鶴丸
フスキ
DONE恋人がさんたくろーすな幼児水の水麿小説。鶴丸さんと清光と一緒にクリスマスにお留守番をする幼児水です。メリークリスマス!こいびとが(幼児水×麿)「恋人がサンタクロースなんだよ、水心子ぃ!」
加州が半分閉じかけの目をしてそう喚きグラスをテーブルに置く。その目の前できょとんとする幼児を眺めながら、鶴丸は引きつった笑いを漏らした。
「……また、ずいぶん派手に酔ったなあ、きみは……」
珍しくも泥酔しきった加州清光は、だって、と声を上げたあと唐突に泣き出した。子供のように声を上げてである。本物の幼児の身の水心子はびっくりしたように肩を跳ねさせたので、そっとこちらに引き寄せた。
「だって、だってさあ、せっかくのクリスマスなのに! こんな日に一人にするとか主ばかだよ~! 恋人がいなくたってせめて仲間と祝いたいのに! なんで俺だけ残して出陣なのさ~!」
びえええ、と表記するほかない泣き声に、さすがに同情心は湧いてくる。
3008加州が半分閉じかけの目をしてそう喚きグラスをテーブルに置く。その目の前できょとんとする幼児を眺めながら、鶴丸は引きつった笑いを漏らした。
「……また、ずいぶん派手に酔ったなあ、きみは……」
珍しくも泥酔しきった加州清光は、だって、と声を上げたあと唐突に泣き出した。子供のように声を上げてである。本物の幼児の身の水心子はびっくりしたように肩を跳ねさせたので、そっとこちらに引き寄せた。
「だって、だってさあ、せっかくのクリスマスなのに! こんな日に一人にするとか主ばかだよ~! 恋人がいなくたってせめて仲間と祝いたいのに! なんで俺だけ残して出陣なのさ~!」
びえええ、と表記するほかない泣き声に、さすがに同情心は湧いてくる。
てとら
DOODLE弊本丸の刀たちのうち、鶴丸のラフが出来ました。・見た目品行方正の鶴丸。絶対どこかで頭を打ってきたか打たれてきたか、ただの猫被りなのかは鶴丸本人しか知らない。
好きな事はやっぱり穴掘り。
自分色に染めるのが大好き。少々ヤンデレちっくな鶴丸。
れん。
MOURNINGイベントありがとうございました!な、会場で描いた鶴丸。(描き直したい)と、準備号の描き下ろしで、なぜか登場しないのに描いてしまった浦島くん(パライソの呪い?)
と、今回お世話になったサークル主の友人へサプライズプレゼントしたむっちゃん。 3
aiporonica
DONEこれはまだ、俺が刀剣男士になれていなかった頃の話。本丸が出来て間もない頃、同じ平安刀のよしみで共に出陣を繰り返していた三日月宗近と鶴丸国永は島原の乱に出陣することになる。二人が向かった先はかつて山田右衛門作が暮らしていたという口之津村。その港口に潜んでいた歴史遡行軍と遭遇するが……
酷薄のインフェるノ②「オロロン、オロロン、オロロン、バイ」
「変わった歌だな」
男は幼子を大切そうに抱えながらその歌を謡っていた。
皺が寄った口元に、穏やかな表情を浮かべて。
「この土地に伝わる子守歌です」
「へぇ」
物珍しそうに近寄れば、彼は眉尻を下げて何かを懐古しながら嬉しそうに微笑んだ。
「私が謡うとすぐに寝付くものだから、子守歌を謡うのは私の役割だったんですよ」
「なあ、俺にも教えてくれるかい?」
「はい、もちろんです」
―――これはまだ、俺が刀剣男士になれていなかった頃の話。
◆
「今回の任務もあなたたち二人にお願いします」
「島原の乱か、……厳しい出陣になりそうだな」
「なに、鶴丸と一緒ならば平気さ」
本丸が出来て間もない頃、刀剣男士の数も少なく少数精鋭で歴史改変の阻止に赴かなければならない頃があった。二振りで出陣なんていうものはザラにある。中でも同じ平安刀であるよしみから、三日月宗近と鶴丸国永は中でもより難度が高いとされる地に出陣させられていた。顕現したばかりの刀剣男士はまだ感情が定まっておらず、出陣に支障を来すことが稀にある。特に、自分たちが辿ってきた歴史の地に出陣した時には自らの感情に飲み込まれてしまう者も少なくはなかった。
9367「変わった歌だな」
男は幼子を大切そうに抱えながらその歌を謡っていた。
皺が寄った口元に、穏やかな表情を浮かべて。
「この土地に伝わる子守歌です」
「へぇ」
物珍しそうに近寄れば、彼は眉尻を下げて何かを懐古しながら嬉しそうに微笑んだ。
「私が謡うとすぐに寝付くものだから、子守歌を謡うのは私の役割だったんですよ」
「なあ、俺にも教えてくれるかい?」
「はい、もちろんです」
―――これはまだ、俺が刀剣男士になれていなかった頃の話。
◆
「今回の任務もあなたたち二人にお願いします」
「島原の乱か、……厳しい出陣になりそうだな」
「なに、鶴丸と一緒ならば平気さ」
本丸が出来て間もない頃、刀剣男士の数も少なく少数精鋭で歴史改変の阻止に赴かなければならない頃があった。二振りで出陣なんていうものはザラにある。中でも同じ平安刀であるよしみから、三日月宗近と鶴丸国永は中でもより難度が高いとされる地に出陣させられていた。顕現したばかりの刀剣男士はまだ感情が定まっておらず、出陣に支障を来すことが稀にある。特に、自分たちが辿ってきた歴史の地に出陣した時には自らの感情に飲み込まれてしまう者も少なくはなかった。
turubamitanbo
PROGRESS現在修正中の一場面。最初の方に鶴丸さんの城(という名の図書室)で画集を探すというクエストが生じます(クエストて)泡影くんについては、原稿が終わったら紹介がてら何枚かイラストを描きたいかもしれない…そんな感じで進捗いい感じでございます(・▽・)
neco_10_maru
MENUかくかくみかみか3開催おめでとうございます!イベントお題の「天気」お借りしました。
友達のチャムちゃんが構図から仕上げまでやってくれたので(感謝🙏)私は鶴丸の線画しか描いてません!ありがた〜い!🥺🌸✨
このイラストにちなんだ短い漫画を後でアップ予定ですので、また覗いていただけたら嬉しいです!
楽しいイベントになりますように🤍💙
namiri
MEMO文字情報があれですが別段内容にかかわったり内容を受けて描いたものではなく鶴丸描きたい~~!って気持ちの高ぶりで描いた楽合わせで出せばよかったかもと思うけどまあその時にはまた新しいの描くかもしれないし描かないかもしれないし
nako
SPOILERパ🌊一番好きなシーン(背景は多分海じゃなかった気がする)伽羅ちゃんおちょくってキャッキャする鶴丸とそれにつきあってあげる伽羅ちゃん可愛すぎて泣いた〜〜〜一生キャッキャしててほしい
aiporonica
DONE刀ミュ新作のパライソ前日譚序章部。観劇後にご覧下さい。今回は主にその後の部分のみ。前日譚に関しては随時ポイピクに投げていきます。年明けくらい纏め&書き下ろしを添えて本にします。
【全体を通しての内容はこんな感じ】
鶴丸は二度目の島原の乱だった
三日月と鶴丸が二人だけで出陣した過去がある
今回よりももっと凄惨な歴史改変を試みている
鶴丸国永が山田右衛門作に残した仕掛けの話
みかつるではない
酷薄のインフェるノ「――オロロン、オロロン、オロロン、バイ」
男は、海に向かって謡っていた。
白髪頭、皺が寄った手、決して若くはない。
太陽が赤く染まる逢魔時、その男は海に向かって歩き出した。
◆
彼らが本丸に帰城したのは、黎明の刻。言葉も交わさず、それぞれが自室へと帰って行く。しかし、出陣した六振りのうち一振りだけはこの本丸の主である審神者のもとへと向かった。
白く美しい眞白の刀、平安時代に五条国永の手によってこの世に生まれた名刀、鶴丸国永。あちこちを転々として辿り着いた先は明治天皇のもと。今では御物として納められ、人目に触れることはない。彼は今、刀剣男士として顕現を果たし、歴史改変を目論むとされる歴史修正主義者と相対する者としてこの世に存在している。今回の出陣で部隊長を務めたのは彼だった。
6443男は、海に向かって謡っていた。
白髪頭、皺が寄った手、決して若くはない。
太陽が赤く染まる逢魔時、その男は海に向かって歩き出した。
◆
彼らが本丸に帰城したのは、黎明の刻。言葉も交わさず、それぞれが自室へと帰って行く。しかし、出陣した六振りのうち一振りだけはこの本丸の主である審神者のもとへと向かった。
白く美しい眞白の刀、平安時代に五条国永の手によってこの世に生まれた名刀、鶴丸国永。あちこちを転々として辿り着いた先は明治天皇のもと。今では御物として納められ、人目に触れることはない。彼は今、刀剣男士として顕現を果たし、歴史改変を目論むとされる歴史修正主義者と相対する者としてこの世に存在している。今回の出陣で部隊長を務めたのは彼だった。
periofeel
MAIKING※刀剣破壊描写があります友人が木製模造刀の三日月と鶴丸を折ったことから供養的に書いた話の一つ
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主の身代わりとして遡行軍に拐われてしまった三日月と鶴丸。主が政府に掛け合ったものの要求に応えることは出来ないと言われてそれから数日後に本丸に差出人不明の荷物が届き、嫌な胸騒ぎと共に開けてみると無惨な姿の鶴丸と三日月が………
※刀剣破壊表現あります主はそこから寝込んで床に伏してしまい、折られた鶴丸は伊達の刀たちが引き取り三日月は三条に引き取られた。
「鶴さんは………暗くて、狭いところに入ると前の主のことを考えてしまうって言ってたから、どこか明るくてにぎやかなところにいさせてあげたいな…」と伊達の刀により本丸の中に分からないようにひっそりと
「三日月………あなたはいつも本丸の事ばかり気にかけて、ちっともゆっくり出来なかったでしょう……せめてよく眺めていた桜の木のそばに………」って庭の端にある大きな桜の木の下に
それぞれ安置されたり埋められたりした
誰もが悲しみ本丸中の火が消えたようなその夜、皆寝静まったころに桜の木の下に山姥切国広が立っていた
新しく掘り起こされたような土跡を見つけるとそのまま無心で掘り始めた
1107「鶴さんは………暗くて、狭いところに入ると前の主のことを考えてしまうって言ってたから、どこか明るくてにぎやかなところにいさせてあげたいな…」と伊達の刀により本丸の中に分からないようにひっそりと
「三日月………あなたはいつも本丸の事ばかり気にかけて、ちっともゆっくり出来なかったでしょう……せめてよく眺めていた桜の木のそばに………」って庭の端にある大きな桜の木の下に
それぞれ安置されたり埋められたりした
誰もが悲しみ本丸中の火が消えたようなその夜、皆寝静まったころに桜の木の下に山姥切国広が立っていた
新しく掘り起こされたような土跡を見つけるとそのまま無心で掘り始めた
periofeel
MAIKINGとても途中で終わっているせいで三日月が名前しか出てこないファンタジーパロ。鶴丸はいっぱいでます
文字の読めない印刷屋まんばくんと大人気小説家のみかちの話むかしむかし、とあるところに三条という推理小説家がおりました。
三条の小説は幾重にも折り重なったような綿密なトリックとまるでその場にいるかのような臨場感、そしてそれらが優美な文章で綴られている。
年齢どころか性別すら公開されていない作者のミステリアスさもまた人気に拍車をかけていた。
その人気はその国内外を問わず、翻訳を待てないファンがわざわざ原本を買いに国を越えてくることも。
その話はすぐに王宮にも届き、興味を持った王様は試しに一冊、そしてそのまま眠ることも無く読破するとすぐさま家臣を使い作者を呼び出しました。
呼び出しに応じて現れた一人の男に王様は焦れたように問いました。
「あの小説に続きはあるのだろう?あの後、主人公はどうなるのだ?その話の続きが気になって何も手につかないのだ」
2728三条の小説は幾重にも折り重なったような綿密なトリックとまるでその場にいるかのような臨場感、そしてそれらが優美な文章で綴られている。
年齢どころか性別すら公開されていない作者のミステリアスさもまた人気に拍車をかけていた。
その人気はその国内外を問わず、翻訳を待てないファンがわざわざ原本を買いに国を越えてくることも。
その話はすぐに王宮にも届き、興味を持った王様は試しに一冊、そしてそのまま眠ることも無く読破するとすぐさま家臣を使い作者を呼び出しました。
呼び出しに応じて現れた一人の男に王様は焦れたように問いました。
「あの小説に続きはあるのだろう?あの後、主人公はどうなるのだ?その話の続きが気になって何も手につかないのだ」