[ミマモ]もっとかっこいいゴーレムとかいたら「ええと……『部品が毎年二倍詰め込める時代は終わった』……？」
「何を見てるんだ、ルチア」

　ゴルトオールの砂漠から、少し孤立しているような場所に、大きな機械が置いてある洞窟があった。

　ここは、少し前にマミーが開発した「ぐっどないとＶＲ」のための電波塔だった。
　既にこの空間には何もないものかと、ルチアは思っていたが、それから日が経ってルチアとマミーは、その部屋に何かないか探し物をしていた。
　探してみると、まだマミーが手につけてない資材や、放棄されていたなんらかの紙があった。
　
「これは随分と古い新聞？　紙切れがあるなと思ったけど、いつのだろうな？」
「俺にも分からねーよ。ま、少なくともずっと昔の奴じゃないの？」

《心病難伊》- 10 - 異國、他鄉從婚禮後那天開始，玖夜就再也沒逮到過伊得，也許不該叫逮，據當事人所說︰他並沒有刻意去找人，只是如同平常活動軌跡一般去咖啡店坐一坐，然後又去大學附近辦事，而已。

事實上是不是刻意為之，以助理開車來接送的次數跟油費急遽增加便可窺得一二。

從那天開始，阿正上下學的接送工作就由店長親自接手了，伊得忙於自己的委託接案也沒怎麼去咖啡店打工，自然也遇不上那個蹲點他的某人。

事實上他也並沒有刻意去閃躲對方，只是世事就是這麼剛好，隔天到學校後他才被做報告的小組告知，之前打發時間時抽空參加的設計比賽中他們居然得了個小獎，獲得了兩枚可以到國外參觀設計展的機票。

小組五個人裡只有伊得跟另一個小女生算是家境比較一般的學員，另外三位都是富家子弟，於是這免費的兩枚機票就落到了他跟女同學的頭上，另外三位則自己掏錢去坐商務倉，準備一起看完展覽後再在當地逛一逛多玩一陣子。