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    kle8tri

    DONE膝枕されながら刀と桜が見たい!というヨコシマな動悸で書きました。
    これ他にも何振りか試しに書いてみたんですが肥前くんはおれは膝枕はされる専門とのことで話が続かず、南海太郎ちゃんはどっか行っちゃう、薬研さんは太腿が気になって桜どころではなく、宗三さんは御本刃のお色気が桜を食ってしまうので長義くんになりました。
    書いてみたら長義くんと桜の親和性高すぎて驚いた。
    花見で一服陽が沈む前は鮮やかだった空が少しずつ色を失っていく。
    その過程を見るともなしに空を見上げていると、今が盛りの桜が目に入る。
    視界いっぱいを埋め尽くすそれらはまるで星のようで、時折ひらひらと去り行く様が空からこぼれる流れ星みたいだなあと思う。ひとひら、またひとひらとぼんやり見送りながら、煙をひとくさり吐き出した。
    桜は本丸の中にあちこちあるけど、私はこの場所が好きだ。
    本丸の外れ、居住棟から離れた本丸の端っこに、前任者の趣味なのか、簡素な茶室を備えた小さな小屋が建っている。
    通称「西の屋」のあるこの一帯は、野点でもするつもりで切り拓いたのかちょっとした公園くらいの広場になっていて、そこを覆うかのように樹齢半世紀は過ぎていそうな高くて太い桜の老木が枝を広げているのだ。
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