鬱
nae_purin
MOURNINGモブに色々改造されて先生に救出されてほっとするも(まだ公子の威厳ギリ保ってる)こんな体みないで!って絶望して(先生に見られてもう自分が公子に相応しくないって思ってしまって)鬱になってふらっと出た徘徊先で旅人にぼろぼろの姿見られてガン泣きしながら迎えにきた先生に回収されて欲しい、話です。供養。 鍾離をの洞天を抜け出し、行く先もなく歩く。かろうじて履いたスラックスと、肩にひっかけただけの真っ白のシャツ。見下ろした自分の体は見慣れた傷しかない。鍾離に直してもらったばかりのまっさらな体。治療の際、ひとつひとつ鍾離の指先が辿っていったその傷たちはもうないはずなのに、隠すように振るえる指先シャツのボタンを留める。
踏みしめた地面に転がる石を感じながら足元を見る。洞天から転がり出た先がどこにつながるのか考える暇もなかった。呆然としたまま辺りを見回す。先ほどから見える木々は黄金に色付き、璃月の地であることは伺える。しかし2人ほどが通れる程度の道は舗装されているともいえず、裸足で歩くような道ではないことだけが確かだ。差し込む光を遮る木の葉が影をつくり道を彩る。木漏れ日の隙間から除く青空は雲一つなく、暖かい。常であれば息をのむ景色だったのかもしれない。けれど、いまのタルタリヤにとって景色がどうなどとは関係無かった。ただ、この道の先を進めば鍾離の視界から少しでも遠くに行けると盲目的に信じているだけだ。足を傷つける小石が意識の端に引っかかっては消えてゆく。
2506踏みしめた地面に転がる石を感じながら足元を見る。洞天から転がり出た先がどこにつながるのか考える暇もなかった。呆然としたまま辺りを見回す。先ほどから見える木々は黄金に色付き、璃月の地であることは伺える。しかし2人ほどが通れる程度の道は舗装されているともいえず、裸足で歩くような道ではないことだけが確かだ。差し込む光を遮る木の葉が影をつくり道を彩る。木漏れ日の隙間から除く青空は雲一つなく、暖かい。常であれば息をのむ景色だったのかもしれない。けれど、いまのタルタリヤにとって景色がどうなどとは関係無かった。ただ、この道の先を進めば鍾離の視界から少しでも遠くに行けると盲目的に信じているだけだ。足を傷つける小石が意識の端に引っかかっては消えてゆく。
thousand
DONE #ハッピーホワイトデー轟出2022ホワイトデーが憂鬱になる🐰くん
両片思いです。
轟くんはすごくモテる。
だから、「姉さんに、2/14だからこれ持っていけって言われた」と出してきた大きめの紙袋3枚に、女の子たちからのチョコレートが入りきらなくても。
結局、八百万さんに作ってもらった紙袋を5枚足してやっと収まるくらいの量をもらっていたとしても。
さすがにこの量は持ち切れなくて、「緑谷、どれか食うか?」なんて、ちょっとデリカシーのないことを言われてしまったとしても。
轟くんはすごくモテるんだ。
だから、バレンタインは忙しなく呼び出されるのは、仕方のないことだと納得していた。
けれど、今日は話が違う。
3月14日、ホワイトデー。
送られた気持ちに返事をする日。
一方的な好意は、ありふれたものだ。
僕も、その一人であるように。
2955だから、「姉さんに、2/14だからこれ持っていけって言われた」と出してきた大きめの紙袋3枚に、女の子たちからのチョコレートが入りきらなくても。
結局、八百万さんに作ってもらった紙袋を5枚足してやっと収まるくらいの量をもらっていたとしても。
さすがにこの量は持ち切れなくて、「緑谷、どれか食うか?」なんて、ちょっとデリカシーのないことを言われてしまったとしても。
轟くんはすごくモテるんだ。
だから、バレンタインは忙しなく呼び出されるのは、仕方のないことだと納得していた。
けれど、今日は話が違う。
3月14日、ホワイトデー。
送られた気持ちに返事をする日。
一方的な好意は、ありふれたものだ。
僕も、その一人であるように。
天狼の黙
DOODLE庵って、こういう服とか似合いそうだよねと思って描いたやつ。服飾の模様もかなり適当かつ、全体的にモノクロバランスもなってないけど、こういうグレースケールだけで塗り倒して線ではなく面で表現する描き方、鬱屈した何かを晴らすのに最適なのでよくやります。ittu_tesuta
DONE[サイテリ]ネクロフィリアの📖の話
自分得でしかない話を3万字くらいでぼちぼち書いている……そのうち完成したらしぶに上げる予定です。こんな鬱々とした雰囲気の話なので、もしお口に合うという稀有な方がいらっしゃいましたらどうぞよろしくお願いします。
[追記]
無事完成しました〜!
完成版:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14174159
山無🍐
SPOILERにじさんじエモクロア「夢見の妖精」KP:ていくん
[十 立花(つなし りっか)]:山無
秦野 めぐ(はたの めぐ)[MegaNoah]:さとねくん
[天使 翼(あまつか つばさ)]:玲ちゃん
知識系ヤニカスレビューVで行きました
ヒーラーだったけど途中から躁鬱ですまんかった
https://twitter.com/yamanashi_74/status/1500424195687141379 19
やすみ先生
DONEクリアしました。文字通り一生忘れられません。おやすみ、おやすみ
------------
かなり運命的なきっかけで、日本語リリース時に再会したタイトルでした。
ホラーも鬱も全くダメな僕でもなんか直感的に遊ばなきゃと思って。
相方のしもやけさんに見守ってもらいながら、通常ルート1週目クリアしました。別ルートもやりつつレポまとめようと思ってます。
windsdance_yoru
SPUR MEポイピクくんお試しも兼ねて。呟いてたやつの冒頭部分(起承転結の起)
まだまだ練り足りないしブランク明けだし修正入れるかもだけど、尻叩きに載せときます。
※暗いです。
※全授1章要素あり。
※ゲーム本編程度の鬱描写あります。ご注意。
(2022/09 補足→全授1章公開後すぐに勢いで書いたやつです。念の為) 1625
サクライロ
DOODLEしつこくも宵闇奈落番外です。以前ちらっとあげた漫画ラフから続く場面です。夜会前に手篭めにした、その夜会での一幕。唐突にテュールとドリスの会話を読みたくなって書き殴りました。オチはない。他進捗ですが、死ぬ病メリバのゴールがようやく見えてきました!本編続きものろのろ書いてます、イヤー故郷に着いてしまう嫁が離脱してしまう…!あと姫始めももう少し。二大鬱話を並行して書いてるお陰で箸休めばかり進みます。
思いつきで書きたいとこだけ書いた従兄妹同士の話「もうダンスはお終いですの?」
歓談の合間に果実水で喉を潤していたら、同じくグラスを取りに来たらしい従妹が声をかけてきた。
「ああ……うん。どうしても、ダンスは苦手でさ」
「ええ、そのようで」
つれない返事を苦笑で誤魔化し、手元の水を呷った。夜会の雰囲気には幾分慣れてきたが、居心地の悪いことは変わらない。値踏みする視線を感じるたび、まだまだ信用されていないなと苦く思う。
忠臣達の配慮のお陰で、娘を妃にと迫られる頻度が減ったことだけがせめてもの救いだ。それはそれで、今度は次代である子供達に白羽の矢が立ちつつあるわけだが。
「まるで妖精か、女神様のようだわ」
僕の溜め息を打ち消すように、ドリスがうっとりと広間の中央を見つめて呟いた。
5309歓談の合間に果実水で喉を潤していたら、同じくグラスを取りに来たらしい従妹が声をかけてきた。
「ああ……うん。どうしても、ダンスは苦手でさ」
「ええ、そのようで」
つれない返事を苦笑で誤魔化し、手元の水を呷った。夜会の雰囲気には幾分慣れてきたが、居心地の悪いことは変わらない。値踏みする視線を感じるたび、まだまだ信用されていないなと苦く思う。
忠臣達の配慮のお陰で、娘を妃にと迫られる頻度が減ったことだけがせめてもの救いだ。それはそれで、今度は次代である子供達に白羽の矢が立ちつつあるわけだが。
「まるで妖精か、女神様のようだわ」
僕の溜め息を打ち消すように、ドリスがうっとりと広間の中央を見つめて呟いた。
やさか
DONEフェルジタの教師と生徒パロです。現パロです。3日で本作れるかチャレンジしましたが無理でした。・メリバな根暗エンドです。鬱気味です。
・ルシフェルの行動が倫理的によくないです。ジータちゃんのSAN値ガリガリ削ります。
・性描写を仄めかす表現が出てきます(具体的な描写はありません)
・小説とは言いにくい稚拙な文章でネタ帳に近いです
趣味満載のため何でもOKの方のみどうぞ。
ねむり姫は王子のキスで目覚めない 彼女はふと目を覚ました。いつもの朝かと思った。しかし。
(体が……重い)
瞼は開いた。天井の光景がぼんやりと見えた。しかし、体が重く動かすことができずにいた。何かおかしい、そう思ったときだ。
「ジータ!?」
突然男性の声が聞こえた。首を動かすのも辛く、ほんの少しだけ首を動かし、目だけそちらにやる。とても整った容姿の男性がいた。……見覚えはない。
(だ……れ?)
その男性はベッド横にあった椅子に座っていたようだった。慌てて立ち上がり枕元にぶらさがっていたスイッチを押す。
(あれ、病院にあるやつみたい)
ドラマや映画で見たことがある、病院のベッドの枕元にぶら下がっているスイッチのように見えた。いわゆるナースコールというものか。
41142(体が……重い)
瞼は開いた。天井の光景がぼんやりと見えた。しかし、体が重く動かすことができずにいた。何かおかしい、そう思ったときだ。
「ジータ!?」
突然男性の声が聞こえた。首を動かすのも辛く、ほんの少しだけ首を動かし、目だけそちらにやる。とても整った容姿の男性がいた。……見覚えはない。
(だ……れ?)
その男性はベッド横にあった椅子に座っていたようだった。慌てて立ち上がり枕元にぶらさがっていたスイッチを押す。
(あれ、病院にあるやつみたい)
ドラマや映画で見たことがある、病院のベッドの枕元にぶら下がっているスイッチのように見えた。いわゆるナースコールというものか。
内藤権兵衛
MOURNINGCPP沼すぎる〜❕ぽこふがが鬱なので少し明るいかんじにしましたが毎度のことメリバ気味です〜❕苦手な方は回れ右💪
約束は宇宙ジョークにしないで。「ふが〜!!大変ポコ!!!」
朝から叫びながら近寄ってくるポコにふがと呼ばれた妖精は呆れたように話しかける
「ぽこ、ここで騒ぎすぎるなって前も怒られたふがよ?この前も私まで怒られて…うわっ!!」
「ごめんぽこ!」
テキトーに流れで謝りつつ勢いよくふがの手を引いてポコが窓に駆け寄る。外は薄暗く空には一面の灰色の雲が敷き詰められていた。ザーザーと降り注ぐ雨の音が鳴り止まない。
「雨ポコ〜!!!!!」
「みればわかるふが!!!!」
「でもっでも〜!!!」
今にも泣きそうなポコをふがが宥める。今日は二人で出かける約束をしていたのだ。「海」に。
ぽこりーぬ星にも地球と同じようにうみがある。城のある内地で働いていた二人は海を見たことがなかったのである。それをセレナーデ姫に伝えたところ『いってきなよ〜お仕事お休みにしてあげるからね。たのしんでおいで』と言われたので二人は姫のお言葉に甘えて向かう予定だったのである。
1308朝から叫びながら近寄ってくるポコにふがと呼ばれた妖精は呆れたように話しかける
「ぽこ、ここで騒ぎすぎるなって前も怒られたふがよ?この前も私まで怒られて…うわっ!!」
「ごめんぽこ!」
テキトーに流れで謝りつつ勢いよくふがの手を引いてポコが窓に駆け寄る。外は薄暗く空には一面の灰色の雲が敷き詰められていた。ザーザーと降り注ぐ雨の音が鳴り止まない。
「雨ポコ〜!!!!!」
「みればわかるふが!!!!」
「でもっでも〜!!!」
今にも泣きそうなポコをふがが宥める。今日は二人で出かける約束をしていたのだ。「海」に。
ぽこりーぬ星にも地球と同じようにうみがある。城のある内地で働いていた二人は海を見たことがなかったのである。それをセレナーデ姫に伝えたところ『いってきなよ〜お仕事お休みにしてあげるからね。たのしんでおいで』と言われたので二人は姫のお言葉に甘えて向かう予定だったのである。
内藤権兵衛
MOURNING⚠️二次創作故本編とはかなり違う捏造が含まれています苦手な方は回れ右
いや〜CPP手を出してしまいました😭
本編も鬱ですが鬱厨としてはさらに鬱展開を考えたくて書いてしまいました❕
『もし、ふがの魔力が発動しなかったら』「なに、この薄汚れてるの。」
紫の妖精に連れられてゴミ捨て場にここには見合わないいかにもお金持ちそうな少女が降り立った。これは、『もし、ふがしの魔力が発動せず、何も変わらずに話が進んだら』のIf作品である。
Atmというもとここで死んでいた妖精に魂を入れてゾンビ化させたのが3年前。カキン星のゴミ捨て場にAtmによって連れてこられたうづぅは不服そうな声を上げた。
目の前には薄汚れた猫型の妖精が転がっていた。
「Atm、これは抜け殻なのよ。もう生きてないからあなたの友達にはできないの。」
横で「かきん…カキン…」と寂しそうな声を上げるAtmを見てうづぅは頭を抱えた。うづぅはAtmのこういう仕草にに弱いのである。
1105紫の妖精に連れられてゴミ捨て場にここには見合わないいかにもお金持ちそうな少女が降り立った。これは、『もし、ふがしの魔力が発動せず、何も変わらずに話が進んだら』のIf作品である。
Atmというもとここで死んでいた妖精に魂を入れてゾンビ化させたのが3年前。カキン星のゴミ捨て場にAtmによって連れてこられたうづぅは不服そうな声を上げた。
目の前には薄汚れた猫型の妖精が転がっていた。
「Atm、これは抜け殻なのよ。もう生きてないからあなたの友達にはできないの。」
横で「かきん…カキン…」と寂しそうな声を上げるAtmを見てうづぅは頭を抱えた。うづぅはAtmのこういう仕草にに弱いのである。
UM7a5
CAN’T MAKEなんか向坂晶書くと、必ず鬱になるんだけどなんで?パラレルてきな、なんか世にも奇妙な物語てきなそれ。💎🔨 ドタドタと階段を駆け上がる騒音で、段々と夢から意識が浮上していく。
「兄貴、歌番組にモナーク出るって!!」
ノックせず大きな音を立てて俺の自室の扉を開ける弟は、プレゼントを待ちきれない子供のようにはしゃいでいた。きっと、いち早く伝えたかったのだろう。俺が返事をする前に「兄さんごめん、起こしちゃったな」と妹が遠慮気味に顔を覗かせる。普段、大人しい妹も早く伝えたいという利害が一致したのだろう。片手にテレビのリモコンを持ったままだった。実の兄である立場からしても、可愛らしい妹弟である。
まだ、少し寝ぼけたままベッドから起き上がる。
「うん、ありがとう。今行くね。」
そう声をかけると、ふたりは我先にと階段降りていく。可愛らしくはあるが、そろそろ落ち着きを覚えて欲しいものだ。ベッドから立ち上がろうと手をつける。
1447「兄貴、歌番組にモナーク出るって!!」
ノックせず大きな音を立てて俺の自室の扉を開ける弟は、プレゼントを待ちきれない子供のようにはしゃいでいた。きっと、いち早く伝えたかったのだろう。俺が返事をする前に「兄さんごめん、起こしちゃったな」と妹が遠慮気味に顔を覗かせる。普段、大人しい妹も早く伝えたいという利害が一致したのだろう。片手にテレビのリモコンを持ったままだった。実の兄である立場からしても、可愛らしい妹弟である。
まだ、少し寝ぼけたままベッドから起き上がる。
「うん、ありがとう。今行くね。」
そう声をかけると、ふたりは我先にと階段降りていく。可愛らしくはあるが、そろそろ落ち着きを覚えて欲しいものだ。ベッドから立ち上がろうと手をつける。
みなせ由良
PASTいきなりじゅじゅちゅ(´∀`; )じゅじゅちゅゼロ観に行った記念です 原作を単行本で履修している勢ですが、しょっぱなから高専2年生勢すこ派だたのでゼロはもう推ししかいない世界…最高のす…(ゴロゴロ
だので、ちょっと前の原作の真希さんやパンダがつらい展開が鬱でしたなあ…ガッデム…
Ussssssssa_
MOURNING140字SS、SSまとめ鬱、ほのぼの、恋愛諸々混合⚠
基本イナウサ、時々ウィスケー
🌾🐰へのお題は『いい加減思い知れば良いのに』です。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ミーはイナホの相棒で、一番最初の友達で、イナホの中での一番。この座は誰にも渡せない。誰にも渡したくない。…イナホも、いい加減思い知れば良いのに。ミーに気に入られてしまったユーは、もう何処にも逃げられないということを、その身で思い知れば良い。
貴方は🌾🐰で『別れてください』をお題にして140文字SSを書いてください。
⚠140字以上/擬🐰/イナウサ付き合ってる前提
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「別れて欲しいダニ。」
彼はそんな事を言いながら、小さな箱に入った指輪を私の方へと差し出している。
今日は何時ものように探偵の仕事を終え、2人で夕食をお気に入りのレストランで食事をする。ただ何時もの日常を繰り返していただけ、の筈だった。
1296┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ミーはイナホの相棒で、一番最初の友達で、イナホの中での一番。この座は誰にも渡せない。誰にも渡したくない。…イナホも、いい加減思い知れば良いのに。ミーに気に入られてしまったユーは、もう何処にも逃げられないということを、その身で思い知れば良い。
貴方は🌾🐰で『別れてください』をお題にして140文字SSを書いてください。
⚠140字以上/擬🐰/イナウサ付き合ってる前提
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「別れて欲しいダニ。」
彼はそんな事を言いながら、小さな箱に入った指輪を私の方へと差し出している。
今日は何時ものように探偵の仕事を終え、2人で夕食をお気に入りのレストランで食事をする。ただ何時もの日常を繰り返していただけ、の筈だった。
サクライロ
SPUR ME「好きと言ったら死ぬ病」竜神に救いを求めたメリバ√、終わらなかった…!途中ですが一度投稿します。1月中には書き上げたい!今年最後がこんな鬱いのですみません全編通して別れの匂いしかしない。これここまでの歴史があるからこそ哀しいんだと思うんです(号泣)そう思うとやっぱり、このまま終わらせるわけにはいかないなって思うんですよね。
※死ネタ有
※BAアフタースピンオフ構想とは少し違う世界線
好きと言ったら死ぬ病...merrybad√【前編】 天女のようなそのひとは、ぼんやりと、白い椅子に腰掛けて遠くを見ていた。
高い雲の、遥か上。常春の、抜けるような空がどこまでも青く続く。遮るものがない陽射しはなだらかで、けれど肌に刺さる寒さが、ここが地上ではないことを知らしめる。
ここまで登ってくる間、雲海の下は雪だっただろうか。
殺風景な、白い石造りの城壁。神殿を思わせる静謐で荘厳な空間。その奥まった一室の片隅に、彼女は空ばかり眺めて坐る。
面識のない人間が彼女を見れば、本物の女神だと思ったかもしれない。
女性の面差し、姿は数年前とほとんど変わらなかった。白磁の肌に埋め込まれた宝石のような翡翠色の瞳、長い睫毛は髪と同じ空の色をしている。純白の滑らかなローブドレスの膝に細い手を重ねて、左手の薬指には蒼石を埋め込んだ白銀の指輪が光っている。桜貝の唇は薄く開かれているが、およそ生気も呼気も感じられない。初めて見た時と同じ華奢な体つきで、伸ばしっぱなしなのだろう、髪だけがあの頃よりずっと長い。
14510高い雲の、遥か上。常春の、抜けるような空がどこまでも青く続く。遮るものがない陽射しはなだらかで、けれど肌に刺さる寒さが、ここが地上ではないことを知らしめる。
ここまで登ってくる間、雲海の下は雪だっただろうか。
殺風景な、白い石造りの城壁。神殿を思わせる静謐で荘厳な空間。その奥まった一室の片隅に、彼女は空ばかり眺めて坐る。
面識のない人間が彼女を見れば、本物の女神だと思ったかもしれない。
女性の面差し、姿は数年前とほとんど変わらなかった。白磁の肌に埋め込まれた宝石のような翡翠色の瞳、長い睫毛は髪と同じ空の色をしている。純白の滑らかなローブドレスの膝に細い手を重ねて、左手の薬指には蒼石を埋め込んだ白銀の指輪が光っている。桜貝の唇は薄く開かれているが、およそ生気も呼気も感じられない。初めて見た時と同じ華奢な体つきで、伸ばしっぱなしなのだろう、髪だけがあの頃よりずっと長い。
SALVA.
DONEクラフくんの最期の話。駄文と、誤字脱字と、雑の注意。
鬱注意。
エトワールトワイラが死ぬ。
別になんてことは無い。
誰よりも恨んでいた、誰よりも憎かった兄だ。
彼と居ていいことなんてひとつも無かったから。
僕らは双子だ。
一卵性の、正真正銘の双子。
見た目も仕草もそっくりな僕らは、幼少期に離れ離れになった。
昔からエトワール一族は、天使としての責務全うに過剰な執着をしていた。定命型のあるべき姿を過信して、命にとって残虐な定めを繰り返すこの責務に命を捧げていた。代々必ず跡継ぎの男を産み、天使の在り方を定義付けてきたこの血筋は、天使の間でも知らない者はいない。
後継として生まれた天使は、幼少期から「素晴らしい天使」になるための、残酷で理不尽な教育下で育つ。
情を断たれ、躊躇せず命を奪える心を培われ、優しさを忘れる。
18567別になんてことは無い。
誰よりも恨んでいた、誰よりも憎かった兄だ。
彼と居ていいことなんてひとつも無かったから。
僕らは双子だ。
一卵性の、正真正銘の双子。
見た目も仕草もそっくりな僕らは、幼少期に離れ離れになった。
昔からエトワール一族は、天使としての責務全うに過剰な執着をしていた。定命型のあるべき姿を過信して、命にとって残虐な定めを繰り返すこの責務に命を捧げていた。代々必ず跡継ぎの男を産み、天使の在り方を定義付けてきたこの血筋は、天使の間でも知らない者はいない。
後継として生まれた天使は、幼少期から「素晴らしい天使」になるための、残酷で理不尽な教育下で育つ。
情を断たれ、躊躇せず命を奪える心を培われ、優しさを忘れる。