てはシンドバットのそばに居たいけどいられないことを痛感して離れる、みたいなめんどくさい猫ちゃんムーヴ的行動を何度かしてそうだなぁ〜と思いながら書きました。この2人もなかなか複雑でいいよね。
    不変「言った本人は覚えていない軽くて適当な言葉ほど、うっかり他人を救ってたり殺してたりするものさ」
     開放された窓から南国特有の生ぬるい風が流れてきて、適当に括った髪がそよぐ。僕に向き合うシンドバットの顔は無愛想のままだった。何もとって食いやしないのにと思っていると、
    「そっくりそのままお前に返してやる、ユナン」
    「……ふふふ、根に持つなぁ」
    「俺はお前と違って忘れっぽくないからな」
     わかりやすく捻くれて拗ねた事を言うものだから、思わず笑ってしまう。こんな分かりやすく、変なー警戒心と好奇心があいまぜになった顔。人間の表情筋ってこんな複雑に動くものなんだと感心する。
     それに、こんな人間的で複合的な表情はきっと自分以外にシンドバットは見せないだろう。八人将たちには甘えているからここまで警戒の色は混ざらないし、対外的には七海の覇王としての役どころと面の良さを存分に活かしている。かつて興行として舞台に立った経験も織り込んでいるはずだ。
    1687

    𓆟ヤマダ𓆟

    DOODLE特典小説読んだオタクの呻き混じりのクソ長読書感想怪文書です。ネタバレエグいから気をつけてください。読みながら気になったことを支離滅裂に書き殴っているのでめちゃくちゃ長い驚きの1万字超え。全部読んで私の解釈についてこれた方は猛者です。
    解釈の煮凝りは後半怪文書の辺りから始まります。完全ブレ=スミだと思って見ています。
    特典小説読書感想怪文書正直なことを言うと、読んだ時の第一印象は文体や言葉の取捨選択があまり小説っぽくないなというものだった。
    悪いわけでは決してないんだけど、私の想定してた小説と文章の温度感が違うなっていうのが第一印象。ちょっと神によるエッセイみたいに見える時がある。いきなり4章で神というかニーナの俯瞰した視点から突然の妄想フェーズに切り替わるところとかもちょいびっくりした。アニメとか映像媒体ではよくある表現だけど、文章でそれをされるとちょっと混乱した。私が文章でそういう表現に馴染みがないだけかもしれない。
    でもそのめちゃくちゃさがbbbという作品らしくて面白いのでヨシ!
    あととにかく専門用語が多いね!ミリオタじゃないからわからーんの嵐だった。軍も自衛隊も専門知識ゼロの赤ちゃんとしては論文みたいに注大量に付けてほぢっ……それでも私は百年先も愛を誓うよ。
    13454